授乳室のあるホテルはお母さんから支持される!設置時の注意点とは?

新米のお母さんであれば、外出時の授乳室の有無は気になるもの。それの期待は、少なからずホテルにも向けられています。「ホテルの授乳室」はあまり耳にしませんが、実際に授乳室を設置しているホテルはあるのでしょうか。授乳室設置時のポイントとあわせてご紹介します。

目次

    ホテルでも授乳室の有無が気になるお母さんは多い

    iStock.com/Magone

     

    百貨店・ショッピングモールなどの商業施設や、動物園・水族館などの家族で楽しむことができる施設には、設置がもはや当たり前となっている授乳室。乳幼児を育てるお母さんからすると、外出先に授乳室があるということは大きな安心に繋がりますよね。

     

    新米のお母さんであればより一層「外出先に授乳室があったら嬉しい」と期待を持ちながら外出をするものですが、他施設と同様にホテルにも期待が向けられていることを忘れてはなりません。

     

    宿泊するのであれば、チェックイン後に客室で授乳を行えば良いと考えるお母さんが大半です。しかし、レストランのみの利用、急に子どもが泣きわめいた場合のシェルターとして授乳室があるのとないのとでは、安心感が大きく異なります。

     

    ホテルの授乳室についてご紹介しますので、設置を検討しているホテル関係者はぜひ参考にしてみてくださいね。

     

    授乳室があるホテルは多い?少ない?

    iStock.com/FamVeld

     

    そもそも、授乳室が設置されているホテルはどのぐらいあるのでしょう。

     

    実際のところ、そう多くないというのが現状です。これは、ホテル・利用者ともに「ホテル=宿泊施設」として強く認識していることが影響していると考えられています。そのため、ホテルに授乳室の設置を期待しているお母さんは少ないでしょう。

     

    授乳室があるホテルに共通しているのは、レストランやラウンジがある、テーマパークが隣接しているなどと、宿泊以外の要素が強いというものです。

     

    よって、不特定多数のお客様の利用が見込める、あるいは子連れのお客様の利用が多いというホテルであれば、設置を前向きに検討してみても良いかもしれません。

     

    ホテルが授乳室を用意する時に気を付けるべきことは?

    iStock.com/tacstef

     

    授乳室を用意する場合、どのような設計にすればお母さんに喜ばれる授乳室になるでしょうか。授乳室の導入を検討しているホテルはぜひ参考にしてみてください。

     

    プライバシーに配慮した造りにする

    昨今、多くの施設に授乳室が設置されていますが、授乳に集中できるようにカーテン・パーテーションでしきりが設けられていたりなどと、プライバシーに配慮した造りが一般的です。お手洗いのように、個室に鍵が設けられている授乳スペースもあります。

     

    年頃の女性は全て「乳幼児を育てる母親」という共通認識を持っているだろうと抵抗の無いお母さんがいる一方、他人の視線が気になってしまうというお母さんもいます。授乳室の中のおむつ替えスペース・休憩スペース内には他のお父さんが入ることもありますよね。

     

    ですので、まずはプライバシーに配慮した、誰もが安心して利用できる設計を行いましょう。

     

    ゆったりとした造りを意識する

    授乳室を利用するお母さんは、何かとバタバタするものです。おむつ替えも一緒に行いたい場合や、歩き回る子どもも一緒に入室するということもあるでしょう。

     

    そんな時に、物が置けるミニテーブル、授乳をさせやすい肘掛け付きのソファー、ベビーカーで入ることができる授乳スペースなどがあればお母さんに大変喜ばれます。

     

    「どんなものでも授乳室がある方が良いだろう」と、狭苦しい授乳室を設置しては、かえってお母さんのストレスが増えかねません。ぜひゆったりとした授乳室を心がけてください。

     

    設置備品・貸し出し用品を充実させる

    母乳のみで子育てを行っているお母さんであれば、身体ひとつあれば授乳させることができますが、ミルクでの子育てであればそうもいきません。そんなお母さんに喜ばれるのは、調乳専用の浄水給湯器です。流し台もあると更に便利です。

     

    また、満足度の高い授乳室を設置しているホテルでは、宿泊利用のあるお客様に対し、乳幼児期に必要とされやすいグッズの貸し出しも多く見られました。一例をみていきましょう。

     

    • ・ベビーカー
    • ・ベビーベッド
    • ・ベッドガード
    • ・補助便座
    • ・おむつバケツ
    • ・湯温計
    • ・体温計

     

    これだけあれば、お母さんも安心してホテルを利用することができますよね。

     

    「サイズ違いのおむつや、おねしょパッドの無料提供に感激した!」というお母さんも珍しくありません。全て無料で提供する必要はありませんが、間違いなく喜ばれる付加価値となりますので、可能な範囲で用意することを検討してみてはいかがでしょうか。

     

    授乳室の代わりに特別室を用意するホテルも

    iStock.com/rammy2rammy

     

    新たに授乳室を設けるのは、そう簡単なことではありません。そのため、授乳室を設置したくてもできないというホテルもあることでしょう。そんな時は、お母さんのために特別室の利用を促してみてはいかがでしょうか。

     

    現に、授乳室が無くともお母さんから要望があれば特別室を案内するというホテルは存在します。ブライダル用の控室・空き客室・会議室などがその一例です。

     

    柔軟な対応ができれば、お母さん層から支持されるホテルになれるはずです。前向きな口コミが寄せられれば、他のお母さんの心にもきっと届きます。

     

    一部屋を開放するだけであれば、授乳室の設置よりもハードルは低いはずですので、ぜひ世のお母さんのために特別室を用意してあげてくださいね。

     

    授乳室のあるホテルはお母さんに喜ばれる!

    iStock.com/eclipse_images

     

    宿泊利用が無いのに、駆け込んだホテルで授乳室を貸してもらえてとても助かった、という口コミもあるほど、乳幼児を育てるお母さんにとって授乳室はありがたいものです。

     

    きっとこのお母さんは、いつかこのホテルを利用してみたいと感じたことでしょう。もしかすると、お母さん友達にもこの出来事を話し、ホテルの株を上げてくれているかもしれません。

     

    授乳室や特別室を用意することは、お母さんに「また利用したいホテル」「いつか利用してみたいホテル」と思わせるきっかけになりますので、設置を検討しているホテルはぜひ前向きに考えてみてくださいね。

     

    「授乳室の導線設計や子連れのお客様に対するおもてなしのポイントが上手く掴めない」というホテルがあれば、子育て経験のある女性に意見を伺ってみるのもひとつの手です。当サイト「おもてなしHR」では、お子さまのいる女性の求職者も数多く登録しています。

     

    専属アドバイザーが貴ホテルにぴったりの人材をご紹介しますので、採用の際には気軽に頼ってくださいね。

     

    ご入力いただいたメールアドレスに資料をお送りいたします。

    必須企業名

    ご担当者様名を入力してください

    必須ご担当者様名

    ご担当者様名を入力してください

    必須メールアドレス

    メールアドレスを入力してください

    必須電話番号

    電話番号を入力してください

    資料請求のお申し込みを受け付けました

    資料請求をお申し込みいただきありがとうございました。
    入力いただいたアドレスにメールをお送りいたしましたので、ご確認ください。

    万が一メールが届かない場合は、info@omotenashi.workまでお問い合わせいただきますようお願いいたします。

    ページ上部へ戻る