玉川温泉とは
埼玉県の中部、ときがわ町に位置する玉川温泉。ここでは、概要や歴史などをご紹介します。
玉川温泉の概要とアクセス
玉川温泉は、埼玉県比企郡ときがわ町に位置する温泉地です。最寄り駅は八高線明覚駅で、駅から玉川温泉の日帰り温泉施設までは車で7分ほどの距離にあります。
玉川温泉のあるときがわ町は、都心から電車で約1時間40分ほどの距離にあり、「東京から最も近い里山」を謳っています。
玉川温泉の施設と観光振興について
玉川温泉は、民間で運営している日帰り温泉施設がゴルフ場内の施設も含めて2カ所あり、古くからの旅館が一軒あります。玉川温泉のあるときがわ町では、人口減少が進んでいることから、観光の振興による地域活性化を目指し推進しています。
その一つとして、観光ガイドブックを発行し、若い女性が思わず手に取って出掛けたくなるようなデザインを施し、まちの魅力をアピールしています。
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玉川温泉の泉質と温泉街・観光資源について
玉川温泉は美肌の湯としても評判です。ここでは泉質と周辺の観光スポットについてご紹介します。
玉川温泉の湯量と泉質について
地下1700mから湧出している玉川温泉の泉質は、アルカリ性単純温泉でph10.1。ヌルっとした肌触りが特徴です。効能は自律神経不安定症、不眠症、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、関節のこわばり、慢性消化器病など、さまざまな症状によいそうです。
体が芯からあたたまり保温効果に優れているほか、肌がすべすべになると評判です。また、近隣の病院からも玉川温泉を紹介されるなど、豊かな効能を持つ温泉です。
玉川温泉の周辺観光スポット
玉川温泉には昭和レトロをコンセプトにした日帰り温泉施設があり、売店にはさまざまな駄菓子が置かれ、タイムスリップしたかのような懐かしい雰囲気を味わえます。ときがわ町は山や川など豊かな自然が広がることから、トレッキングや川遊び、バーベキューやキャンプなど、自然を舞台にした遊びを堪能できるのも魅力です。
天文台では関東平野を一望することができ、満天の星空とその下に広がる夜景が見どころとなっています。1300年の歴史を物語る寺には、国宝をはじめ数々の重要文化財が所蔵されています。
また、地域に伝わる郷土料理として、ひもかわうどんがあります。その昔、ときがわ町では「うどんを上手く打てなければ嫁に行けない」と言われていた程、うどん文化が根付く地域であり、体験交流館では郷土料理体験として、うどん作り体験を開催しています。
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玉川温泉にある旅館と暮らし
玉川温泉の旅館で働く
玉川温泉には一軒の老舗旅館があります。この旅館は、明治時代に創業した100年以上の歴史を持ち、創業当時の面影を残す建物には風格が漂います。戦前は財閥家が訪れ、近年では相撲部屋の巡業宿としても利用されるほか、テレビや映画撮影の名所にもなっています。日帰り温泉施設から6分ほどの距離にあり、湯治を目的として、リピーターや2週間近く滞在する人も多いそうです。
囲炉裏のある広間では、温かい家庭料理が振舞われます。木と人のぬくもりを感じられる旅館で、家庭的なおもてなしを学ぶことができるでしょう。
玉川温泉の暮らし
玉川温泉のあるときがわ町は、東京から電車を乗り継いで、約1時間40分ほどの距離にあります。人口1万1160人(2019年7月時点)、里山の豊かな自然が広がるこのまちには、ヤマメやホタルが棲む川や美しい星空が広がり、都会の喧騒を忘れさせてくれます。
ときがわ町では町内への移住を検討している方に向けて、お試し住宅を用意しています。利用料は1カ月3万円で、最長2カ月間滞在することができ、たけのこの収穫や森林浴、川遊びなど、田舎暮らしを気軽に体験することができます。ときがわ町ではどのような暮らしができるのか、実際に経験してみるのもよいですね。
のどかな日本の郷愁を感じる玉川温泉
玉川温泉は都心から約1時間40分ほど電車に揺られてたどり着く、懐かしい日本の原風景を感じさせる温泉地です。里山の豊かな自然が広がるこの温泉地は、春は新緑、夏はホタル、秋の紅葉に冬枯れの景色と、四季折々に移り行く自然と共に穏やかな時間が流れます。奥武蔵から流れる都幾川に沿って集落を形成するときがわ町は、自然を存分に堪能できる癒しのスポットに満ちたまちです。
近年では、子育て世代や自然農法に取り組む若者にも、人気の地域となっているようです。玉川温泉でなら自然から多くの恵みを受けながら、エネルギーをたくさん充電した暮らしが実現できそうです。