需要の高いホテルでの靴磨き
ホテルはビジネスでもプライベートでも、大切な用事のために滞在するお客様が多いですよね。そこで、あると喜ばれるのが靴磨きのサービスです。
足元がきれいかどうかは、人の印象を大きく左右します。大切な相手に会う前や、フォーマルな場所に行く前には靴をピカピカに磨いておきたいものではないでしょうか。
そんな需要に応える、ホテルの靴磨きサービスの事例を紹介します。
宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。
宿泊業界での職務経験はありますか?
靴磨き職人によるサービス
高級ホテルでは、プロによる靴磨きのサービスの提供が多いです。また、リーズナブルな価格帯のホテルでも、先着順の人数限定で受け付けていることがあります。
靴磨きの料金は宿泊費に組み込まれている、別料金で対応するなどさまざまで、サービスを提供するスタイルもホテルによって異なります。どのような形で靴磨きが提供されているのか、事例を見てみましょう。
ホテルで靴を預かって磨くサービス
スタンダードな方法は、いったんホテルで靴を預かってから磨いてお返しする方法です。
磨きたい靴をフロントで受け付ける、専用のバスケットに入れて客室前に置いてもらうなどの方法で回収。夜の間にホテル内のバックヤードで磨くか、職人に引き渡して靴磨きを依頼し、翌朝早くお返しする流れが一般的です。
靴磨きコーナーを備えたホテル
カウンターや専用ルームで靴磨きサービスを提供しているホテルもあります。
靴磨き職人との会話や、靴磨きの工程そのものをお客様に楽しんでいただくことも目的のひとつ。愛用の靴が目の前でピカピカに磨かれていく様子は、見ていて面白いのではないでしょうか。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
機械による靴磨き
コインランドリーコーナーなどの共用スペースに、お客様が自由に使える靴磨き機を設置しているホテルもあります。時間を問わず、好きなタイミングでスピーディーな靴磨きを提供できることがメリットでしょう。
また、従業員の身なりにとくに厳しい高級ホテルなどでは、休憩室に従業員用の靴磨き機を設置していることもあります。
セルフサービスの靴磨き
ホテルの客室には、アメニティとしてシューズケア用品を用意しておくことが多いのでしょうか。靴の汚れが気になったときに、自分でサッときれいにできるのは便利なものです。
アメニティとして使われるシューズケア用品には、いくつかのタイプがあります。それぞれの特徴を把握しましょう。
紙製のシューズポリッシャー
リーズナブルな価格帯のビジネスホテルでは、紙製のシューズポリッシャーを採用していることが多いです。
袋状になっており、中に手を入れて靴を磨きます。クリームを塗ったような艶はあまり出ませんが、表面の汚れを落とす程度であれば十分に役立つでしょう。
不織布のシューズポリッシャー
不織布のシューズポリッシャーも、紙と同様に袋状か、ミトンのような形状が一般的。紙製よりも丈夫で、使い勝手が良いことが特徴です。
また、紙製のものは細かな部分を磨いていると、千切れた紙くずが縫い目に挟まってしまうことがありますが、不織布ならその心配はありません。
紙製よりも不織布のシューズポリッシャーの方が嬉しいというお客様が多いようです。
使い捨ての靴磨き用スポンジ
高級ホテルは、プラスチックのケースに入った使い捨てのスポンジを提供していることが多いです。
スポンジには革靴のつや出しに適したオイルなどが含まれているため、かなりきれいに磨けると、お客様からの評価も上々。ホスピタリティを特に重要視する高級ホテルともなれば、セルフサービス用のシューズケア用品にも妥協しないのですね。
靴磨きの充実でワンランク上のおもてなしを
靴磨きは一見、地味に思えるサービスかもしれませんが、喜ぶお客様は多いものです。お客様の大切なお仕事や、プライベートのお付き合いを靴磨きでサポートする。これはホテルとして、とても正しいあり方ではないでしょうか。
ホテルでの靴磨きサービスのレベルを高めて、より良いおもてなしの提供を目指しましょう!