履歴書写真はシャツのみではダメ?
暖かい日に、ジャケットや上着を着用することは少ないもの。履歴書写真の撮影日が暖かければ、シャツのみで撮影しても良いものなのでしょうか。
シャツのみは避けるのが無難
結論から言えば、履歴書写真はシャツのみでの撮影は避けるべきと考えられています。これは、「ビジネスシーンでスーツを着用しないのはマナー違反」と考える採用担当者が多いためです。
他の応募者がしっかりとスーツのジャケットを着用している中、自分だけがシャツのみの写真であれば、悪い意味で採用担当者の目についてしまいますよね。「絶対にNG!」ということはありませんが、ジャケットは着用しておく方が無難です。
夏場でもジャケットは着用すべき?
最近では、国内でもさまざまな業界でクールビズが取り入れられるようになりました。クールビズに前向きな企業であれば、5月頃からジャケット不要となることも珍しくありませんので、「履歴書写真もジャケットなしで良い……?」という考えに至るのも自然なことです。
しかし、履歴書は入職後にも企業に残る重要書類。撮影日が夏であろうと冬であろうと、長期的に企業に保管されるものですので、正装で撮影するのが得策です。
もちろん、ジャケットを羽織るのは撮影時だけで構いません。「非常識な応募者」というネガティブな印象を採用担当者に抱かせないためにも、数分間だけ辛抱して撮影に臨みましょう。
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履歴書写真がシャツのみでも許されるケースも
履歴書写真はシャツのみの撮影はNGとご紹介しましたが、一部の業界・職種・雇用形態では「シャツのみ」の写真でもマイナスにならないというケースもあるようです。
私服勤務のアルバイト・パート・派遣社員や、アパレル業界や服装自由のIT企業などは、その例と言って良いでしょう。
しかし、たとえシャツのみでも許されそうな企業への応募であっても、露出が多い、派手な色・柄、パーカーなどラフすぎる服装は避けたいところ。シャツやカットソーを着用し、上からジャケットやカーディガンを羽織る方が印象が良いのは、変わりありません。
よほどの理由がない限り、スーツ非着用で良い印象を与えることはできませんので、身体的な問題や特段強いこだわりがなければ、襟付きシャツにジャケットを着用するのがベターです。
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履歴書写真ではどんなシャツを着用すれば良い?
履歴書写真は、襟付きシャツにジャケット着用が定石ですが、シャツの色・柄などによって採用担当者に良くない印象を与えてしまうこともあるので注意が必要です。履歴書写真の撮影時に、着用したいシャツについてご紹介します。
色は白がベスト
シャツの色は、白一択です。
フレッシュ感・清潔感を与えやすい白は、履歴書写真に持って来いのカラーと言っても過言ではありません。撮影時はレフ板に代わり、顔の印象をパッと明るくしてくれる嬉しい効果にも期待が持てます。
よって、日常的にブルー・ピンクなどのパステルカラーや、ベージュ系のシャツを好んで着用している方であっても、真っ白なシャツを着用するのがおすすめです。
柄は無地か幅の狭いストライプ
柄は、無地がベターです。近くで見た時にうっすらと模様が見える織り柄も、できれば避けた方が良いとされています。
どうしても柄付きが良いという方や、体型にフィットしていない無地のシャツしか手元になく、用意が間に合わないという方がいるのであれば、幅の狭いストライプまでに抑えておきましょう。
男性の襟はレギュラーカラーがワイドカラー
男性の襟のタイプは、普通体型の方はレギュラーカラー、体格の良い方はワイドカラーがおすすめです。首回りにぴったりと合うようなサイズを選びましょう。
襟元がボタンで留まっているボタンダウンやポロシャツは、少しカジュアルな印象となってしまいます。撮影直前に「ボタンダウンとポロシャツしかない!」と焦らないよう、気を付けてくださいね。
女性の襟はレギュラーカラーかスキッパーカラー
女性の襟のタイプは、レギュラーカラーかスキッパーカラーがおすすめです。
レギュラーカラーのシャツは堅実な印象を、スキッパーカラーのシャツは活発な印象を与えることができるでしょう。正しい襟の位置は、レギュラーカラーはジャケットの内側、スキッパーカラーはジャケットの外側になりますので、撮影時は注意してくださいね。
また、中途採用で服装はオフィスカジュアルという企業への応募であれば、「シンプルなカットソーでも問題ない」という意見もあります。採用担当者の視点に立ち、ご自身に合うシャツやカットソーを選んでみてはいかがでしょうか。
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履歴書写真がシャツのみだと選考通過率が下がるかも
よほど大きな理由がない限り、履歴書写真はシャツのみでの撮影は控えるのがベターです。
「ジャケットの着用が苦手」「ジャケットを持っていない」などの理由がある方もいるかもしれませんが、シャツのみの履歴書写真では志望度が低い応募者・非常識な応募者と捉えられるリスクが高くなってしまいます。
写真のせいで書類選考の通過率が下がり、肝心の面接に進めないとなってしまってはもったいないですよね。求職活動が難航することを避けるためにも、「仕事のため」という気持ちを強く持ち、ぜひジャケット着用で撮影に臨みましょう。