混同しやすいサービス業と接客業の違いをわかりやすく解説!

「サービス業と接客業って、何か違いがあるの?」という疑問を抱いている方も多いはず。サービス業と接客業には、どんな違いがあるのでしょうか。サービス業と接客業の違いと併せ、接客業のイメージが強いサービス業の業種をご紹介します。

サービス業と接客業は一緒じゃないの?

サービス業と接客業。どちらもお客様に対してサービスを提供する仕事に変わりはありません。そのため、一緒のものと混同している方も多いのではないでしょうか。

結論から言えば、サービス業と接客業は異なります。サービス業は「サービスを行う業種を広義で言い表した言葉」であり、そのうちの一部が抜粋され、接客業と呼ばれているのです。

両者の違いは他にもあります。サービス業と接客業の違いをわかりやすく解説しますので、豆知識として覚えておく、またお仕事探しの際に役立ててくださいね。

宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。

宿泊業界での職務経験はありますか?

経験の有無を選択してください

サービス業と接客業の違い

iStock.com/tdub303

サービス業と接客業、両者の違いについて解説します。サービス業は接客業よりも広い括りであることを踏まえ、読み進めてみてください。

サービス業は「第3次産業」を指す

総務省では、日本国内の産業は全てで20項目に分類されるということを「日本標準産業分類」で告示しています。

「第1次産業」は農業・漁業などの3項目、「第2次産業」は製造業・建設業などの3項目、そして分類不可の産業を除く、残りの13項目は全て「第3次産業」に定められています。この第3次産業のうちの9業種を総称したものがサービス業と呼ばれているのです。

つまり、サービス業は「第3次産業の別称に近いもの」と覚えておけば、間違いないでしょう。

サービス業の9つの業種

  • ・情報通信業
  • ・運輸業、郵便業
  • ・不動産業、物質賃貸業
  • ・学術研究、専門・技術サービス業
  • ・宿泊業、飲食サービス業
  • ・生産関連サービス業、娯楽業
  • ・教育、学習支援業
  • ・医療、福祉
  • ・サービス業(他に分類されないもの)

上記は全て、サービス業と呼ばれる産業です。

状況に応じ、卸売業・小売業・金融業・保険業などがサービス業に含まれることもありますが、学術研究など、一見サービス業とは思えないような産業も含まれていますよね。まさにこの差が、サービス業と接客業の違いになるのです。

接客業は「接客にあたる職種」を指す

接客業はその名の通り、お客様の接客にあたる仕事や職種を指す言葉となっています。つまり、産業がサービス業に分類されているからと言って、全ての従業員が接客にあたるわけではないのです。

また、全ての産業が、消費者に直接サービスを提供している訳ではないということもポイントです。あくまでも「産業・業種」の中で、サービス業に括られているということを覚えておいてくださいね。

ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事

サービス業と接客業の使い分けは?

iStock.com/metamorworks

そうは言っても、サービス業と接客業は同義で使われることが多いもの。

サービス業は、明確な定義が国で出されているものですが、接客のイメージが先行しやすい産業が集まっていることもあり、「サービス業の産業の中の、接客にあたる職種」が、サービス業と表現されていることも珍しくありません。

さらには、接客業は明確な定義を持たないため、両者とも曖昧な使われ方をすることが多い言葉となっています。よって、サービス業・接客業がどの意味で使われているのかは、文脈から判断するのが得策でしょう。

ただし、ご自身で使用する際には注意が必要です。転職の際、応募先の企業に誤った捉え方をされかねませんので、職務経歴書や面接などでは、サービス業・接客業の使用は避けた方が良いかもしれません。

サービス業かつ接客業が多い業界は?

iStock.com/kazuma-seki

サービス業と接客業が同義で捉えられることが多いのは、接客のイメージが強い業界でしょう。産業としてサービス業に分類されている、かつ接客業が多い業界をご紹介します。これらの業界では「サービス業=接客業」と表現されることも多いので、ぜひ覚えておきましょう。

宿泊業界

接客業の花形としても知られるホテル・旅館などの宿泊業界では、サービス業・接客業という言葉を耳にする機会も多いようです。接客にあたる従業員比率が高いことが、宿泊業界=接客業という印象に影響を与えているのではないでしょうか。

飲食業界

外食産業をはじめとした飲食業界も、接客業のイメージが強い業界となります。ただし、店舗で接客にあたるホールスタッフは接客業ですが、キッチンスタッフは接客がメインとなる職種ではないため、接客業として捉えられることはそう多くありません。

小売業界

国の定義ではサービス業の産業として分類されていないものの、小売業界は接客業のイメージが強い業界としても有名です。コンビニ・スーパー・ドラッグストア・家電量販店などが、これにあたります。

アパレル業界

アパレル業界も、接客業として扱われることが多い業界です。これは、店頭での販売職・従業員のイメージが強いことが大きく関係していることでしょう。もちろん、接客業として認識されることがない、デザイナー・バイヤーなどの本部職と呼ばれる職種も存在します。

美容業界

美容業界も、アパレル業界と大差ありません。表立って目立つ店頭スタッフは接客業であり、バックヤードを支える職種は、接客業と呼ばれることはほとんどないでしょう。

アミューズメント・レジャー業界

テーマパーク・ゴルフ場・カラオケ・映画・パチンコ業界などのアミューズメント・レジャー業界も、接客業のイメージが強い業界です。

ただし、アミューズメント・レジャー業界はその特質上、マスコミや観光業も一緒くたにされることもあります。接客業を含め、業種・職種の線引きは意外にも曖昧なものが多いということも、覚えておいて損はありません。

サービス業と接客業に興味があるなら「おもてなしHR」へ!

iStock.com/Hispanolistic

サービス業と接客業の大きな違いは、定義があるかないかということです。また、サービス業は産業の分類で、そのうちの接客にあたる一部の職種が接客業、ということも併せて覚えておくようにしましょう。

「サービス業にも接客業にも興味がある!」という求職者は、当サイト「おもてなしHR」で宿泊業界の求人をチェックしてみてはいかがでしょうか。一流の接客が身に付く宿泊業での経験は、きっと人生のプラスになるはずです。

求人検索をはじめ、あなたにぴったりのホテル・旅館を紹介する転職支援のサービスも、全て無料となっていますので、気になる方は登録だけでも進めてみてくださいね。

宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。

宿泊業界での職務経験はありますか?

経験の有無を選択してください

ページ上部へ戻る
宿泊業専門転職相談ホテルの仕事本社勤務

希望勤務地を選択してください

複数の希望勤務地を選んでいただくと、ご提案できる求人が増える可能性があります!

ホテル・旅館様 限定

宿泊業採用ノウハウ
毎週お届け

競合他社の最新動向や、オススメ求職者の情報などをお届けします!

    利用規約 / 個人情報取扱いに同意の上ご利用下さい

    メルマガ登録を受け付けました

    おもてなしHR・宿泊施設様向けメルマガにご登録いただきありがとうございました。 万が一メールが届かない場合は、info@omotenashi.workまでお問い合わせください。