中途採用での入社1年目、ボーナスには期待できるのか?ボーナス支給額で後悔しない転職のコツ!
目次
中途採用者の1年目、気になるボーナスは?
中途採用で入社したその年、ボーナスの支給額はどの程度なのでしょうか。
転職活動でスーツを新調して出費がかさんでいたり、前職のボーナスに不満を抱いて転職したりといった人にとっては特に気になることですよね。
しかし、ボーナスは法律で定められているわけではなく、企業の利益やさじ加減に左右されるものです。入社したばかりの時期は予測を立てることも難しいのではないでしょうか。
この記事では中途採用での入社1年目のボーナス支給が、一般的にどのような扱いになるのかを解説します。ぜひ、転職活動の参考に役立ててくださいね。
中途採用者の最初のボーナスは「寸志」が多い
企業はボーナスの支給額を決定するために、「査定期間」を設けています。通常、夏のボーナスの査定期間は前年の10月~3月、冬は4月~9月まで。
この期間の勤務態度や成績と、企業の利益などを考慮して支給額が決まるのですね。何月入社にしても1年目は、査定期間中に在籍していない、在籍期間が短いということになるでしょう。
また、入社したばかりでは企業への貢献度もそう高くはないはずです。そのため中途採用で入社した後、最初に支給されるボーナスは満額ではないと考えるのが妥当です。
入社後からの働きをねぎらう意味や、入社1年目の社員だけボーナスゼロとするのは気の毒であるといった考えから「寸志」程度の金額で支給する企業が多いのです。
「寸志」の相場は1万円以上10万円未満が平均的。多く見積もっても、満額の半分程度ではないでしょうか。2回目以降のボーナスは、査定期間を通して在籍しているため、満額支給されます。
この点を理解していれば、中途採用での入社後、初のボーナスでひどく落胆することはないはず。新卒社員のボーナスと同様の仕組みなので、以下の記事もご参照ください。
新入社員は夏・冬のボーナスは貰えるの?初めてのボーナスの有効な使い道も紹介!
中途採用で入社する前にボーナス支給額を確認するには?
入社後の最初のボーナスに過度な期待は禁物です。また、ボーナスの支給額や支給するか否かはあくまでも企業の自由だということを覚えておきましょう。
入社1年目に限らず「ボーナスでこれくらいはもらえるだろう」というあてが外れて、ローンなどの支払いに困るリスクがあります。
そのリスクを回避するためには、入社前に可能な限り、ボーナスの支給実績を把握すべきではないでしょうか。ボーナスの支給実績を調べる方法を紹介します。
求人情報をチェック!
求人情報を読む際、ボーナス支給の有無は確認していますよね。しかし、それだけは不十分。「賞与あり」の記載だけでは、制度があることは事実でも支給額がスズメの涙かもしれません。
そこでよく見ておくべきなのが「賞与あり 支給実績〇カ月」などの具体的な実績情報です。業績や成果で変動するにしても、ある程度は支給額のめどが立てられるでしょう。
経済ニュースや企業情報誌をチェック!
大手企業のボーナス支給額や、業界別の平均ボーナス支給額は、テレビや新聞で報道されます。夏・冬のボーナスシーズンは、経済ニュースにアンテナを張っておきましょう。
また、企業の動向をまとめた情報誌なども大いに参考になるはず。代表的なものは「会社四季報」や「日経会社情報」などです。
採用担当者に質問する
「リクナビNEXT」の調べによると1年目のボーナスについて、企業側からの説明が入社前にあったケースは29.3%。自分から聞かなければ、教えてもらえない確率が高いのです。
エントリー中の段階で賃金に関する質問はしにくいもの。また、採用面接の場でボーナスや給料の話題を出すのは失礼だと考える人もいます。
しかし、ボーナスは生活そのものを左右する重大事項です。不明なまま入社して、その後の生活に困窮するくらいなら採用担当者に質問しても良いのではないでしょうか。
きちんと身を立てるため、家族の生活を支えるために把握したいという姿勢を見せ、お金のことばかりを聞きすぎるといった失敗をしなければ、マイナス評価とされるリスクは軽減できるはずです。
ただし一般的にはやはり、採用面接における賃金の質問は「好ましくないこと」とされています。まずは求人情報や経済ニュースなどで調べ、どうしてもわからなかった場合の最終手段だと考えてくださいね。
以下の関連記事では、夏・冬ボーナスの支給日を公務員と民間企業別に解説しています。
今後のために、ぜひお役立てください。
参照:入社前のボーナスに関する説明について/リクナビNEXT
ボーナス支給額で転職後に後悔しないためには
前の項目で説明した通り、ボーナスは制度の有無だけでなく支給実績を調べることが重要です。場合によっては企業側に直接確認する必要も出てきますが、よりスマートに確認したいなら転職エージェントを活用してはいかがでしょうか。
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