新型コロナウイルス流行中はどうホテル・旅館をどうPRするべきか
2020年12月現在、新型コロナウイルスの世界的な流行によってホテル・旅館は厳しい状況に直面しています。
みんなが外出を控え3密を避けて行動している中、ホテル・旅館にお客様を呼び込むためには普段通りのPRをしているだけでは不十分です。今はどのようなPRをするべきなのでしょうか。PR方法の種類や取り組み事例を紹介します。
なお、ホテル・旅館に適したPR方法については以下の記事でご確認ください。
ホテル・旅館のPRにはどんな方法が適切か?PR方法の種類や期待できる効果を紹介!
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ホテル・旅館滞在の疑似体験でPR
自由に出かけることが難しい今は、滞在の疑似体験を提供してみてはいかがでしょうか。館内をすみずみまで動画で紹介してイメージを伝えるのです。
今すぐの集客効果は見込めないかもしれませんが、事態が落ち着いたころに行ってみようと思って貰える可能性があります。
あるホテルでは「インタラクティブ動画」を活用しています。動画の中に「のんびり過ごしたい」「豪華に楽しみたい」といった選択肢が表れ、選んだ項目に適した設備やプランの紹介が始まるというものです。
見るだけの動画よりも退屈させず、最後まで視聴して貰いやすいのではないでしょうか。また、動画内のボタン操作で予約ページに進むことも可能です。
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ホテル・旅館での新型コロナウイルス対策をPR
今の状況でお客様に安心の滞在を提供するためには、徹底した新型コロナウイルスの予防策が必要です。ただ行うだけでなく、取り組みをお客様にPRすることでより安心感を持って貰えるのではないでしょうか。
ある老舗の高級ホテルでは、ホームページで取り組みを詳しく説明しています。文章による説明だけでなく写真や動画が挿入された、誰が見ても理解しやすいページになっています。
具体的にどのような防止策が施されているのかが分かれば、安心して来館できるでしょう。また、お客様に対してマスクの着用やソーシャルディスタンスの確保を啓発することにも役立ちます。
ホテル・旅館の近隣住民をターゲットにしたPR
コロナ禍の影響で県をまたぐ移動を控える人が多い一方、近隣のリフレッシュ場所を求める人は増加しています。
ホテル・旅館は気分転換にうってつけの施設。県民限定のお得なプランなどを作り、近隣住民に向けたPRを行いましょう。近場であることを活かして、ポスターの掲示やチラシのポスティングを行うことも有効です。
県民限定プランを提供している宿は、OTAで特集ページが組まれるほど注目されています。また、自治体の支援を受けられる場合もあります。活用できるものはフルに活用し、積極的にPRしましょう。
ホテル・旅館のピンチな状況をPR
未曽有の大ピンチに陥っているホテル・旅館は、素直に「助けてください!」と声を上げてみてはいかがでしょうか。「コロナで大ピンチ!助けてくださいプラン」などと銘打ったお得なプランを販売し、見事に完売させた旅館があります。
また、「コロナに負けるなプラン」など、前向きなプラン名を付けてアマビエ様のお守りをプレゼントするなどの取り組みをしているホテル・旅館も存在しています。
この状況を利用する、と言えば語弊があるかもしれませんが、助けてほしい・乗り越えたいという気持ちをお客様と共有することが、集客につながるケースもあるのですね。
コロナ禍の最中は不安な気持ちに寄り添ったPRを!
新型コロナウイルスの流行が収まらず、お客様もホテル・旅館の関係者も、みんな不安を抱えてます。その不安に寄り添い、できる限りの安心・安全の提案をPRすることが今は必要なのでないでしょうか。
ホテル・旅館の心のこもったおもてなしで、世の中が少しでも明るくなることを願います。
なお、人材募集のPRには、おもてなしHRがおすすめです。おもてなしHRは宿泊業に特化した採用支援サービス。ホテル・旅館の仕事に関心の高い求職者にターゲットを絞って求人広告を打ち出すことができます。まずは、ホームページから資料をご請求ください!