内定承諾書にお礼状を同封したほうが良い理由とは?
まず、内定承諾書を送付する際、お礼状の同封が必須ではないということを頭に入れておいてください。
ですので、お礼状を送付しなくても印象が悪くなることはないのですが、マナーに則って同封すれば熱意を伝えることができるので、好感度はかなり上がるでしょう。入社後、仕事をスムーズに進めるために少しでも印象を良くしておいても損はありません。
ただし、お礼状はあくまでも内定を出してくれた会社に、自分からお礼の気持ちを伝えるためのものです。
わざわざ好感度を上げるためだけに送るものではありませんが、今後長くお世話になることを考えれば、挨拶の意味を込めてお礼状を書いておくことがおすすめですよ。
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お礼状を出すにふさわしいケースはどんなとき?
お礼状を出すといっても、ただ何も考えず書いては好感度をあげるどころか逆効果です。たとえば、入社まで日が短いケースや、お礼状の送付が遅くなってしまうようなケースでは、担当者に違和感を与えてしまいます。
お礼状を出すならば、以下のケースが適当です。
・最終面接から実際に顔を合わせるまでの期間が半年以上先である
・希望通り、第一志望の会社から内定をもらった
以上のケースに当てはまり、お礼状を内定承諾書に同封しようと検討している方は、内定承諾書が届いてから翌日までに出すようにしたほうが良いでしょう。遅くとも2週間以内には送付すべきです。
なぜなら、お礼状を送付する日にちが空いてしまうと、感謝を伝える効果が薄れてしまうのです。しっかりと自分の気持ちを伝えられるよう、日数も意識するようにしてくださいね。
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お礼状の書き方のポイント
お礼状の内容は自由ですが、最低限の形式やマナーがあります。お礼状を書く際のポイントを守り、きちんと感謝の気持ちを伝えられるような文面を書きましょう。
なるべく手書きで書く
お礼状を書くときは、手書きが基本となります。
ワードやメールで作成することが悪いというわけではありませんが、手書きで作成したほうがより丁寧な印象を与えることができます。
「自分の書く字に自信がない……」という方でも、丁寧に書いてあることが分かれば気持ちはちゃんと伝わります。
手書きだと手間がかかってしまいますが、その分、文字の書きぶりから熱意を伝えることができるので、なるべくお礼状は手書きで書くようにしてくださいね。
筆記用具は筆ペンだけではなく、ボールペンでも問題ありません。
シンプルな便箋を用意する
お礼状は個人ではなく、企業に宛てるものです。ですので、派手な色や柄ではなく、シンプルな無地の便箋を使うようにしましょう。
便箋を選ぶ際には「フォーマルさ」を意識するようにしてください。
時候の挨拶・感謝の気持ち・今後の抱負を書く
お礼状を書くときは、「時候の挨拶」「感謝の気持ち」「今後の抱負」を盛り込むようにしましょう。
基本的な形式は、拝啓から始まり、時候の挨拶、お礼の言葉、今後の抱負、結び、名前、宛名、敬具で締めます。
時候の挨拶は時期によって変わるので、月ごとにどんな文言があるのか事前に調べておくことが必要です。縦書きで書く場合の例文を以下に用意したので、ぜひ参考にしてみてください。
拝啓
寒冷の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度は内定をいただきまして、誠にありがとうございました。
面接では大変お世話になり、さらに内定のご連絡までいただき、大変嬉しく思っております。
一日でも早く貴社に貢献できますよう、就業までの期間も一生懸命に努力して参ります。
まだまだ未熟ではございますが、どうか今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
まずは書面にて取り急ぎ御礼を申し上げます。
敬具
令和〇年〇月〇日
◇◇大学 ◇◇学部 ◇◇学科 氏名
△△株式会社
人事部人事担当△△様
内定承諾書を郵送するときのマナーも身に付けよう!
お礼状の同封は必須ではありませんが、同封すると自分の気持ちを伝えられるだけでなく、好印象を狙うこともできます。ですので、条件が揃えばなるべくお礼状を送付したほうが良いでしょう。
しかし、内定承諾書にお礼状を同封する場合には、お礼状の書き方に限らず、郵送する際のマナーを守ることも大切です。
お礼状を同封するときは白い封筒を使用し、書類が雨に濡れたり折れ曲がったりしないようクリアファイルなどに入れるようにしてください。
また、返信が遅いと感謝の気持ちが伝わりづらくなるだけでなく、会社側に迷惑をかけてしまいます。
きちんと “お礼” を表現するためにも、書き方や郵送のマナーには十分に気を配りましょう。