「やることがない……」暇な仕事はストレスになるの?
「仕事がないことでストレスを抱えている」と周囲に話しても、共感されづらいと感じているのではないでしょうか。
職場の同僚や上司は忙しそうだけれど、自分は何もやることがなく、ただ時間が過ぎるのを待つだけ。想像しただけでも、非常に耐え難い苦痛があります。
忙しいと時間はあっという間に過ぎるのに、する事がなくやり過ごす時間はとても長く感じてしまうものです。
また、仕事が暇でやることがない状態がずっと続くと、「このままでいいのだろうか」と、転職や退職を考える人も少なくないでしょう。
仕事がないストレスの理由が何かを知って、今の状況を変える方法を探していきましょう。
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仕事がなくて暇……ストレスの原因とは
仕事が日常的に忙しい人からすると、「仕事がなくてストレス」だと話しても、贅沢な悩みだと思われるかもしれません。
ですが、周囲が考える以上に仕事がない毎日は、苦痛を伴うものです。なかには、仕事がないストレスから、会社を辞めるべきか悩んでいらっしゃる方もいるでしょう。
周りは忙しそうにしているのに、自分だけ仕事がなく暇なことで自分自身を責めてしまっているかもしれません。
では、仕事がないこの辛い状況をリセットするためには、どうすればいいのでしょうか。まずは、ストレスの原因が何かを知って、抜け出すきっかけを作っていきましょう。
担当している仕事量が少ない
そもそも、任せられている仕事量が少なく、就業開始すぐにやることがなくなってしまう状況の方もいらっしゃると思います。
入ったばかりの新入社員には、仕事を把握するため与える仕事を少なくする傾向はありますが、それに当てはまらない場合、以下の点をチェックする必要があるかもしれません。
- 仕事に対して受け身ではないか
- 仕事のミスは最小限であるか
- 職場でのコミュニケーション不足はないか
など、働いている本人の仕事に対する意欲や能力に問題があり任せられる仕事が少ないといったことも。
仕事に意欲的であってもミスが多かったり、「何か手伝えることはありますか?」といった声掛けがなかったりすると、周りは仕事を任せづらいといった判断をしているかもしれません。
こういった場合は、働いている本人が仕事への取り組み方を改めることで改善されるでしょう。
ですが、雇っている会社側に問題がある場合もありますので、次の項目でご説明していきたいと思います。
社内業務の割り振りミス
社内が慢性的な人手不足であったり、仕事を割り振るはずの上司や先輩が忙しすぎたりすることで、あなたに対する業務の割り振りがうまくいっていない場合もあります。
本来なら与えられるはずの仕事が、マネジメント不足により偏りが生じている可能性はありませんか?
人手不足の場合は、仕事を教える立場の人が手一杯で現状に気付いていないこともあるかもしれません。また、教える暇もないほど仕事に追われている場合もあるでしょう。
自分の仕事ペースが早い
仕事を他の人より効率よくこなせることで、暇な時間ができてしまうといったケースもあるでしょう。
周りと同様の仕事量であっても、作業能力が早くどんどん仕事をこなしていきます。その結果、仕事がない状態になっているのかもしれません。
会社の閑散期や業績低迷によるもの
ホテルや旅館といった宿泊業は、大型連休が終わったあとや年末年始のあとが一般的に閑散期といわれています。
立地によって閑散期の時期は異なりますが、そういった時期的な状況により仕事がない状態になっていることも。
また、近年の新型コロナウイルスの影響で宿泊業は大きな打撃を受けており、業績不振によって仕事がない場合もあるかもしれません。
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「仕事がない」ことで感じるストレスとは
仕事がなくて暇な時間を過ごしていると、多くの人がストレスを感じていきます。なぜ、暇な状況が続くと苦痛を感じたり辛くなってしまうのでしょうか。
- 自分だけやることがなくて罪悪感がある
- 仕事にやりがいを感じられない
- 時間を無駄にしているようで焦る
- 職場でのコミュニケーション不足を感じる
職場内で同僚や上司が忙しそうにしているのに、自分だけが暇であれば罪悪感を感じてしまうもの。
また、簡単な仕事ばかりでは充実感もなく、仕事がなければ達成感もやりがいも感じられませんよね。
暇で仕事がない毎日を繰り返すうちに、さまざまな状況から受けたストレスが蓄積されていってしまうのです。
仕事がなくてストレス……現状から抜け出す5つの対処法
仕事がないストレスから抜け出すためには、理由がどこにあるのかを明確にすることが大切です。
仕事がない状態を生みだしている理由が自分にあるのか会社側にあるのかを考え、改善の余地があるのかどうかをチェックしていきましょう。
- 周囲の仕事を手伝えないか聞いてみる
- 上司に相談して仕事をもらう
- 忙しい人たちの手が回らない業務を進めておく
- 仕事に関する資格取得や知識を深める
- 転職を検討する
仕事を与えてもらえるまで待つだけでは、事態は好転しません。まずは、「何か手伝えることはありますか?」と、周囲や上司に相談してみましょう。
それでも事態が好転しない場合は、上司に人が足りていない部署への異動を打診してみても良いかもしれません。
忙しいからと後回しにしていた業務や社内業務の見直し、ファイルの整理など誰も手をつけていない雑務はありませんか?
仕事が暇で時間があるときだからこそ出来ることを探すと、意外と仕事は見つかるものです。
また、仕事が忙しい時にはできない資格取得に向けて勉強をしたり、仕事に関係する知識をさらに深める時間に充てたりするのもいいでしょう。
仕事がない原因が、自分にある場合でも会社側にある場合でも、仕事がない状況が改善される余地がないようであれば、転職を検討してみるのも一つです。
望んでいない環境はさらにストレスを増加させますので、自分がやりがいを感じて能力を活かせる職場を探しましょう!
仕事がないストレスが解消されない場合は転職も考えよう
仕事がないと分かっていて会社へ向かうことは、大変なストレスと苦痛を伴います。いろいろな対処法を試してみても状況が改善されない場合は、転職を視野にいれることをおすすめします。
コロナ禍で苦境に直面した宿泊業界ですが、需要回復に向けて感染予防の徹底や独自の対策に取り組んでおり、ともに業界を盛り上げてくれる仲間を求める施設も多いようです。
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