新卒の定義
そもそも新卒とは、新規学校卒業予定者を省略した言葉です。学校教育法にもとづき、高校や短大、大学などを卒業する学生のことです。
つまり、新卒採用はこれまでに就業経験がない学校卒業見込みの学生を採用するという意味を持ちます。
また、厚生労働省の青少年雇用機会確保指針によると、卒業後3年以内に一度も就職していない既卒者も新卒扱いとすると記載されています。
参考資料:青少年雇用対策基本方針/厚生労働省
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ホテル業界の新卒採用事情
日本では、若手人材の採用を目的に多くの企業が新卒採用を取り入れています。それはホテル業界でも同様です。
ホテル業界にはフロントや調理、料飲、清掃、事務、施設管理などさまざまな職種があります。職種の豊富さに加え、未経験者でも働きやすいという特徴があるため、就業経験がない新卒でも挑戦しやすい環境が整っているようです。
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新卒でホテルの調理スタッフに採用されるために!在学中にできる対策
新卒でホテルの調理スタッフに採用されることを目指すのであれば、在学中に少しでも調理スキルを向上させておくことが有効となる場合があります。ここでは、在学中にできる対策を確認しておきましょう。
インターンシップやアルバイトなどで調理経験を積む
新卒採用でホテルの調理スタッフを目指す場合、在学中に飲食店やホテルの調理部門のインターンシップやアルバイトを経験するとよいでしょう。
入社前に実務的な調理スキルが身につき、飲食業界の仕事に慣れることができます。入社後の業務理解をするスピードを早められる可能性があるでしょう。
調理師免許の資格取得を目指す
在学中に調理師免許の資格を目指すことも有効です。調理師免許を取得する方法は2つあり、調理師養成施設に通っている場合は試験を受けることなく卒業と同時に資格を取得できます。
一方、調理師養成施設以外の学校に通っている場合は、調理師試験を受験し、合格しなければなりません。中学校卒業以上の学歴があり、2年以上の実務経験を経ている場合、受験資格を得ることができます。実務経験として認められるのは、以下のとおりです。
- 飲食店
- 魚介類の販売業(調理業務に限る)
- 総菜の製造業
- 学校・病院・寄宿舎などの給食施設
アルバイト勤務でも実務経験としてカウントされますが、週4日以上かつ実働時間が一日6時間以上であることが条件となっています。
調理師免許を所有していることで、調理や食材などの知識やスキルに加え、衛生面に関する知識を持っていることの証明となるでしょう。
料理人としての社会的信用につながりますし、学生時代に力を入れたこととしてアピールすることも可能となります。
料理教室に通う
料理教室に通うことも、調理の基本技術や専門知識を体系的に学ぶことにつながります。料理教室の先生から直接調理に関する指導を受けることで、効率的に技術を習得できるでしょう。
調理中にわからないことが出てきた場合でもすぐに質問して確認でき、アドバイスを受けられるので確実な理解へとつながる可能性があります。
自宅で料理を作ってみる
自宅で料理を作る機会を増やすことで、実践的に経験を積むこともできるでしょう。料理本やレシピサイトで得たレシピを実際に作ってみることで、自分自身の料理スキルを向上させることができます。
また、幅広い料理のジャンルに挑戦してみるのもよいかもしれません。たとえば、和食から洋食、中華料理など。さまざまなジャンルの料理に挑戦してみることで、幅広い料理スキルを身につけられるでしょう。
新卒でホテルの調理スタッフに採用されるために在学中にできることをしておこう
インターンシップやアルバイトなどで調理経験を積んだり、調理師免許の資格取得を目指したりするなど、新卒でホテルの調理スタッフとして採用されることを目指して在学中にできることはたくさんあります。
新卒採用の面接でアピールできるスキルや資格を事前に身につけておき、就職活動を成功させましょう。
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