高校生の履歴書・学歴欄の記入におすすめのペンは?
高校生の履歴書・学歴欄には、どのようなペンを使って記入すれば良いのでしょうか。記入時に使用するペンと、使ってはいけないペンをご紹介します。
おすすめのペンは「油性ボールペン」
履歴書の文字は、「油性のボールペン」で記入するのが一般的です。ペンの太さは、0.7mmあるいは0.5mmを使用しましょう。そうすれば、採用担当者がハッキリと認識できる文字になります。
高校生であれば、「シャーペン」やフリクションなどの「消えるボールペン」の使用頻度が高いはずですが、履歴書は重要書類。消えてしまうリスクの高い、下記のような筆記用具は使用すべきではありません。注意してくださいね。
- 水性ペン
- 鉛筆/シャープペンシル
- 消えるボールペン
- マジック/マーカー
- 筆ペン/万年筆
修正液・修正ペンは使用厳禁
油性ボールペンのミス修正に役立つ「修正液」や「修正ペン」もまた、履歴書には使用すべきでないとされています。
履歴書などの重要書類はミスが許されない、ということは言うまでもありませんよね。しかし、修正された跡が残ってしまっては、書類としての信頼性が低くなり、採用担当者から「志望度の低い応募者」と見られてしまいます。
イチから書き直すのは大変ですが、それは他の応募者も同じこと。記入ミスをしてしまった場合は、必ず新しい紙に書き直すようにしましょう。打ち消しの二重線や訂正印も、使用しないようにしてくださいね。
以下の記事では、履歴書の封筒の書き方や持参する際のマナーを解説しています。詳しく知りたい方は参考にしてくださいね。
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高校生の履歴書・学歴欄はどう書く?
高校生の履歴書・学歴は、どのように記入するのが良いとされているのでしょうか。履歴書の基本ルールを押さえながら、履歴書・学歴欄の書き方を覚えていきましょう。
年号は西暦・和暦どちらでもOK
いざ、入学年・卒業年を記入しようと思っても、西暦・和暦のどちらを使用すれば良いのか、と迷ってしまうものですが、どちらを使用しても問題ありません。必ずどちらかに統一させ、記入を進めましょう。
ただし、和暦は「H31」「R2」のように略さず、正式名称である「平成31」「令和2」と記入するのがポイントです。
中学校は「卒業」のみでOK
履歴書の学歴の書き出しは、一般的には「高校から」で良いとされています。ただ、現時点で高校生の方であれば、出身学区のイメージがつきやすいため、中学校から記入しておく方が応募企業にとって親切です。
記入は、「卒業年月」の1行だけで構いません。中学校は3年間の義務教育、丁寧に入学年月を記入しなくても、採用担当者は入学年月を推測することは容易です。
履歴書もスッキリしますので、中学校は卒業年月、続いて高校の入学年月を記入するようにしましょう。
高校は「入学」と「現在の状況」の行を分けて記入
高校・入学年月の下の行には、現在の状況を記入します。
記入内容は、アルバイトのための履歴書と、就職のための履歴書で若干異なりますので、次項・ケース別の記入例をチェックしながら、学歴欄を書き進めてみましょう。
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高校生の履歴書・学歴:アルバイトの場合
アルバイトへ応募をする高校生は、上記のように履歴書の学歴欄を記入しましょう。記入時の注意点も、あわせて確認してみてください。
高校入学の1行下に「在学中」の情報を記入
高校の入学年月・記入行の1行下に、在学中であるという情報を書き入れます。記入しておけば、採用担当者から高い評価をもらえるかもしれません。
と言うのも、採用担当者は「最大で何年働いてもらえるか?」と考えるもの。つまり、数日~1カ月ほどの短期バイトの応募でない限りは、記入しておいた方が親切に映るのです。ぜひ記入しておきましょう。
アルバイト経験がなくても職歴は「なし」と記入
初めてアルバイトに応募するのであれば、記入できる職歴はありませんよね。だからと言って、記入を「学歴のみ」にするのは避けたいところ。
履歴書の学歴を書き入れる欄はあくまで、「学歴・職歴欄」です。学歴欄・職歴欄が独立している場合であっても、職歴の書き忘れと捉えられる可能性はゼロではありませんので、「職歴なし」と記入しておくのが無難です。
高校生の履歴書・学歴:就職の場合
就職を控えた高校生の履歴書・学歴欄は、上記のように書き入れます。アルバイトの応募とは注意点が異なりますので、混同して覚えないよう、気を付けながらチェックしてみてください。
高校入学の1行下に「卒業見込み」と記入
就職活動を行う高校生は、「いつ卒業し、いつ働き出すことができるのか」を、企業に伝える必要があります。
記入する場所は、高校入学の1行下。卒業を予定している年月・学校名とあわせ、「卒業見込み」という文字を記入するようにしましょう。「卒業見込」を送り仮名を省略しないよう、注意してくださいね。
アルバイト経験があれば職歴に記入
過去にお金をもらって働いた経験がある方と、そうでない方とでは印象が大きく異なります。
アルバイトもれっきとした職歴になりますので、過去に働いた経験がある方はぜひ、職歴欄に記入しましょう。採用担当者の目にも、きっと良く映るはずです。記入時は、下記記事もぜひ参考にしてみてください。
高校生でも履歴書・学歴欄のマナーは見られている!
2021年1月現在、高校生は全員未成年。しかし、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられる2022年4月以降、世間からの高校生の見え方は、多少なりと変わってくることでしょう。
マナーのなっていない高校生に対し、厳しい目を向ける採用担当者が現れないとも限りません。正しいマナーは、身に付けておくのが得策です。
高校生だからと気を抜かず、大人顔負けの美しい履歴書・学歴欄の作成にあたってくださいね。
また、学生の本業はあくまで学業です。ときにはテスト勉強や学校行事などで休まなければならないこともあると思うので、その場合は本人希望欄を空欄にするのではなく休み希望を記入するようにしましょう。
以下の記事では、履歴書の写真に関する内容について解説しています。詳しく知りたい方は参考にしてくださいね。