扶養の範囲内で働きたい!パート履歴書の本人希望欄の書き方のポイントと記入例を紹介

働き損を避けるため、扶養控除が受けられる「扶養範囲内でのパート勤務」を選ぶ方は、一定数存在します。応募時、履歴書の本人希望欄で素直に「扶養範囲内で働きたい!」ということを記入しても良いものなのでしょうか。扶養範囲内のパート勤務を目指す方に向けて、履歴書・本人希望欄の書き方、パターン別の例文をご紹介します。

パート扶養範囲内の希望は履歴書・本人希望欄へ!

「パートナーの稼ぎのみで生計を立てられるものの、ゆとりのある生活がしたい……」「社会との関わりを持ち続けたい!」といった理由から、扶養内パートを選ぶ方も少なくありません。

しかし、いざパートへ応募をしようとした時、判断に迷いやすいのは履歴書の「本人希望欄」の書き方。「扶養範囲内の勤務を希望」と書くのは、どことなく働く意欲が低く見られてしまいそう、と気後れする方もいるのではないでしょうか。

結論から言えば、扶養範囲内のパートとして働きたい旨を履歴書・本人希望欄に記入するのは、全く問題ありません

記入をしなければ、「後出しか!」と雇用主とトラブルになったり、思ったような働き方ができなくなるリスクが高まりますので、本人希望欄には必ず記入をしておくようにしましょう。

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パート履歴書・本人希望欄の書き方の基本

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「扶養範囲内で働きたい!」ということの他に、履歴書・本人希望欄に記入しても良い希望や要望はいくつか存在します。記入を避けるべき項目とあわせて、ご紹介します。

記入OKな項目は?

  • 扶養の範囲内
  • 勤務時間帯
  • シフト(週の勤務日数や、希望する曜日など)
  • 希望職種
  • 勤務地
  • 通勤方法
  • 入社可能日
  • 連絡が繋がりやすい時間帯

上記は全て、記入しても問題ないとされる項目です。

特に、扶養の範囲内で働く場合に重要となるのは、深夜・早朝割増賃金が適応される「勤務時間帯」や、勤務日数などの「シフト」でしょう。ざっくりとでもイメージしている方は、あわせて記入しておくのがおすすめです。

記入を避けるべき項目は?

  • 時給/給与などのお金にまつわる希望
  • 賞与/交通費/福利厚生などの待遇への希望
  • 募集要項で定められている項目に対する希望(勤務地/職種など)

上記は、記入すると採用が遠のく恐れのある項目です。

扶養の範囲内・外に大きく関わるお金まわりの情報については、本人希望欄で細かく言及する必要はありません。「扶養範囲内で勤務したい」という旨だけ伝われば、応募企業の担当者が調整してくれるはずです。

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扶養範囲内パートの履歴書・本人希望欄のポイント!

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前項では、パート履歴書・本人希望欄の基本をご紹介しましたが、扶養範囲内での働き方を選ぶパートならではの履歴書・本人希望欄のポイントも押さえておけば、より目指す働き方に近づくことができます。3つのポイントを確認しておきましょう。

希望年収は記入しておくのがベスト

「扶養範囲内」と一口に言っても、その種類はさまざまです。年収が130万円を超えたら損をする、というのはよく耳にする話ですが、仕組みを正しく理解していなければ後から泣きを見るのは自分です。

扶養の分類は、大きく分けて2つ。「税制上の扶養」と「社会保険上の扶養」です。それぞれで定められている扶養範囲内の年収は異なりますので、どこまでの扶養として扱われたいのかは、応募前に考えておくのがベターでしょう。

年収が定まった方・定まっている方は、本人希望欄に記入して問題ありません。採用担当者にはきっと、真剣に仕事探しをしていることが伝わるはずです。「扶養範囲内の知識に不安がある……」という方は、下記記事もぜひチェックしてみてくださいね。

プラスの表現を使う

「扶養の範囲内で働くことのみが希望」という方であれば、その旨だけの記入でOKですが、中には「働きたい曜日」や「交通手段の希望」があるという方もいるはずです。その場合には、プラスの表現をすることを意識しましょう。下記の例をご覧ください。

  • 土曜、日曜は出勤できません。ご配慮いただけますと幸いです。
  • 平日(月・火・水・木・金)は、曜日に関わらず出勤可能です。

どちらも同じことを伝えていますが、印象は異なりますよね。否定文から書き出してしまえば、後から丁寧な言葉を綴ってもあまり良いイメージにはなりません。書き方ひとつで印象は大きく変わることを、ぜひ覚えておいてくださいね。

企業に寄り添った書き方を意識する

扶養の範囲内で働きたい、というのはあくまで本人の希望・要望。必ずしも応募企業に受け入れてもらえるとは限りません。では、どうすれば企業に受け入れてもらいやすいのか。それは、担当者に「一緒に働いて欲しい!」と思わせることです。

本人希望欄で「柔軟なシフトに対応できること」を伝えたり、志望動機や自己PRで「働くモチベーションが高いこと」を伝えるのは、その例と言えます。自分自身が採用担当者であれば、どんな応募者を採用したいかを考え、企業に寄り添った履歴書の作成にあたりましょう。

扶養範囲内パートの履歴書・本人希望欄の記入例

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では、具体的にどのような履歴書・本人希望欄であれば、扶養範囲内のパートとしての採用に近づくことができるのでしょうか。「扶養範囲内のみを希望する場合」「扶養範囲の他にも要望がある場合」の2つのパターンの例文をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

希望が「扶養範囲内」のみの場合

扶養範囲内(130万円以内)での勤務を希望いたします。

とりわけその他の希望・要望がない場合は、上記のようにスッキリ記入するのがおすすめです。言葉が少ないことが気にかかる方であれば、「その他、就業条件は貴社規定に従います。」などの一文を添えるのも良いかもしれません。

「扶養範囲内」の他に希望条件がある場合

小さい子どもがいるため、夫の扶養範囲内での勤務を希望いたします。

扶養の範囲内で働きたいという方の中には、子育てと仕事の両立を目指す方も多いはず。しかし、扶養範囲の他に「〇時~〇時までの勤務を希望」「〇時までの残業は可能」と希望を羅列するのは、あまり良いとは言えません。

大多数の応募者の本人希望欄は、「貴社規定に従います」という一文のみということを意識し、履歴書の本人希望欄は最小限に留め、まずは面接を目指しましょう。あなたの人柄が伝われば、きっと担当者も希望を考慮してくれるはずですよ。

扶養範囲内のパートは履歴書・本人希望欄に記入して応募!

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扶養範囲内のパートで働きたいということは、履歴書・本人希望欄に明記しておくのがおすすめです。もし、目指す扶養内の年収が定まっているのであれば、あわせて記入をしても全く問題はありません。

絶対に変えることができない条件を、あえて隠す必要はありませんので、入職後のトラブルを避けるためにも履歴書・本人希望欄には忘れずに記入するようにしましょう。

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