ホテルの客室清掃、クビになることはある?
客室清掃の仕事は、決して簡単な仕事ではありません。仕事を始めて3日~一週間で自分から辞めてしまう人がいるほど、かなりハードな仕事なのです。
ホテルの客室清掃は時間との勝負。丁寧でスピーディーな仕事が求められ、手抜きや小さなも許されません。
もし手抜きやミスが見つかれば、クレームに直結してしまいます。
「家の掃除が得意だから」「接客はやりたくないから」「時間の融通が利くから」などの理由だけで客室清掃の仕事を選ぶと、仕事のハードさに驚くかもしれません。
どんな仕事にも「責任」は付きまといます。研修期間に向上心や成果が表れない場合は、クビになることだって珍しくないのです。
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客室清掃をクビになる理由とは
ホテルの客室清掃において、クビ候補となるのは具体的にどのような理由なのでしょうか?早速みていきましょう。
時間内にノルマをこなせない
各ホテルの客室清掃にはノルマがあります。
たとえば、5時間で12~13部屋を清掃しなければならない場合は、1部屋を15分ほどで完ぺきに清掃する必要があります。
しかし、客室清掃のノルマは簡単に達成できるものではありません。どこかで手を抜くことを考える人もいますが、手抜きはせっかくリフレッシュに来たお客様に不快感を与えることにもつながります。
清掃のスピードが遅いと、時間内にノルマの客室をきれいに清掃できず、お客様がくつろぐ空間を台無しにします。
「それだけで?」と思う方もいるかもしれませんが、客室清掃に関してはスピードの遅さも立派なクビの理由となるのです。
客室に置き忘れをする
ホテルの客室清掃をするうえで、必要なものがありますよね。
洗剤やスポンジなどの清掃セット、筆記用具、スタッフとの連絡用携帯のほか、ホテルによってさまざまな必需品があるでしょう。
しかし、清掃したことに安心してその必需品を客室に置き忘れてしまったときは、クビにされてもおかしくありません。
たとえば、マジックペンを客室のテーブルに置き忘れてお客様に指摘された場合、ホテル側は「客室の清掃が済んでいる」という弁解ができなくなります。
最後の確認では、客室に忘れ物はないかきちんと確認するようにしてくださいね。
遅刻が続いた
客室清掃の仕事に限らず、どの業界でも遅刻が続けば大問題となります。
特に、ホテルの客室清掃は常に時間との戦いです。また、客室清掃の仕事はペアで客室を回ることが多いので、たった一人でも遅刻が続くとペアを組んでいる人が非常に困ります。
たかが遅刻と侮らず、仕事の責任は全うするようにしましょう。
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新型コロナウイルスの影響で解雇されるケースも
ホテルの客室清掃をクビにされる理由は、個人の責任だけではないようです。
新型コロナウイルスの影響で経営が厳しくなったホテルは、客室清掃のアルバイトやパートの方に解雇を言い渡しました。
さらに、新型コロナウイルス感染症の軽症者・無症状者を対象に、療養施設として対応するホテルがありますよね。
「宿泊療養」を行っているホテルは、少しでも感染リスクを減らすために、やむを得ず何名かの客室清掃スタッフの解雇を考えたところもあるのだそうです。
解雇の理由が感染症となると、個人の力だけではどうにもなりません。
しかし、「客室清掃のノウハウを活かしたい」「もっと高いスキルを身に付けたい」という方は、あなたが活躍できる他の場所を探したほうが良いかもしれません。視野を広げて転職を考えることも一つの方法ですよ。
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