総合旅行業務取扱管理者試験の「海外旅行実務」には英語の問題が含まれており、苦手意識を持つ方も多い分野です。
語学系の資格による免除制度があると誤解されがちですが、実は英語科目単体の免除はありません。
この記事では、英語問題のレベルと、英語が苦手でも合格ラインを突破するための「海外旅行実務」の攻略法を解説します。
総合旅行業務取扱管理者試験の英語レベルと配点
総合旅行業務取扱管理者試験における英語は、単独の科目ではなく「海外旅行実務(200点満点)」の中に組み込まれています。
難易度と配点の実態を把握することが、対策の第一歩です。
英語の難易度の目安となる観光英語検定2級
英語問題のレベルは、観光英語検定2級相当が目安となります。
一般的な学校英語よりも、ホテルや航空券の手配など、旅行実務に即した語彙が中心です。
基礎的な単語力があれば、旅行業界特有の用語を覚えることで十分に対応できます。
「海外旅行実務」の一部であり単独の免除は不可
TOEICや英検などの資格で英語が免除になるという噂もありますが、これは全国通訳案内士試験などの別資格と混同された誤解です。
総合旅行業務取扱管理者試験では、英語だけを切り離して免除する制度は存在しません。
英語問題は「海外旅行実務」という200点満点の科目のうち、約40点分を占める1パートとして出題される仕組みです。
長文読解を中心とした出題形式とテーマ
出題形式は長文読解や語彙の意味を問う選択式がメインで、一部英文和訳が含まれる年度もあります。
ホテルのキャンセルポリシー(Cancellation Policy)や航空券の運賃規約など、実務で目にする英文が素材です。
特段の断りがない限り、その年の指定された基準日の法令や規則に基づいて作成されています。
総合旅行業務取扱管理者試験の海外旅行実務攻略法
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英語の配点が全体の約2割であることを考慮すると、他の分野で確実に得点を稼ぐ戦略が有効なアプローチとなります。
英語の得点が低くても合格ラインの突破は可能
「海外旅行実務」の合格基準点は、原則として満点である200点の60%にあたる120点です。
英語の40点分がすべて不正解だったとしても、残りの160点分で120点以上を取れれば合格基準に達します。
英語は最低限の解答にとどめ、他の分野で確実に点を取るというのも合理的な試験対策のひとつです。
確実な得点源となる国際航空運賃計算
海外旅行実務の中で配点が高く、最も時間を要するのが資料を用いた航空運賃の計算問題です。
複雑に見えますが、資料の読み取り方と計算のルールを一度マスターすれば、安定して得点できる領域に変わります。
頻出の出入国手続きや海外地理を暗記
パスポートの申請や失効、出入国手続きに関する法令知識も頻出テーマの一つです。
たとえば、同一戸籍内の複数人が同時に申請する場合の特例や、帰国時の免税範囲の計算が問われます。
加えて、アメリカのESTAといった電子渡航認証に関する要件、世界遺産などの海外地理も出題範囲です。
これらは暗記でカバーできるため、英語の失点を補う大きな得点源になります。
総合旅行業務取扱管理者試験の対策と当日の注意点
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試験の仕組みや当日のルールを正確に把握しておくことで、落ち着いて本番に臨むことができます。
科目合格制度の活用や時間配分が鍵です。
負担を減らせる科目合格制度の仕組み
総合旅行業務取扱管理者試験には、受験者の負担を軽減する「科目合格制度」が用意されています。
国内旅行実務または海外旅行実務のいずれかの科目で合格基準に達した場合、翌年度の試験に限り、その科目の受験が免除される仕組みです。
ただし、この免除制度は旅行業法令や旅行業約款には適用されない点に注意が必要です。
基準日の法令に基づいた解答の徹底
航空券の払い戻しや出入国のルールは頻繁に改正されます。
試験問題は特段の断りがない限り、その年の指定された基準日の法令や規則に基づいて作成されるのが原則です。
最新のテキストや過去問を活用し、基準日時点での正しいルールを把握しておくことが求められます。
過去問を使った時間配分のトレーニング
試験はマークシート方式で行われ、国内旅行実務と海外旅行実務を同日に受験する場合、それぞれに十分な解答時間が割り当てられています。
しかし、問題冊子と資料編を行き来しながら運賃計算などを行うため、時間配分を誤ると最後まで解き終わらない恐れがあります。
また、試験中は問題の内容に関する質問に一切答えてもらえない厳格なルールがあるため、自力で資料を読み解く訓練が不可欠です。
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総合旅行業務取扱管理者の「海外旅行実務」は、英語が苦手でも運賃計算や法令の暗記で十分に合格圏内を狙える科目です。
出題傾向を正確に把握し、科目合格制度も視野に入れながら効率的に学習を進めることで、合格に近づくことができます。
資格を取得すれば、海外旅行部門やインバウンド対応を求める旅行会社をはじめとした現場で、即戦力として高く評価されます。
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