東京都の転出率が増加している
総務省統計局が発表した「住民基本台帳人口移動報告」によると、2021年1月の東京都からの転出者数は、25483人という結果が出ています。
昨年の1月の転出者数は24099人でしたので、両者を比較すると、転出率が5.7%アップしていることになります。
東京都の転出率が増加傾向にある昨今ですが、どのような理由で人々は地方への移住を検討するのでしょうか。代表的な例を、次の項目でいくつかご紹介していきます。
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地方への移住者が増加している理由:自然との触れ合いに魅力を感じる
都会で生活を送っていると、どうしても自然と触れ合う機会が限られてしまいます。
そんな中、映像や写真などで自然に囲まれた環境で生活している人々などを見たり、地元に帰省したりしたことをきっかけに、自然と気軽に触れ合える環境に憧れを感じるのだとか。
ショッピングセンターや遊興施設などの充実度は確実に落ちますが、それを上回るほど自然に囲まれた環境が魅力的に映ることもあるそうですよ。
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地方への移住者が増加している理由:理想の生き方が実現できそう
時間に追われたり、人と自分を比べて心が狭まって行くような生活ではなく、自分のペースでゆったりと暮らして行きたい人にとって、地方への移住には心惹かれるものがあるようです。
「都会での生活に疲れたので、地方でスローライフを送りたい」なんて意見も珍しくはないですよね。
また、首都圏では実現が難しい事業などを、地方に移り住んで取り組みたいと考える人もいるのだそう。
より充実した暮らしを送るために、地方への移住を選択するケースが増加しているのではないでしょうか。
地方への移住者が増加している理由:生活コストを削減したい
地方に比べると首都圏は物価や住宅費が高い傾向にあり、慎ましく生活をしていたとしてもかなりの費用が掛かってしまいます。
そのため、地方へ移住をして生活コストを削減したいと考える人もいるのだそう。
車が必須の地域だと購入費や維持費が掛かってしまうため、生活に不便が無い程度に公共交通機関が発達している地域の人気が高い傾向があるようですよ。
地方への移住者が増加している理由:生まれ育った地元に帰りたい
進学や就職をきっかけに地元を離れた人が、数年後に「生まれ育った地元に帰りたい」と思うことは珍しくありません。
都市部の生活が肌に合わないと感じている人にとって、その気持ちはさらに強いものになるのではないでしょうか。
上記のように、地方から都市部に移住し、再び地方に戻ることを「Uターン」といいます。このUターンを検討している人への働きかけも、移住者獲得のための重要なポイントですよ。
移住を検討している人の不安を取り除けるような移住促進を
地方への移住が増加傾向にある昨今は、移住者獲得のこの上ないチャンスです。
移住への不安をできるだけ取り除き、前向きな気持ちを後押しすることができれば、移住へのハードルはかなり低くなるのではないでしょうか。
「気になっているけどイマイチ踏み切れない」という人が移住への一歩を踏み出しやすくなるような、移住促進の方法を模索しましょう。