ホテル・旅館などの宿泊業におけるサブスクのサービス事例とメリット

映画や動画の配信サービスではすっかりおなじみになっているサブスク。この頃では宿泊施設でもサブスクの導入が進められています。実際に行われているサブスクサービスの事例や、サブスクを導入することによるメリットをまとめました。

ホテル・旅館のサブスクとは?

宿泊客

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サブスクは、サブスクリプションを省略した言葉です。サブスクリプションとは定額支払いで、一定期間サービスの利用を保証するというもの。これまでは映画や音楽の配信が中心でしたが、最近ではホテル・旅館もサブスクによるサービスの提供を開始しています。

ホテル・旅館がサブスクでどのようなサービスを行っているのか、またホテル・旅館におけるサブスクによるサービスの事例や、サブスク導入のメリットについて解説します。

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ホテル・旅館のサブスク事例

温泉

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実際にサブスクを導入しているホテル・旅館では、どのようなサービスが行われているのでしょうか。宿泊業における代表的なサブスクの事例を解説します。

定額料金で宿泊し放題

サブスクによる宿泊サービスを総括している企業があります。

加盟宿泊施設として登録→サブスクの契約者が予約・宿泊する→宿泊日数に応じた報酬を受け取るという仕組みで運用しています。一般的なビジネスホテルやシティホテルなどよりも、ドミトリーや民宿、古民家を改装した小規模な宿の参入が多く見受けられます。

温泉サブスク

特定の温泉宿や温泉地を対象とした、温泉入り放題のサブスクが徐々に広がっています。

新型コロナウイルスの影響で遠出を控える人が増えたこともあり、近場の温泉で何度も楽しむことができる温泉サブスクは、これからの温泉のスタンダードになっていくかもしれません。

日帰り入浴だけでなく、定額で宿泊もし放題という太っ腹なサブスクを打ち出して話題を集めた温泉地も存在します。サブスクは地域の活性化にも一役買うのではないでしょうか。

旅館の食事のサブスク

新型コロナウイルスの影響でなかなか泊まりに来られなくなったお客様向けに、自慢の料理を毎月サブスクで提供している旅館があります。5000円~10000円のサブスクコースが用意し、予算に応じてひとりひとりの好みに合わせた料理を、パウチにして郵送しているのだそう。

自宅にいながら、毎月定額で旅館の味を楽しめるサービスということで、評判は上々な模様です。

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サブスク参入によるホテル・旅館のメリット

コストカット

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ホテル・旅館のサブスクは、お客様にとって分かりやすい料金、お得感があるといったメリットがあります。それでは、宿泊施設側にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

予約の窓口が増える

サブスクでの宿泊と、通常の宿泊予約を同時進行で販売することで、客室稼働率の向上が見込めます。

サブスクの宿泊予約を受け付けるには、サブスク専門の予約サイトに宿の情報を掲載する、専用の予約ページを設けるといった方法が一般的。予約の窓口が多いほど、販売の効率が上がるのでは無いでしょうか。

予約サイトの仲介手数料がかからない

一般的な宿泊予約サイトを通してお客様を獲得したら、運営する企業に送客手数料の支払いが生じますよね。

しかし、サブスクによる宿泊の場合はお客様が定額料金を支払うことで採算が取れるため、宿からは仲介手数料を徴収しない、ということが多いのです。

コストを掛けずに集客力の高い予約サイトを利用できるのは、大きなメリットです。

新たな客層の開拓

サブスクによる宿泊を提供することは、新たな客層の開拓に繋がります。特にドミトリーや古民家など、一般的なホテルとは趣きが異なるホテルには有効でしょう。

通常の宿泊ではあえて選ばないタイプの宿でも、サブスクなら「せっかくだから、たまにはこういう宿に泊まってみよう」という理由で選んでもらえる可能性があります。

客足の少なさに悩んでいる宿泊施設はぜひ、サブスク参入を検討してみましょう。

現代の需要にマッチ

サブスクによる宿泊の予約サイトの中には、全世界を対象エリアとしているものもあり、月額料金で自由自在な旅が実現できます。

サブスクによる宿泊のサービスは、ワーケーション・リモートワーク・ニューツーリズムといった、現代の旅行のスタイルにマッチしているのではないでしょか。

サブスクへの参入で宿や地域を活性化させよう!

新型コロナウイルスの影響によって宿泊業は、従来までのやり方では経営が成り立たなくなってきています。

3密の回避やリモートワーク向けのサービスを充実指せるとともに、サブスクへの参入も検討し、新たな客層を迎え入れましょう!

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