接客業で香水を付けてもいい?使い方と注意点を解説

いい香りは、自分の魅力を引き立ててくれるツールとなります。接客業では香水をつけることはタブーとされることもありますが、いい香りをまとえば印象が良くなるということもあります。香水の正しい使い方と注意点をご紹介しますので、一緒にチェックしてみましょう。

接客業で香水をつけるのは問題ない?

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接客業では香水をつけてはいけない職場のほうが多いのですが、自分の匂いが気になるという方も少なくないのではないでしょうか。

女性にとっては身だしなみの仕上げとして欠かせないアイテムかもしれませんね。しかし、男性も自分自身の匂いを気にされている方が多い傾向があるのです。

お客様と近い距離で接することがある職業だからこそ、匂いに気を遣うことはとても重要です。もし接客業に従事する方が香水を付ける場合は、お客様に好感を持ってもらえるような気配りが必要でしょう。

香水をつけるうえで一番重要なのは、周囲に不快な思いをさせないことです。自分の好みの香水をつけていくというよりは、あくまでも同僚やお客様に不快感を与えないように配慮するために用いることがマナーです。

ただし、飲食の接客時は香水をつけること自体を控えましょう。料理の匂いと香水が混じってしまい、お客様に迷惑がかかる恐れがあります。

香りひとつで人の印象は変わるので、香水を使う際は十分に注意してくださいね。

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接客業でおすすめの香水とは?

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接客業はお客様とコミュニケーションをとる機会が多い仕事です。そのため、他の業種よりも特に注意が必要で、マナーやセンスが問われます。

接客業に従事される方が香水をつけるとしたら、さわやかな香りのものを選んでください。淡いフローラル系やグリーン系、男性であれば知的な印象を与えるシトラス系など、清潔感のある香りをふんわりと香らせるのが良いでしょう。

甘い香りやオリエンタル系の香りは、苦手な人と好きな人にはっきりと分かれるので、接客業に限らず仕事の場では向いていません。香りが強いものは避け、さわやかな香りのものを選べば、失敗することはないでしょう。

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香水をつけるときのポイントとは?

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香水をつけるときにもポイントがあります。香水をつける場所や、香水の種類、香りの持続時間、香水の付け方について、詳しくみていきましょう。

場所

【耳の後ろ】

体温の高い場所なのでよく香ります。日に当たりにくいので紫外線の影響を受けにくく、お肌を傷めずに済むでしょう。

【うなじ】

首の後ろは香り立ちが良いのですが、髪の短い方の場合、香水が直接日に当たり紫外線の影響を受けてしまうことがあるので注意が必要です。

【ひじの裏側】

体温が高いところなのでよく香ります。静脈の上につけると脈つたびに香るので、他の場所よりも強く香ります。

【手首】

手首の場合、内側の静脈の上につけます。良く動かす場所なので香りやすいでしょう。

【ウエスト】

横や背中のあたりにつけます。腰から下、または下半身につけると、上半身よりも香りが和らぎ、ふんわりと香ります。

【内もも】

内ももは体温が高いのでよく香りますが、鼻から距離があるため、ほのかに香ります。しかし肌が弱い場所でもあるので、敏感肌の方は注意しましょう。

【膝の裏側】

膝の内側にある静脈の上につけると、ほのかに香ります。この場所も鼻から距離があるので、強い香りのものでも匂いはやわらかくなります。

【アキレス腱】

アキレス腱に香水をつけると歩くたびにフワッと香ります。香水をつけ直すのには良い場所でしょう。

種類と時間

【香水の種類】

香水は香料の濃度と持続性によって、以下のように種類が分かれています。

  • ・Parfum(パルファン)/5~7時間
  • ・Eau de Parfum(オードパルファン)/4~6時間
  • ・Eau de Toilette(オードトワレ)/3~4時間
  • ・Eau de Cologne(オーデコロン)/1~2時間

【香水の持続時間】

トップノート:15~30分までの香り

ミドルノート:2~3時間たったときの香り

ラストノート:5~6時間たった香り

付け方

【アトマイザー】

素肌に2~3か所、10~20cmほど離してスプレーします。空中に一度スプレーして、その下をくぐる方法もあります。

【タッチアップ】

指、もしくはコットンで6~7か所につけます。つける量は香水の種類によりますが、つけた肌が少し湿る程度が良いでしょう。

香水を付けるときの注意点

香水はつけすぎず、ほんのり香るくらいがちょうど良い香りになります。

接客業で香水をつけるとしたら、ウェストや内もも、膝の裏側、アキレス腱など、香りがやわらぐ下半身がおすすめです。

心臓の近くや脇など、体温が高すぎる場所につけると香りが強くなりすぎたり、もともとの香水の香りが変化してしまう可能性があるのです。他の上半身でも、香水をつける場所によって香りがきつくなってしまうことがあります。

香水は近づかないと匂わない程度にするのが良いでしょう。選んだ香水の香りを見極めたうえで、つける場所も判断するようにしてくださいね。

体臭が気になるときは香水の使い方に注意しよう

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香水を使おうとお考えの方のなかには、体臭が気になる方も多いかもしれません。しかし、体臭を香水でカバーするのは得策ではありません。

香水と体臭の混ざった匂いは、同僚やお客様に非常に不快な思いをさせてしまいます。体臭が気になる方は香水を使うことよりも、体臭を防止することに目を向けてみてはいかがでしょう。

体臭を防ぐ方法としては、こまめに汗を拭いたり、制汗剤で匂いを和らげることをおすすめします。

体臭は関係なく香水を使用する際は、香水の匂いが苦手な方もいるということを念頭に置きましょう。そのうえで使い方や香り選びには細心の注意を払い、ふんわりと素敵な香りをまとうようにしてくださいね。

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