コスチュームコーディネーターは主役を輝かせる仕事!
コスチュームコーディネーターとは、挙式や披露宴には和式・洋式など、さまざまなスタイルの会場の雰囲気を考慮しながら、衣装やヘアメイクなどで主役のお二人を輝かせる任務を担っている仕事です。
コスチュームコーディネーターは、新郎新婦の希望を実現できるよう、さまざまな見方でアドバイスをする役割があるので、イメージを形にできた瞬間に立ち会えるやりがいのある職業でしょう。
そんなコスチュームコーディネーターについて、仕事内容から働くうえで必要なスキル、向いている人の特徴などを紹介します。
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コスチュームコーディネーターの仕事内容とは?
コスチュームコーディネーターは、結婚式の進行に合わせて新郎新婦のコスチューム選びのお手伝いをします。仕事内容は主に3つに分けられます。
コスチュームのトータルコーディネート
結婚式で新郎新婦が身につけるコスチュームや小物を、トータルコーディネートすることが主な仕事です。お客様がイメージしている結婚式の雰囲気や、コスチュームの好み、希望などを聞き出し、お客様に喜ばれるコスチュームを提案しなければいけません。
新郎新婦の体型や顔の印象なども見ながら、最も美しく、凛々しく見せられるように、幅広い知識に支えられたプロとしての目線が求められます。お客様に似合う最高のコスチュームを選ぶために、ヒアリング力や提案力が必要となるでしょう。
コスチュームの手直し
結婚式などで着るコスチュームが決まったら、お客様の体型やリクエストに合わせてドレスのサイズを直し、補正を行います。どのようなアイテムでも美しく仕上げられる高度な裁縫技術が求められます。
お客様と綿密にコミュニケーションをとりながら、理想とする形に作り上げます。コスチュームがほつれたり痛んだりした場合の修繕も、コスチュームコーディネーターが行うこともあります。
コスチュームのお手入れ
ホテルで管理しているコスチュームの数は相当数になります。それらのコスチュームをいつでもお客様に見ていただけるよう、お手入れをし整えておく作業もコスチュームコーディネーターの仕事です。ドレスのチュール一枚一枚にアイロンをかけ、ほつれや汚れがないか細心の注意を払ってチェックします。コスチュームだけではなく、アクセサリーや靴などの小物のお手入れ、管理も行います。
このようにコスチュームコーディネーターは、お客様のコスチュームコーディネートや提案の他にも、コスチュームのお手入れや手直しも行います。「着てよかった」と、お客様の思い出に印象深く残るようなコスチュームを提供できるよう、最善を尽くします。
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コスチュームコーディネーターに向いている人の特徴
お客様への提案力や衣装を扱う器用さなどが求められる、コスチュームコーディネーターに向いている人とはどんな方でしょうか?
- ホスピタリティマインドを持っている人
- 婚礼衣装などに興味のある人
- 業務を通して学ぶ姿勢のある人
コスチュームコーディネーターは、新郎新婦のなりたいイメージを聞き取り、最適な衣装を提案・提供するお仕事です。そのため、「お客様に喜んでもらいたい」「役に立ちたい」という心持ちで仕事に取り組める方にピッタリでしょう。
加えて、結婚式のイメージは十人十色のため、扱う衣装も多岐に渡ります。普段からファッションに興味のある方は、毎日新鮮な気持ちで業務にあたれるのではないでしょうか。
最後に、先述のとおりコスチュームコーディネーターは結婚式で身につけるものをトータルコーディネートするので、多くの知識やスキルが求められることも。
常に上昇志向があり、お客様のために努力を怠らない方にも向いていますね。
コスチュームコーディネーターは、これまでのノウハウをアップデートしていく姿勢を持つことが大事でしょう。
コスチュームコーディネーターのやりがい
特別な日のコスチューム選びを任される誇り
コスチュームは、結婚式などのライフイベントを盛り上げるために欠かせないアイテムです。特に結婚式では、身につけるコスチュームによって新郎新婦や式全体の印象がガラリと変わるため、コスチューム選びはとても重要です。
お客様の希望を取り入れるだけではなく、プロならではの視点でお客様に似合う最高の一着を選び、提案しなければいけません。提案したドレスをお客様に気に入っていただき、コスチュームによってお客様自身の魅力を最大限に引き出せたときには、仕事への誇りを強く感じることができるでしょう。
お客様の幸せを間近で感じられる喜び
女性にとってウェディングドレスは憧れであり、ドレスを選び身につけるときは人生においても特別な瞬間となります。たくさんあるドレスを前に、目を輝かせながら楽しそうに選んでいるお客様の姿を間近で見られることは、コスチュームコーディネーターならではの喜びと言えるでしょう。
コスチュームコーディネーターの難しさ
お客様を納得させられるセンスとバランス感覚
結婚式の主役である新郎新婦のコスチュームをコーディネートするためには、さまざまなお客様の好みにも幅広く対応できる、高いセンスと知識、バランス感覚が必要となります。
お客様に満足していただける提案ができるように、日頃からウェディングやファッション業界の流行をチェックし、美しいものに触れてセンスを磨く、常に努力が求められます。ライフイベントがコスチュームによってより思い出深いものになるのかどうかは、コスチュームコーディネーターの腕次第と言えるでしょう。
意外と体力が必要
コスチュームコーディネーターは、意外と体力が必要となる仕事です。結婚式で着用するウェディングドレスをフィッティングするときは、気に入るドレスを見つけるために何着も試着します。
その都度着脱のサポートを行い、ドレスやアクセサリーをいくつも用意しなければならないため、気づいたときには数時間動き回っていたということもあるようです。結婚式のスケジュールによっては、早朝から夜遅くまでと不規則な勤務になることもあるため体調管理も欠かせません。
コスチュームコーディネーターになるには?
コスチュームコーディネーターになるための必須資格はありません。ブライダルや服飾関係の専門学校やスクールで学んだ後に仕事に就くことが一般的ですが、未経験でも採用されるケースなどがあります。次のような資格を持っていると実際の業務で役立つでしょう。
【資格】
・色彩検定
・WBJ認定ドレスコーディネーター
・パーソナルカラー検定
・きもの文化検定
・服飾インストラクター
・ファッションデザイナー認定試験
求められる資格や知識は、ホテルによって異なりますが、服飾に関する資格や知識があると役に立つでしょう。
コスチュームコーディネーターには、次のようなスキルも求められます。
【求められるスキル】
・コミュニケーション能力
・接客マナー
・柔軟な対応力
・細かな気配り
お客様と直接やりとりをするので基本的な接客マナーは必要となります。打ち合わせをスムーズに進めるためにコミュニケーション能力も欠かせません。また、お客様のさまざまな要望に対応するための柔軟な対応力も求められます。
コスチュームコーディネーターの将来性について
コスチュームコーディネーターは、経験や実績がものをいう仕事です。そのため、現場での場数を踏むことで、勤務場所などを選ばずに長く働ける魅力があります。
経験が浅い方は、ホテル業界などで十分なスキルを積むことによって、将来は独立して活躍することも可能でしょう。
さらに、結婚や育児などで長期間現場から離れたとしても、復職しやすい仕事でもあるそうです。自身のライフステージの変化があったとしても、「一生の仕事」として続けていけるでしょう。
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コスチュームコーディネーターは、たくさんの衣装からお客様にピッタリな衣装やアクセサリーなどを提案する重要なお仕事です。
新郎新婦が幸せな門出を迎えられるよう、日々の自己研鑽を怠らずに対応していきましょう。
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