地域限定旅行業務取扱管理者とはどんな資格?地域限定旅行業の概要や、合格率・難易度を解説!

2018年、地域の観光資源を促進する「地域限定旅行業」への参入ハードルを下げるため、「地域限定旅行業務取扱管理者」の資格が新設されました。地域限定旅行業務取扱管理者とは、どのような資格で、難易度や合格率はどのくらいなのでしょうか。試験のスケジュールや独学の方法と併せて解説します!

地域の活性化に貢献できる「地域限定旅行業務取扱管理者」

資格試験

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「地域限定業務取扱者」は、2013年に設定された「地域限定旅行業」をより普及させること目的とし、2018年に発足した新しい資格です。

 

旅行商品の販売を行う事業所には、「旅行業務取扱管理者」を1名以上配置しなければなりません。

 

従来まで、旅行業務取扱管理者の資格は国内旅行のみを販売できる「国内旅行業務取扱者」と、国内旅行・海外旅行の両方を販売できる「総合旅行業務取扱管理者」の2種類でした。

 

地域限定旅行業を営むためにも、いずれかの資格保持者を配置する必要がありましたが、資格の取得が易しい地域限定旅行業務取扱管理者が登場したことで、旅行商品販売のハードルが低くなったのです。

 

事業所に地域限定旅行業務取扱管理者を配置することで、どのような業務ができるようになるのでしょうか。試験のスケジュールや合格率、市販のテキストを使った独学の方法などを見ていきましょう。

そもそも地域限定旅行業とは?

まずは地域限定旅行業務取扱管理者の資格に深い関係のある、地域限定旅行業とはどのような旅行業なのかを理解しましょう。

 

地域限定旅行業は、地域の観光資源の活用を促進するため、2013年に作られた、旅行業の登録種別です。基準資産額100万円以上で登録できるため、中小企業や個人事業主でも旅行商品の販売に参入しやすいことが特徴です。

 

そのかわり「地域限定」というだけあって、販売できる旅行商品のエリアは限定的。事業所が立地する市町村と隣接する市町村、観光庁の定める区域内での旅行商品のみの販売が認められています。

 

隣接する市町村に豊富な観光資源があるエリアや、観光庁の定める区域内のエリアなどに事業所を設ければ、充実の旅行プランを販売できるでしょう。

 

たとえば、東京都港区の竹芝から小笠原諸島の大島までは、船が最初に到着する港であるという理由で、観光庁が認める区域になっています。事業所を港区もしくは大島に設ければ、地域限定旅行業でも本格的な観光旅行の提供が可能です。

 

また、国内旅行業務取扱管理者・総合旅行業務取扱管理者の資格は、旅行販売業に従事する人のための資格というイメージがありました。

 

一方、地域限定旅行業務取扱管理者は、既存の事業から旅行業へと、サービスの幅を広げる目的で資格保持者を配置する企業が少なくありません。

 

地域限定旅行業務取扱管理者を配置し、地域限定旅行業として登録することで、例えば以下のようなサービスを提供できるようになるのです。

 

  • ・旅館でオプショナルツアーを販売する
  • ・バス会社やタクシー会社でガイドツアーを行う
  • ・飲食店でピクニックイベントを開催する
  • ・カルチャースクールでキャンプを企画する

 

あらゆる地域密着型の観光において、地域限定旅行業務取扱管理者は事業を切り拓くキーパーソンといえるのではないでしょうか。

地域限定旅行業務取扱管理者の試験範囲や難易度はどのくらい?

微笑む女性

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地域限定旅行業務取扱管理者は、国内旅行業務取扱者・総合旅行業務取扱者と同じく国家資格ですが、取得するのはそう難しいことではありません。

 

受験科目は例年の合格率がおよそ40%前後の国内旅行業務取扱者と同じく「法令」「約款」「国内旅行実務」の3科目ですが、航空運送の約款と利用料金、観光地理などが出題範囲から除外されているのです。

 

特に、観光地理は多くの国内旅行業務取扱管理者の受験者が苦労する部分といわれたります。そこが出題範囲から外れるので、難易度はグッと下がることでしょう。

 

令和2年度の地域限定旅行業務取扱管理者の合格率は41.6%。だいたい2.4人にひとりが合格しています。ただし、試験会場が東京都と兵庫県(令和元年は大阪府)のみ。受験会場が遠いことがハードルになるかもしれません。

 

なお、国内旅行業務取扱管理者の詳細については以下の記事をご参照ください。

 

国内旅行業務取扱管理者の資格を取るメリットとは?難易度や合格率はどれくらい?

地域限定旅行業務取扱管理者の受験スケジュール

域限定旅行業務取扱管理者の資格試験はどのようなスケジュールになっているのでしょうか。大まかな時期を把握し、勉強の計画を立てましょう。

 

申し込みから合格発表までは、以下の流れで進行します。

 

例年、7月初旬から中旬にかけて、願書の受付がスタート。試験が行われるのは9月上旬です。毎年、第一日曜日に行われることがほとんどで、国内旅行業務取扱管理者の資格試験と同日になります。

 

合否の発表は10月の下旬で、観光庁のホームページ上での発表と、郵送による結果の通知が届きます。

地域限定旅行業務取扱管理者はテキストが無い?

地域限定旅行業務取扱管理者は難易度が低く、まじめに取り組めば独学でも十分に合格を狙えます。

 

独学に必要不可欠なテキストですが、2020年11月現在の時点では、 地域限定旅行業務取扱管理者のみに絞ったテキストは市販されていません。

 

そのため、国内・総合の旅行業務取扱管理者のテキストを入手し、 地域限定旅行業務取扱管理者の試験の出題範囲だけを選んで勉強するのがスタンダードな勉強法。

 

実際に勉強を始めてみて、余裕があれば国内・総合の旅行業務取扱管理者の受験に切り替えることもできるでしょう。

観光業で働くなら地域限定旅行業務取扱管理者は有利な資格

宿場町

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地域限定旅行業務取扱管理者はの資格は、旅行商品の販売業に限らず、観光関係者なら取得して損はないはずです。

 

特に将来地元の観光業に携わりたいと考えている学生さんや、事業の拡大を目指すホテル・旅館の従業員のみなさんは、ぜひ取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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