移住促進のパンフレットに載せる情報の例を紹介!
移住促進のパンフレットには、どのような情報を載せるべきなのでしょうか。基本的な情報から読み手にとって楽しみの大きい情報まで、幅広く見ていきましょう。
地図
基本中の基本である自治体の地図は、パンフレットに欠かせない情報です。
詳細に書きすぎる必要はありませんが、各地区の特徴などを軽く紹介すると、読み手がその地域をより想像しやすくなりますよ。
パンフレットの冒頭に載せる自治体がかなり多いようです。
地域の情報
地域に関する情報の例は以下の通りです。
・人口
・面積
・気候
・産業
・自然環境
・文化や歴史
これらの情報を通し、読み手がその地域をイメージしやすくなるような構成を心がけましょう。
暮らしについて
暮らしのイメージができるか否かは、移住に踏み切るかどうかの重要な分岐点だと言ってもいいでしょう。
・住宅相場(家賃・面積・持ち家住宅率など)
・交通情報
・仕事
・育児・教育環境に関する情報
・各種支援制度
住んだことのない土地に移住することには、数々の不安が付きまといます。
裏を返せば、移住を検討している人の懸念点をできる限り解消することで、移住へ踏み切る方向に心が傾く可能性も高くなるということ。
いかに居心地のいい移住先であるかを、効果的にアピールできるかが勝負の分かれ目です。
自治体のPRポイント
地域の基本的な情報はもちろん大切ですが、それだけでは「ここに住みたい!」と思わせるにはまだまだ弱いです。
そこで登場するのが、自治体のPRポイントの紹介です。
移住することによって得られるメリットや、他の地域では味わうことのできない醍醐味などを盛大にプッシュしましょう。
この時、数多くの情報を並列するよりも、2~3個のPRポイントを核にしてその他の情報は少し控えめに、という構成にした方が読みやすくなります。
人によって刺さるポイントは異なるので、情報は多いに越したことはありませんが、配置やバランスには十分に気を配る必要がありますよ。
移住者の声
実際に移住した人の声は、移住を検討している人の背中を押すための強力な武器になります。
一問一答形式やインタビュー形式など、どのようなスタイルでも構いませんが、
・読み手にとって実際の暮らしを想像しやすい内容にすること
・移住者にとってできる限り答えやすい形式にすること
という2点を押さえることは必要不可欠です。
この部分は簡潔にまとめるよりも、ある程度の文章量を割いた方が、読み手にとって有益な情報となるケースが多いようです。
移住イベントの紹介
掲載されている内容に心を動かされた人が、移住に向けて本格的に行動を開始するための情報を載せておかないと、せっかくのチャンスを逃してしまう恐れがあります。
そのため、パンフレットの終わり際には、移住に関するイベント情報を紹介しておきましょう。
参加方法や日時など詳しい情報を記載し、移住を検討している人がスムーズにイベントへ参加できるような工夫を施してくださいね。
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魅力的な移住促進のパンフレットを作成するためのポイント
より魅力的な移住促進のパンフレットを作成するためには、いくつか気をつけておくべきポイントがあります。
より多くの人を惹きつけられるよう気を配りながら、パンフレットの構成を考えましょう。
写真をふんだんに使う
文章で魅力を伝えることはもちろん大切ですが、やはりそれのみで読み手が自治体を想像することは至難の業です。
そのため、うるさくない程度にたくさんの写真をパンフレットに組み込むことで、よりイメージが伝わりやすい内容にすることができます。
小さな写真をできる限り多く使うか、大きな写真を贅沢に配置するかなど、そのパンフレットの雰囲気によって写真の使い方も十分に検討しましょう。
プロの手を借りたデザインが安心
パンフレットを作成しようと試みている自治体の職員の中に、デザインの知識がある人がいない場合は、無理に自分たちで作ろうとせずプロの手を借りるのが得策です。
記事の配置や配色など、専門的な知識を持っている人が作るのとそうでない人が作るのとでは、出来上がりの質が段違いになります。
もちろん費用は掛かりますが、移住者の獲得に繋がるような効果を発揮するためには必要な出費ですよ。
読み手が暮らしぶりを想像しやすい構成に
本記事内でも何度か言及していることですが、何より大切なのは読み手がその土地での暮らしぶりを想像しやすい構成にすることです。
「ここに住みたい」と思わせられるような魅力を伝えること、そして移住への不安を可能な限り払拭することを意識した内容にしましょう。
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移住ガイドブックの作成には力を入れて
移住のきっかけとなることも珍しくない移住ガイドブックは、制作に力を入れないと損だと言っても過言ではないアイテムです。
自治体の魅力を伝えることと、移住を検討している人に安心感を与えること、この二本の柱を意識しながら、内容を考えていく必要があります。
移住者の獲得に向け、より充実した内容を追求することを心がけながらパンフレット作成に取り組みましょう。