ゲストハウスに住み込みで働くメリット・デメリット

最近増えているゲストハウス、「どんな人が働いているのか気になる」「アルバイトしてみたいな」なんて考えたことはありませんか?実はゲストハウス専用の求人サイトがあるなど、多くのゲストハウスではスタッフを募集しています。中には住み込みで働ける求人も見られ、リゾートバイト感覚で非日常を体験できるものも。当記事では、ゲストハウスの1日や気になる給与について、ゲストハウスで働くメリット・デメリットなどについて解説します。

目次

    ゲストハウスで住み込みで働く方法2つ

    カウンターの片づけをする男性

    iStock/skynesher

     

    ゲストハウスで住み込みで働く方法は、大きく分けると、時給をもらって働く「アルバイト・パート」と、無給で働く「フリーアコモデーション」の2つです。それぞれについて見ていきましょう。

     

    アルバイト・パート

    ゲストハウスで働く、とイメージしたとき、もっとも想像しやすい働き方ではないでしょうか。

     

    給与形態は通常のアルバイトと同じ、時給が一般的です。金額は地域やゲストハウスによって違いがありますが、ゲストハウスの求人サイトを見ると、1時間あたり800円~1000円台が多いようです。

     

    自宅からの通いで勤務するケースが多いですが、中には「住み込み可」としているところも。この場合、住み込みにかかる費用を引いた額の給与が支払われるようです。

     

    引かれる費用がどの程度になるかはゲストハウスによってまちまちですので、働きたいところがあったら事前によく確認しましょう。

     

    フリーアコモデーション

    もう一つの働き方は、「フリーアコモデーション(フリアコ)」と呼ばれるもの。ヘルパーと言われることもあります。

     

    フリアコとは、無給で働く代わりに

    • 住む場所が提供してもらえる
    • 水道光熱費が無料
    • まかないが食べられる

    などの恩恵が受けられる働き方をいいます。あまり聞き慣れないスタイルかもしれませんが、ゲストハウスの求人ではよく見られます。

     

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    ゲストハウスに住み込みで働く場合の業務内容は?

    ピンクの背景に赤いレトロな電話

    iStock/Krittiraj-Adchasai

     

    ゲストハウスに住み込みで働く場合、どんな仕事をするのか気になりますよね。一般的な内容としては、以下のようなものがあります。

    • チェックイン・アウト対応
    • メール、電話対応
    • 清掃
    • 夜間緊急時の対応

    アルバイトの場合はこれらすべての業務を早番・遅番など時間で分かれて担当します。一方、フリアコの場合は清掃だけ、朝/夜の受付だけというように、比較的少ない業務を任されることが多いようです。

     

    これらの仕事はゲストハウスで働く以上、最低限発生するものですが、中には「イベントの企画」や「併設されているカフェバーで接客」などを兼務する場合もあります。自分がスタッフとしてどの程度運営に関わりたいかによってゲストハウスを選ぶと、楽しく働けるでしょう。

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    ゲストハウスに住み込みで働くメリット

    笑顔でこちらを見ている女性

    iStock/miya227

     

    ゲストハウスに住み込みで働くことのメリットをまとめました。

     

    家賃や食費を節約できる

    ゲストハウスに住み込みで働く場合、家賃や水道光熱費が無料、もしくは格安で済みます。まかないを出してくれるところであれば、食費も節約できます。

     

    都心部で暮らす場合、ひと月あたりの家賃が8万円だとして、ゲストハウスに住み込みで働けばその分が節約できます。計画的に貯めれば、貯金もできるでしょう。

     

    海外のゲストと交流できる

    ゲストハウスには、国内外からたくさんの人が訪れます。とくに外国人観光客が多いので、普段の生活では知り合えない国の人とも交流できるでしょう。

     

    自然と英語を使う機会が増えるため、英語力やコミュニケーションスキルも磨かれるはずです。

    ゲストハウス経営の修行になる

    将来、ゲストハウスの経営を考えている人にとっては、良い経験になるでしょう。事実、そういった夢の第一歩としてゲストハウスで住み込みで働く人は少なくないようです。

     

    実際に働くことで得られる知識もありますし、オーナーや関係者とのつながりが増えるのもプラスになります。

     

    その土地に移住したときのシミュレーションができる

    ゲストハウスを始めるには、新築で建てる以外にも古民家をリノベーションして……など、やり方はいろいろあります。自分が好きな場所でゲストハウスをやりたい、と考える人もいるでしょう。

     

    しかし、移住とともに新しいビジネスを始めるのは、リスクも大きいです。

     

    リスクを軽減するには、本格的に移住する前にシミュレーションするのが効果的。ゲストハウスで一時的に生活してみると、頭で考えていただけではわからなかった気づきがあるでしょう。

    ゲストハウスに住み込みで働くデメリット

    不満げな女性

    iStock/SB

     

    メリットがあれば、当然デメリットもあります。ここでは、ゲストハウスに住み込みで働くデメリットを紹介します。

     

    給料がないor少ない

    フリアコで働く場合、給料は払われません。家賃や水道光熱費が免除されるとはいえ、それだけで生活するのは難しいでしょう。そのため多くのフリアコは、空き時間に別のアルバイトを行っているようです。

     

    アルバイトで働く場合は、働く時間に応じた給料が支払われるので、フリアコに比べると収入のコントロールはしやすいかもしれません。

     

    ただゲストハウスの求人の多くは、他の職種と比べて時給が高いとは言えないようです。参考までに、2019年10月に改定された地域別の最低賃金一覧を見てみると、東京都は1,013円。東京のゲストハウスの求人は、時給1,000~1,100円程度に設定されているものが多いようです。

     

    参照:厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」

     

    人間関係の悩み

    他にも住み込みで働く人がいる場合、アルバイトやフリアコ同士の人間関係が生じます。職場でもプライベートでも顔を合わせることになるため、合わない人と一緒になると大きなストレスになるでしょう。

     

    夜中の緊急対応

    夜中に何かトラブルがあった場合は、その場にいるアルバイトやフリアコが対応しなければなりません。

     

    臨機応変に落ち着いた対応が求められるのに加えて、言葉が通じない外国人ともうまくコミュニケーションを取らなくてはならず、プレッシャーがかかります。

    人と交流できるゲストハウスで、働きながら得難い体験を

    集まって談笑する若い男女

    iStock/AntonioGuillem

     

    ここ数年でゲストハウスの数がぐっと増えました。それに伴い、ゲストハウスで働きたい人、働いてほしい人の数も増えています。

     

    その一方で、ゲストハウス自体が日本ではまだまだなじみ深いものではないため、働き方などがピンとこない人も多いでしょう。

     

    ゲストハウスの「人が集まり、交流する」しくみと、住み込みで働くスタイルはとても相性が良く、多くのゲストハウスで住み込み可のアルバイトやフリーアコモデーションを募集しています。

     

    勤務内容や条件はゲストハウスによってまちまちなので、いざ働き始めてからのミスマッチを防ぐためにも、事前にしっかりと情報収集をしておくことをおすすめします。

     

    合うゲストハウスが見つかれば、きっと他のアルバイトでは得難い体験ができるはずですよ。

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