夜中から入れるホテルは需要が高い
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ホテルがチェックインを受け付けている時間はだいたい15時から24時までが一般的です。日本旅館や地方の小さなホテルとなると、20時前後までという所もあるでしょう。
しかし、もっと夜が更けてからでないとチェックインに来られない状況のお客様もいます。そのため、夜中から入れる、泊まれるホテルが少なからず存在するのです。
夜中のチェックインに対応しているのはどのようなホテルで、チェックインはどうやって受け付けているのでしょうか。チェックインが夜中になるお客様の事情も含めて見ていきましょう。
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ホテルのチェックインが夜中になるお客様の事情
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夜中にチェックインできるホテルにはどのような需要があるのでしょうか。24時を過ぎてから泊まりに来るお客様の事情として、多いものを紹介します。
終電を逃した
飲み会や残業が長引いたなどの理由で終電を逃した際、夜中から入れる、泊まれるホテルは便利です。
タクシーで帰宅するよりも安上りであったり、会社の近くで翌日の出勤が便利であれば「いっそ今夜はホテルに泊まろう」と考えるのですね。
シャワーを浴びて寝るだけの利用なので、ホテルのグレードやブランドには拘らずに入れる、泊まれるところに泊まるという人が多いのではないでしょうか。
交通機関の都合
高速バスやLCCを利用すると、夜中や早朝といった時間帯に目的地に着くことが多々あります。また、新幹線や電車の遅れで到着時刻が大幅にずれ込むこともあるでしょう。
そんな時にも、チェックイン時間の幅が広いホテルが利用されます。宿泊ではなくショートステイで時間を潰す、シャワーを浴びて休憩するなど目的で訪れる人も少なくありません。
急用での利用
夜になってから急に遠方に出向かなければならなくなった時や、家の鍵を紛失したなどのトラブルで、夜中からホテルに泊まる人もいます。
ホテルには緊急時のライフラインという、社会的な役割があります。夜中のチェックインに対応していれば、さらに世の中の役に立つことでしょう。
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夜中からのチェックインに対応しているホテルのタイプ
夜中のチェックインを受け付けるためには、24時以降もフロントを開けて人員を配置する必要があります。そのため、すべてのホテルが対応しているわけではありません。
夜中のチェックインに対応しているのは、どのようタイプのホテルなのかを見ていきましょう。
都心のシティホテル
都心のシティホテルには、出張で訪れて残業や接待を終えたのち、夜遅くにチェックインするお客様が少なくありません。
また、ある程度グレードの高いシティホテルであればお客様のリクエストにNOと言わないスタンスを貫いていることでしょう。チェックイン時間も融通を効かせ、24時を過ぎても対応する場合が多いです。
大手ビジネスホテルチェーン
ビジネスホテルはシンプルかつ便利な宿泊を提供するためのホテル。そのため、チェックイン時間についても柔軟に対応しています。
都市部の大手ビジネスホテルチェーンでは29時（朝の5時）ごろまでチェックイン可能としていることが珍しくありません。ただし、同じビジネスホテルチェーンであっても地方の支店では夜中のチェックインには対応していない場合もあるようです。
カプセルホテル
カプセルホテルはもともと、終電を逃した人をターゲットにしています。
夜中でもフロントは開いており、チェックイン開始の時刻からホテルの規定で日付を切り替える時刻までは、いつでもチェックイン可能であることが一般的。
事前の確認や予約をせずとも、空室があれば夜中から宿泊できる便利なホテルです。
夜中から入れる、泊まれるホテルの取り組み事例
24時以降のチェックイに対応しているホテルでは、お得で便利なプランを用意したり、夜中に正面玄関やフロントを閉めていてもチェックインを受け付けられるように、さまざまな工夫を行っています。
取り組み事例を把握して、運営の参考にしてください。
レイトチェックインプランを用意
24時から29時（朝の5時）くらいまでの間にチェックインする人のためのお得なプランを用意しているホテルがあります。
チェックインが夜中になることが予め分かっていればこのプランで予約し、通常通りチェックインをすればOK。滞在時間が短い分、割安価格で宿泊を提供しています。
また、あるビジネスホテルチェーンには24時以降直接ホテルに来てもらい、その時点で空室があれば割安価格で宿泊できるプランがあります。
電話などでの事前予約は受け付けておらず、行ってみないとわからないという点はお客様にとってはネックになる部分です。
しかし、夜中のノーショーを防げるため、本当に泊まる場所を必要としているお客様に客室を提供することができます。また、客室を無駄なく販売するためにも有効な方法ではないでしょうか。
申し出があれば対応する
予約時や、チェックインが24時を過ぎると分かった時点で連絡があれば、個別に対応するホテルもあります。
正面玄関は施錠して従業員通路から入ってもらう、フロントから内線で従業員呼び出してもらうなどの案内で、柔軟に対応しています。
高速バスとセットで販売
夜中というよりも早朝のケースが多いですが、客室を高速バスのチケットとセットで販売しているホテルもあります。
例えば仙台から新宿まで、高速バスの深夜便で向かうと新宿に到着するのは朝の5時半ごろになります。その時間に到着してすぐ、ホテルにチェックインしてシャワーを浴びたり、仮眠をとるために数時間滞在できるというプランです。
長時間の乗車による疲れを癒しながら、街が動き出す時間まで滞在できるのはとても便利でしょう。
オンラインチェックインの導入
オンラインチェックインを導入しているホテルなら、夜中のチェックインをとても簡単に受け付けることができます。
フロントが無人の状態であっても、専用端末にQRコードをかざすだけ。宿泊カードを書くなどの手間も省けるので、夜中まで動き回ってクタクタになったお客様にとっても良い仕組みでしょう。
オンラインチェックインについての詳細は、以下の記事をご参照ください。
ホテルで導入が進むオンラインチェックインとは？決済・チェックインをスマート化するメリット・デメリットを解説！
夜中からのチェックインで客室稼働率を上げよう
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新型コロナウイルスの影響によって、宿泊業界全体の状況が厳しくなっている今は、割安価格の短時間滞在であっても泊まってもらうに越したことはないでしょう。
夜中からのチェックインにまだ対応していないホテルが、態勢を整えて受け入れを始めてみてはいかがでしょうか。
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