交通費が出ないのは違法ではない?
「交通費が出ない会社へ入社したけど、これは違法にならないのか?」と、気になっている方もいるのではないでしょうか?
結論から言うと、交通費の支給は法律で義務づけられていないので違法にはなりません。
そのため、交通費が出ない会社は法律違反をしているのではなく、従業員の働きやすい環境の整備に欠けていると言えるでしょう。
ただ、交通費が出ない会社の中には、就業規則に交通費の支給について記載していることもあるので確認が必要です。
また、厚生労働省の「最低賃金の対象となる賃金」によると、最低賃金に交通費を含めてはいけないと定められています。
もし勤務先が最低賃金に交通費を含めていたら、最低賃金とは分けて交通費を支給しなければなりません。
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交通費が出ないのは雇用形態も影響するの?
ここまでで、「交通費が出ないのは違法ではない」とご理解いただけたかと思います。
ちなみに、「交通費が出ないのは雇用形態も影響するのでは?」と感じた方もいるはずでしょう。
多くの企業では、優秀な人材を正社員として迎えるために交通費を支給しますが、アルバイトの場合は比較的会社の近くから通勤すると思われやすいため支給しないこともあるそうです。
ただ、正規労働者と非正規労働者の待遇の差を解消するために「同一労働同一賃金の導入」が始まっています。
もし、同じ仕事内容で働いているのに、交通費は正社員にしか支給されていなかったら、会社に対して交通費を請求することができるので交渉してみましょう。
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交通費が出ない会社に入社した際の対処法
ここでは、交通費が出ない会社に入社した際の対処法を3つ紹介します。交通費が支給されないことで悩んでいる方は、参考にしてくださいね。
就業規則を確認する
まず、会社にある就業規則を確認してみましょう。
就業規則とは、労働時間や給与などをルール化しているもので、雇用主と労働者との間でトラブルが生じることを防ぐ目的があります。
もし、就業規則に交通費の支給について記載されていたら、これまでの交通費の負担額を請求できるかもしれません。
もしくは、応募したときに確認した募集要項などがあれば、一度目を通してみましょう。
会社に交通費の相談をする
就業規則などに交通費に関する記載がなくても、諦める必要はありませんよ。
一度、会社に交通費を支給してくれないか相談してみることで、会社によっては支給してくれるかもしれません。
ただ、雇用形態に関係なく交通費自体を支給していない場合は、話し合っても平行線のままになることも。
支給される可能性が高まるのは、正社員とアルバイト・パートなど雇用形態で差別化されている場合に限ります。
その場合は、前述で解説した「同一労働同一賃金の導入」を活かして交渉しましょう。
転職活動する際は転職エージェントを利用する
就業規則を確認したり、会社に相談したりなど、交通費を支給してもらうために行動したけど、改善しなければ転職を検討してみましょう。
ただ、働きながらの転職活動は想像以上に大変なので、なかには転職自体を諦めてしまう方も少なくないはずです。
そんなときは、転職のプロである転職エージェントの力を借りてみませんか?
転職エージェントとは、交通費が出ない会社を退職する際のポイントだけではなく、あなたに適した求人を無料で紹介するサービスです。
もちろん、面接対策や自己分析のサポートも受けられるので、一人だけの転職活動に不安を感じている方は利用してみてはいかがでしょうか。
交通費が支給される会社への転職を成功させよう!
交通費が出ないのは違法ではありませんが、従業員の働きやすさへの配慮に欠けている会社だと思われる傾向が強いです。
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