ホテルや旅館で虫が発生したら?衛生面に配慮した適切で速やかな対応が重要!

宿泊を楽しみにしていたホテルや旅館の客室に虫がいたら、どんな気持ちになるでしょうか。季節や立地によっては仕方ないと思える程度のものもあれば、数や大きさに驚いて不快な思いをするものもあります。宿泊施設としても適切な対応を取るべきではありますが、いたちごっこの様な状態になることもしばしばです。虫の発生は、完全に防ぐことの難しいものであることから、発生した時の対応が肝心かもしれません。

ホテルや旅館の虫トラブル

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ホテルや旅館のトラブルにの中に、客室の中に虫がいる、窓から虫が入ってきたというものがあります。部屋の中に虫がいるというのは、決して気持ちの良いものではありません。

虫が苦手な人にとっては、どんなに小さな虫でも気持ちが悪いと思ったり、怖いと感じることもあるかも知れません。

虫も生き物ですから、無下にはできないという思いもありながら、出来れば発生してほしくはない、姿を見たくない存在かもしれません。ゆっくりと過ごすつもりが、客室に虫がいるために落ち着かないといったこともありでしょう。

実際に、ホテルや旅館の客室に虫が発生したことで、クレームが発生するということもあります。

客室に虫が発生することで考えられるのは、部屋を変えてほしいという依頼でしょう。ゴキブリのような、害虫が発生してしまうと、また出てくるのかという不安な気持ちがあっては、お客様の心身も休まらないでしょう。

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客室に虫が発生したら

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もし客室に虫が発生したら、お客様にはどのような対応をするべきでしょうか。

客室を変更する

お客様からの要望があった場合には、客室を変える対応を取る必要があります。虫が発生するとお客様には不衛生な印象を持たれてしまいます。

何匹も虫が発生する、見失ってしまったけど客室にはいる、そういった状態ではお客様に不快な思いをさせてしまいます。気持ちよく滞在していただくことはできないでしょう。

空室がある場合には速やかに客室を変更し、しっかりと対策を取ってから客室を販売するようにしましょう。

駆除グッズを置く

自然に囲まれた場所にある旅館などでは、季節にとっては虫の発生を抑制しきれない場所もあります。

客室に限らず、温泉施設内に虫がいたという声も耳にします。清掃によって駆除できるものもありますが、立地の関係でゼロにはできないということもあるでしょう。

お客様からの申し出があった場合にはすぐに対応出来るよう、駆除グッズなどの用意をしておくべきです。発生の頻度が高い場合には、客室内に用意をしておいても良いかもしれませんが、目につく場所にあると恐怖心や誤解を与えてしまう可能性もあります。

お客様に対する配慮と、ご理解を促すこと忘れないようにしましょう。

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ホテルの虫に対するお客様の印象

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実際に、虫が発生したことで不快な思いをしたというような内容の口コミもあります。

ダニに噛まれた

ダニが発生するのは寝具でしょう。就寝中に噛まれてしまってはお客様はとても辛い思いをしてしまいます。場合によっては通院が必要になることもあるので、お客様からのご申告があった場合には適切に対応をする必要があります。

参考:ダニや水浸しなとのトラブルが起きたらホテルから損害賠償をするべき?

洗面所に大きな虫がいた

小さな虫は仕方ないけど、大きな虫は怖いという人も少なくありません。洗面所の他に、ベッドの下から出てきたというような口コミもありました。夜に見つけて、怖くて眠れなくなってしまうこともあるかもしれません。速やかに部屋の交換等の対応を取るようにしましょう。

虫の発生が避けられないなら

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虫の発生をゼロにするということは、正直難しいかもしれません。自然に囲まれた立地であれば、特に夏場は虫が多くなるものです。

お客様にとって一番不快なことは、何も対策が取られていなかったり、虫が発生してもすぐに対応してもらえなかったということでしょう。

宿泊施設に勤務している側からすると見慣れた光景であっても、お客様は同じ思いではありません。

虫の流入を完全に防ぐことができないのであれば、宿泊施設はそれを認知し、お客様からのご指摘があった時には速やかに対応をすることが大切です。仕方のないことだからというような、気持ちに寄り添わない対応をすることのないよう、注意しましょう。

衛生面を考えた虫対策をしよう

虫の種類によっては、不衛生である印象を持たれてしまうこともあります。いわゆる害虫と言われる虫は、特に注意が必要です。

ホテルや旅館は多くの人が出入りし、さらには飲食物を取り扱うという性質上、施設内に害虫が発生しやすい環境でもあります。

そのため、宿泊施設における衛生管理の基準には害虫やネズミに関する内容が定められています。害虫発生防止のための清掃等、発生を防止する措置を取ること、衛生害虫等の生息状況の点検、適当な防除措置を講じることなども、明記されています。

参考:旅館業における衛生等管理要領

虫の発生で一番の問題になるのは、衛生に関する意識です。生き物である以上、全く発生させないことは不可能な話です。重要なのは、虫を発生させないことではなく、発生しないように対策に努めること、発生した場合には速やかに駆除作業を行うことです。

衛生面に関わらず発生してしまう虫に関しては、完璧に対応することは難しい問題です。

宿泊施設の中にはホームページなどの案内で、虫に発生に関するアナウンスがされていることもあります。虫の発生に関しては、お客様に一定のご理解をいただく努力も必要になるかもしれません。

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