転職エージェントとの電話面談とは?
転職エージェントに登録すると、必ず面談が実施されます。面接とは違い、面談に合否はありません。
面談は、求職者さんの意思や転職サポートの流れについて確認したり、時には雑談を交わしたりと、信頼関係を築くためにおこなわれます。
面談で話し合うことは人それぞれ。求職者さんの状況や相談内容によって異なります。
キャリアの方向性がいまいち定まっていなくとも、相談したいだけであれば相談だけでもOKです。
また、面談の方法も転職エージェントによってさまざま。
オフィスに出向き、直接対面する方法やオンライン上でカメラを通しておこなう方法などがありますが、本記事では電話面談に焦点を当てて紹介します。
面談のメリットやポイントなども記述しますので、転職エージェントの活用を検討している方や、すでに面談を控えているという方は参考にしてください。
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転職エージェントとの電話面談で聞かれること
転職エージェントとの電話面談では、どのようなことが聞かれるのでしょうか。
面談でしっかり伝えられるように、下記で紹介する項目については、事前に回答を用意しておくとスムーズです。
転職理由
面談では、必ず「なぜ転職したいのか」を聞かれます。
転職回数によっては前回転職した理由も聞かれることがあるので、簡単に思い出しておきましょう。
年収や労働時間を見直したい、スキルアップがしたい、など理由は人によってさまざま。
アドバイザーは転職理由をもとによりマッチした求人を探すので、ネガティブな理由であってもしっかり伝えるようにしてくださいね。
これまでの職歴
- ・現在の職場でどのような仕事をしてきたのか?
- ・転職が初めてでない場合は、どこで働いていたのか?
というように業務内容や勤務時間など、これまでの職歴を伝える必要があります。
積んできた経験をどのように転職先でいかせるかといった点も、転職先を選ぶ際の参考にするようです。
例え経験が浅くても、気づいていないだけで培ってきたものが潜んでいる可能性があります。
アドバイザーは、そのような自分では気づかなかった強みを見出してくれることもあるので、「言う必要はない」と思っても、できるだけ細かく経験を伝えましょう。
転職先に求める条件
転職先にどのような条件を求めているかは、求職者さんにとってもアドバイザーにとっても重要な内容でしょう。
給料が今よりも高い、ワークライフバランスが整っている、キャリアアップしたいなど、求める条件がいろいろある方もいますよね。
転職は、このような望みをかなえるためにするものです。
「無謀かな?」「わがままかな?」と感じることであっても、ためらう必要はありません。妥協点を探りながらでも、より希望に沿った企業を紹介してくれるはずです。
将来のキャリアビジョン
スキルアップやキャリアアップなど、将来仕事でかなえたいことがあれば伝えるようにしましょう。
加えて結婚や出産など、今後起こりうるライフスタイルの変化があるときもできるだけ伝えてください。
今後、より意欲的に働くためには将来のビジョンも大切な要素です。また、企業側も将来的に活躍してくれる人材が欲しいもの。
アドバイザーは、求職者さんと企業の理想がマッチするように転職先を探さなければなりません。
そのことを加味した上で、将来のキャリアビジョンを伝えましょう。
転職のスケジュール(入社希望時期、退職可能時期)
入社希望時期や退職可能時期など、転職のスケジュールが決まっているかどうかも聞かれることが多いです。
このとき、特にスケジュールもなく機会があったら転職するという姿勢で臨んでしまうと、後回しにされるおそれがあります。
なぜかと言うと、他に意欲が高かったり、スケジュールが決まっていたりする求職者さんがいれば、そちらを優先しなければならないためです。
細かく決まっていなくとも大体で構わないので、転職スケジュールを決めていない方は、あらかじめ考えておきましょう。
▼転職のスケジューリングについてヒントとなる記事はこちら!
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転職エージェントとの電話面談のメリット
ここでは、転職エージェントとの電話面談のメリットについて紹介します。
転職エージェントの強みがいまいちつかめていないという方は、目を通してみてください。
遠方でも相談しやすい
転職をきっかけに地元に帰ったり、別の地域で働きたいと考えていたりする方もいますよね。
遠方の地域に転職したいと思ったとき、登録した転職エージェントによってはオフィスが遠いこともあり、出向くのが難しいという場合があります。
在職中であれば、わざわざ休みを取らなければいけないこともあるでしょう。
しかし、電話での面談であれば、そのような壁にぶつかる心配はありません。移動時間を考えても、直接出向くよりは効率の良い手段と言えるでしょう。
日程調整がしやすい
電話面談は、電話と時間さえあればいつでも対応できます。在職中であれば、休憩の間に済ませることも可能です。
近年では、オンラインでのWEB面談も増えていますが、通信環境が整っているところでおこなう必要があるので場所を選んでしまいがち。
その反面、電話面談は日時や場所に左右されにくく、求職者さんの都合に合わせやすいといったメリットがあります。
非公開求人を紹介してもらえる
転職エージェントの求人には、公開しているものと非公開のものがあります。
公開求人は、転職サイトや求人雑誌に掲載されており、誰もが知れるものです。一方で、非公開求人は転職エージェントに登録しなければ知ることができません。
非公開求人は質が高いものも多いようなので、電話面談では転職先に求める希望条件をしっかり提示し、アドバイザーに良い求人を紹介してもらいましょう。
書類・面接対策のサポートが受けられる
転職エージェントとの面談では、履歴書や職務経歴書といった書類の添削に加え、面接対策のサポートも受けられます。
例えば、採用されやすくなるように書類内容を確認してもらえたり、面接で聞かれやすい質問や転職理由の伝え方を教えてもらえたり。
企業の事情も知っているアドバイザーならではの視点で対策してくれます。
1人ですべておこなうときよりも、安心して選考に臨めるはずです。
条件交渉ができる
転職エージェントとの面談を通して、条件を交渉することが可能です。
給与は最低でもいくら欲しいのか?勤務時間や勤務日数、休日はどれくらいが良いか?など、働く上で譲れない条件について気軽に相談できるのはメリットと言えるでしょう。
企業に直接交渉するとなると気が引けてしまいますが、転職エージェントとの交渉であれば、臆せず話を持ち出せるのではないでしょうか。
転職エージェントとの電話面談で注意することは?
転職エージェントとの電話面談は、キャリアを考える上で役に立つサービスです。
しかし、活用の仕方によっては「悩みを解決できなかった」「話したいことを話せなかった」となるおそれもあります。
より有効に活用するための注意点について解説しますので、事前に確認しておきましょう。
通信環境を整える
電話面談では、スマートフォンを利用する方が多いのではないでしょうか。
スムーズに面談をおこなうためにも、電波は良好か?雑音が入らない静かな環境か?など通信環境を確認しておくと安心です。
電波が悪いことが原因で話が進まず、面談時間が削れてしまうというケースは少なくありません。
折角の面談ですので、通信の問題で時間を取られないように準備しておきましょう。
思っていることを言語化できるように準備する
電話面談となると、アドバイザーは求職者さんの「声」でしか情報をつかみ取れません。
表情が見えない分、雰囲気が分かりづらいという特徴があるので、伝えたいことはしっかり言葉にできるよう準備しましょう。
転職に対して、いろいろ考えていることはあるはず。思いを正確に言語化するのは意外と難しいものです。
事前に転職の軸を念入りに整理し、言葉で要望や悩み、不安を伝えられるようにすると、当日スムーズに面談をおこなえるでしょう。
素直に要望を伝える
先述した通り、電話面談は顔が見えないので、直接対面するときよりも距離を遠く感じてしまいがち。
無意識に遠慮してしまうことで、自分が本当に言いたいことが伝えられないということもあるかもしれません。
しかし、転職は求職者さんにとって生活を変える大きなイベントでもあります。納得のいく転職を実現するために、ネガティブな悩みや不安であってもアドバイザーには素直に自分の考えを話しましょう。
転職エージェントも求職者さんの転職を成功させたい一心で取り組んでいます。わざわざ印象が悪くなるよう企業に伝えることはありません。
企業に伝えてほしくないことは、その旨をアドバイザーに告げれば、その件を踏まえた上で転職をサポートしてくれるはずですよ。
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転職エージェントとの電話面談に緊張を覚える方は多いでしょう。
しかし、電話はあくまでもコミュニケーションを取る場。転職を成功させるためには、アドバイザーとの信頼関係はとても重要です。
電話面談によって転職に対する意識が変わることもあるでしょう。気になることがあれば、積極的に相談してみると良いかもしれません。
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