ESは通るのに……なぜ面接に落ちるの?
「面接は盛り上がったのに……」
「質問に対して全部きちんと答えられたのに……」
良い感じに面接を終えられ、合格が期待できる流れだったのにもかかわらず、落ちてしまったという経験がある方は少なくありません。
では、なぜ面接に落ちたのでしょうか?
不採用になる理由を紹介しますので、これからの面接にいかすためにも反省できる部分がないか見ていきましょう!
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よくある面接に落ちる理由5つ
まずは、よくある面接に落ちる理由を5つ紹介します。
笑顔がなく、表情が固い
面接で「緊張で笑顔が作れない」「表情を気にしていられない」というのは、多くの方が悩む部分です。
面接官も緊張していることは理解していますが、笑顔が魅力的な方と比べると、やはり話しづらい、暗いというイメージを持ってしまいます。
特に、応募者をしぼるための一次面接においては、表情から見て取れる印象の差が結果を大きく左右することも。
不採用を恐れれば恐れるほど、緊張で笑顔を出しづらいですが、その中で表情を豊かにするからこそ面接官に好印象を与えられるのでしょう。
清潔感がなく、面接に適切な服装でない
スーツがヨレヨレでシミがついている、無精髭が生えている、メイクが濃すぎる……。
ビジネスにおいて、清潔感のある身だしなみは基本中の基本です。
服や髪などが乱れていると「基本ができない人」と見られ、かなりマイナスな印象を与えてしまいます。
身だしなみは第一印象を与える重要な要素です。初手の印象が悪くなってしまうと挽回が厳しいため、きちんと整えてから臨まなければなりません。
遅刻をする
遅刻は1秒でも遅れたらアウトです。
公共交通機関による遅延など、致し方ない遅刻の場合は速やかに採用担当者へ連絡しなければなりません。WEB面接が多い現代では、機器のトラブルによる遅刻も増えているようです。
いかなる場合であっても、事前にきちんと連絡を入れることでイメージダウンが少しは軽減されます。
遅刻と同時に、忘れ物にも注意しましょう。
質問に対して回答にズレている
最初は質問に沿った回答ができていても、話すうちに「あれも伝えたい、これも……」と内容が浮かんできて、最終的に何を言いたいのか分からなくなる方は少なくありません。
いろいろな想いが込み上がりすぎて、話が長くなる方によく見受けられる原因です。
「一生懸命話しているのは分かるけど、肝心の何を伝えたいかが分からない」と、面接官を困らせてしまわないように、話は30秒〜1分を目安にまとめましょう。
簡潔に伝えることが苦手!という方は、エレベータートークというトーク術で話す練習をしてみると何か良いコツがつかめるかもしれません。
※エレベータートーク=エレベーターに乗っている時間内で、相手の印象に残るように伝えたいことを伝えるトーク術。
否定的な発言が多い
相手の言ったことに対して「でも」「いや」と否定して返す回数が多くはありませんか?
ネガティブな発言が多いと、面接官は「協調性や向上心がないのでは?」「否定の言葉ばかりで逃げてきたのでは?」という印象を持ってしまいます。
自分の意見があることは素晴らしいことですが、相手の話を聞き入れる姿勢も大切にしましょう。
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他にもある?面接に落ちる理由
面接官は、応募者の態度や仕草、言葉遣い、表情などさまざまなポイントを注意深く見ています。
前の項目で挙げた理由以外に、不合格のフラグはあるのでしょうか。それぞれ詳しく見ていきましょう。
書類を片手で渡す
履歴書や職務経歴書を渡すとき、片手で渡すと傲慢で雑な印象を与えてしまいます。
マナーがなっていないと思われるため、きちんと両手で相手に渡すようにしましょう。
特に、所作を大事にするホテル業界やブライダル業界などでは、落ちる理由として挙げられやすいです。
履歴書に誤字脱字があった
提出書類にミスがあると、面接が実施されたとしてもマイナスな印象の状態でスタートします。
書類を提出する時点から面接は始まっていると考え、念入りにチェックするようにしましょう。
また、転職回数が多いなどのポイントも印象を下げやすいため、面接で落ちる理由のひとつとして結果に影響することがあります。
企業研究ができていない
キャリアプランや志望動機が薄いと、会社の調査が足りていないと見抜かれてしまいます。
最終面接に近づけば近づくほど、「うちのどこに魅力を持ったの?」「課題点は何だと思う?」などと、企業研究の成果を深堀されることが多いです。
回答が曖昧だと、志望度が低いと認識されてしまうため、最終面接であっても落とされるリスクが高まります。
抽象的な話が多い
面接において「貢献したい」「成長したい」などの言葉を使う方は多いでしょう。
しかし、それだけでは説得力がありません。
貢献するために自分はどのような行動を起こしているのか?また、起こそうと考えているのか?と具体的に話す必要があります。
髪を触るなどの癖がある
髪を触る、貧乏ゆすりをする、咳払いをするなどの癖がある方は気を付けましょう。
癖をすぐに直すというのは簡単にできるものではありません。日頃から意識して改善に努めることが大切です。
「第一志望ではない」と伝えてしまう
複数応募している方の中に見受けられる理由です。
第一志望ですか?内定を出したら承諾してくれますか?という質問に分かりませんと答えてしまうと、ほとんどの場合通過できません。
「はい、貴社が第一志望です」または「貴社とご縁がなかった場合に備えて、他に検討している企業もございますが、貴社が第一志望です」と答えましょう。
社風に合わない
社風に合わないという理由で落とされた場合は、仕方ないという結論に至るケースが多いです。
無理に社風に合わせて採用されたとしても、入社後に困るのは自分自身ですので、すぐに切り替えて次の仕事を探しましょう。
面接に落ちないためには?対策ポイント
この項目では、面接に落ちないための対策方法を紹介します。
これから臨む他社の面接で合格をもらうためにも、下記を参考にしてくださいね。
模擬練習をする
質問に答える練習はもちろん、話し方・声のトーン・表情を要チェックしましょう。
これは本番当日、面接の直前におこなうのも有効です。
軽く発声したり、顔の体操をして表情をやわらかくしたりと、第一印象・雰囲気を良く魅せるための準備をしてください。
自然であれば身振り手振りもOKです。むしろ良い印象を与える効果あるため、程よく活用していきましょう。
時間がある方は、転職エージェントを頼って面接練習の相手をしてもらうこともおすすめです。
準備してきたという姿勢を見せる
「貴社は〇〇に力を入れていると伺っております」「企業は〇〇事業を展開しておりますが〜」など、企業の情報を調べてきたというアピールができると効果的です。
また、自分の経験を整理しておくことも忘れずにおこないましょう。
面接では、これまでの経験からどのような考えを持ってきたのか?どのように価値判断をしてきたのか?という点を深堀される傾向にあるためです。
面接官は味方!きちんと会話をする
面接官は決してあなたの敵ではありません。これから一緒に働く仲間と考え、好意を持って話しましょう。
当日は面接官とコミュニケーションを取ることに注力してください。
会話を成り立たせることが第一です。多少言葉がボロボロになってしまっても、伝えたいことが伝われば問題ありません。
面接に落ちる理由を把握して準備を徹底しよう
なぜ落ちたのか分からない面接は、自分ひとりではなかなか気づかない反省点があるものです。
そのため、第三者からアドバイスをもらうなどして、内定獲得の可能性を高めていきましょう。
また、面接が不安な方はエージェントを活用してみるのもひとつの手です。面接の突破に必要なノウハウを教えてもらえるかもしれません。
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