ホテルの業界団体にはどんな団体があるのか？活動内容やホテル業界団体に加盟するメリットとは？

ホテルの業界団体とはどんな組織なのか？

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業界団体とは、関連のある企業や団体・個人事業主などで結成される非営利団体のことです。ホテル業界にも多数の業界団体がありますが、どのような目的で結成されたのでしょうか。

それぞれの団体の活動内容や、加入することでのメリットについて解説します。

こんなにある！ホテルの業界団体

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宿泊業では、宿泊施設のタイプ別に業界団体が存在しています。代表的なホテル・旅館の業界団体について解説します。

日本ホテル協会

日本ホテル協会は、深い歴史と誇りを持った業界団体です。同協会のホームページによると、1909年に日本を代表する28で結成され、それ以来100年以上に渡ってホテルの質の向上や人材育成のための活動を続けているとのことです。

2020年10月現在は、入会基準をクリアした244のホテルがこの団体に加盟しています。現在の加盟ホテルも、日本を代表する立派なホテルばかり。

具体的な活動としては、サービス向上のためのマニュアルやビデオ・CDの作成や国際的なコンベンションの開催、観光立国実現のための全面協力などが挙げられます。

日本ホテル協会ホームページ

全日本シティホテル連盟

全日本シティホテル連盟は健全、快適で効率的なサービスを、相応しい料金で提供するホテルで構成されています。加盟ホテルは日本全国の市街地に立地する利便性の高いホテルや、ビジネスホテルなど中心です。

この連盟は、施設や接遇の改善、経営の合理化のための調査研究や、関係官庁・関連機関との連携強調などが主な事業で、ホームページから加盟ホテルの予約を取ることもできます。

一般消費者の窓口でもある連盟のため、ホテルの知名度を上げる効果が期待できます。

全日本シティホテル連盟ホームページ

日本旅館協会

日本旅館協会は国内外からのお客様に快適な宿泊を提供して施設やサービスの向上を図ること、会員が協力し合うことで旅館ホテル業の健全な発展を図ることを目的とした協会です。

協会のホームページには、GOTOトラベルに関することや観光庁主催のセミナーなど、宿泊業の関係者なら押さえておきたい情報がきめ細かく掲載されています。

また、日本旅館にありがちな低稼働・低収益の原因となっているカンや経験に頼った経営から脱却するための「統一会計基準」を定めるなどの活動を推進しています。

日本旅館協会ホームページ

日本レジャーホテル協会

日本レジャーホテル協会は、レジャーホテル業界の健全な発展のために設立された団体です。

この協会は加盟ホテル同士の交流が盛んで、アイドルグループを招いた新年会・忘年会の他、ゴルフコンペやバーベキュー会なども行われています。

レジャーホテルは時代の文化や流行に特に素早く適応する必要があるため、情報交換の場が頻繁に設けられるのではないでしょうか。

また、関係者のテレビ出演やレジャーホテルフェアへの出展など、業界全体を盛り上げるための活動にも力を注いでいる模様です。

日本レジャーホテル協会ホームページ

ホテルの業界団体に加盟するメリットは？

ホテル業界の団体に加盟するためには、客室数に応じた入会金や、年会費の支払いが必要です。例えば、日本ホテル協会では日本ホテル協会では客室数100室以下のホテルは50万円と、なかなかのコストが掛かります。

それでも加盟するホテルが少なからず存在するのは、メリットがあるためです。具体的な内容は団体によって異なりますが、例えば以下のような特典が挙げられます。

• 業界団体のホームページでホテルを宣伝できる
• ＮＨＫの受信料の団体割引が受けられる
• 加盟ホテル向けの充実した情報を受け取れる
• 同業他社との交流が深まる
• 業界団体への所属で信頼度が高まる
• 団体保険に加入できる

入会費・年会費の出費はありますが、宣伝費や保険料を含めた金額だと考えれば、無駄なコストでは無いのではないでしょうか。

ホテル経営の視野が広がる業界団体

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宿泊業界は今、新型コロナウイルスの影響で厳しい局面に立たされています。こんな時こそ同業者間での交流・協力が必要です。他のホテルの関係者と交流することで、経営の視野が広がり、業界全体の動向が見えてくることもあるでしょう。

ホテルの業界団体には、協力者を得るチャンスが落ちている可能性があります。まだどのホテル業界団体にも加盟していないホテルは、加盟を検討してみてはいかがでしょうか。