バーテンダーのなり方2選
バーテンダーになるための道筋は、大きく分けてふた通り。それぞれ詳しく見ていきましょう。
専門学校などで学ぶ
ひとつめは、調理学校やホテルの専門学校で学ぶ方法です。実技の授業があるので、知識を得るだけでなく、腕をみがける点がメリット。疑問点があればすぐに質問できる環境も整っています。
また「習い事」としてカクテル作りを勉強する手段もあります。専門学校などに比べると手ごろな料金で学べるので、他の仕事をしながらバーテンダーをめざす方にぴったりでしょう。ただし習い事は「趣味の集まり」「楽しく学ぶ」といった性質が強いので、そこからプロを目指すのであれば自己鍛錬が必要かもしれません。
通信講座で勉強することも可能です。
バーで働き始める
学歴や経験がなくてもバーテンダーとして働き始めることは可能です。アルバイトなどで就業し、働きながらカクテル作りを勉強するのです。
新人のうちは店を清掃したり、グラスをみがいたりといった雑用が中心でしょう。また、営業中はいそがしくカクテル作りを教わったり、勉強したりということは難しいもの。
休日などに自分で勉強し、成果を先輩に見てもらうなどストイックに取り組む覚悟が必要です。
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バーテンダーとして一人前になるには?
専門学校を出たり、バーで働いたりしただけでは「一人前のバーテンダー」とはいえません。バーテンダーとして身を立てるためには、どのような要素が必要なのか見ていきましょう。
お酒の知識を身につける
一人前のバーテンダーは、最低でも300種類程度のカクテルについて、正しい知識を持っているといわれています。材料となるリキュールや果実、作り方などを貪欲に学ぶことは不可欠です。
また、新しいカクテルが誕生したり、トレンドが変わったりすることも日常茶飯事。常にアンテナを張る姿勢が重要です。
お客様の様子をよく見る
楽しい話をしたいお客様、愚痴を聞いてもらいたいお客様、静かに過ごしたいお客様など、バーにはさまざまな人が訪れます。
一人前のバーテンダーは、カクテルを作りながらもお客様の様子をよく観察しているもの。適切なコミュニケーションを取り、心地良いひと時を提供するために大切なことではないでしょうか。
カクテル作り以外のスキル・知識も高める
バーテンダーの仕事は、カクテル作りだけではありません。店内の清掃や材料の仕入れ、売上管理などに携わることは多いでしょう。
店舗で頼られるバーテンダーになるには、素早くきれいに清掃するテクニックや経営に関する知識など、カクテル作り以外のスキルや知識も身につける必要があります。
「将来独立開業したい」と考えるバーテンダーにとっては、特に重要ではないでしょうか。
バーテンダー関連の資格を取得する
バーテンダーは資格がなくてもできる仕事です。しかし、知識や技術を客観的に証明するには、資格を取得することが近道かもしれません。カクテル作りやお酒、食品衛生に関する資格は、一人前のバーテンダーをめざす上で持っていて損はしないはず。
転職などで有利に働く可能性もあります。
コンテストなどでの入賞を狙う
バーテンダーの世界では、さまざまなコンテストが開催されています。入賞すれば知名度が上がり、お店の看板バーテンダーになれるかもしれません。独立開業の際にも箔がつくでしょう。
また、コンテスト入賞をめざして技術をみがいたり、他の出場者から刺激を受けたりすることにも、大いに意味があります。ぜひ、積極的に挑戦してくださいね!
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
バーテンダーは未経験から目指せる職業!
現在他の仕事をしている方や、飲食店での就業経験がない方でもやる気と努力次第で一人前のバーテンダーになることは可能です。今回の記事を参考に、知識と技術をみがいてくださいね。
なお、バーテンダーの就業先としてはホテルのバーなどもおすすめです。バーテンダーの仕事探しは、おもてなしHRが力になります。