ヨーロッパのインテリアを使ったホテルが人気!北欧やフレンチテイストのホテルにするポイント

ヨーロッパのインテリアを使ったホテルは、お客様からの人気が出やすく、リピート率やクチコミの評価が高いことも特徴の一つです。いま、まさに北欧やフレンチインテリアをホテルに取り入れようかとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんね。ホテルをヨーロッパテイストにするインテリアの選び方をご紹介します。

目次

    ヨーロッパのインテリアを使ったホテルが人気な理由とは?

    iStock.com/Deagreez

     

    ヨーロッパのインテリアには根強いファンがたくさんいます。特に、北欧やフランスのインテリアは女性に人気で、自宅も北欧やフランスのインテリアでまとめる方も多くいらっしゃいます。

     

    2015年には、北欧スタイルがインテリアのトレンドとしてヒットしました。その人気は今でも衰えることはなく、北欧インテリアのブランドにはそれぞれ愛好家が付いているほどです。

     

    シンプルなデザインながらも温もりのある空間づくりが北欧インテリアの特徴で、木材の家具や鮮やかなファブリックが空間を彩っています。

     

    フレンチインテリアは、エレガントで重厚感のあるアンティーク家具が特徴です。ロマンチックなホワイトカラーを基調とした空間に憧れを抱く女性も少なくありません。

     

    これほどまでにヨーロッパのインテリアが多くの人の心を掴むのには、どうやらヨーロッパ人のライフスタイルに対する考え方に理由があるようです。

     

    ヨーロッパでは豊かで充実した暮らしを楽しむ習慣があり、仕事以外の空いた時間は家族や友人と食事をしたり、ゆっくりと過ごすことを何よりも大切にしています。

     

    そのため、暮らしを豊かにするための家具や食器、日用品のデザインには徹底的にこだわり、室内で快適に過ごすための工夫には余念のない人が多いのです。

     

    「室内で快適に、ゆっくり過ごす」という考え方は、ホテルが考える宿泊施設の在り方にも当てはまりますよね。

     

    お客様に心穏やかにくつろいでいただくには、落ち着ける空間が必要です。ヨーロッパテイストのインテリアを置くことで、お客様の気持ちをやわらげることができるでしょう。

     

    海外旅行が好きなお客様にとっては、コロナ禍で気軽に海外へ行けない分、ヨーロッパテイストの客室が海外旅行に行った気分を味わえると、より人気が高くなっているのです。

     

    北欧インテリアを使うときのポイント

    iStock.com/KatarzynaBialasiewicz

     

    北欧テイストは和モダンとの相性も良く、北欧インテリアを取り入れている旅館も少なくありません。ホテルが北欧インテリアを使うときのポイントをみていきましょう。

     

     

    壁や天井に用いられるベースカラーの基本は、アースカラーです。ホワイトやベージュ、グレー、グレーがかったブルーを選び、原色は避けたほうが良いでしょう。

     

    建具や家具などの木の部分にはナチュラルウッドを。アクセントカラーはブルーやグリーン、イエロー、ブラックをポイントにすると、おしゃれな印象がアップするだけでなく、客室のイメージを明るくすることができますよ。

     

    家具

     

    北欧テイストの家具はナチュラルな素材とファブリックが欠かせません。インテリアはオークなどの無垢の木脚、ファブリックも基本は自然素材を選びましょう。

     

    北欧の雰囲気を強めるためにはラグやクッションもポイントとなります。アクセントカラーを用いたり、北欧らしいパターン柄、北欧ブランドによるテキスタイルを取り入れると、お客様も喜ぶことでしょう。

     

    また、北欧は寒く明るい時間帯が短いので、温もりのある照明も重要です。天井から客室全体を照らすだけでなく、フロアライトやペンダントライトを使うとより北欧の雰囲気を味わってもらうことができます。

     

    フレンチインテリアを使うときのポイント

     

    フレンチインテリアにはいくつかの種類があり、基本とする色は同じですが、どのスタイルを取り入れるかによって選ぶ家具が異なります。それぞれ詳しくチェックしていきましょう。

     

     

    フレンチインテリアの基本となるベースカラーはホワイトです。

     

    色調は落ち着いた色味のライトグレイッシュやミディアムグレイッシュなどのトーンで、ビビットな色味はあまり使われません。ホワイトをベースに、くすみ感のあるピンクやブルーなどを合わせると客室の雰囲気も引き立つでしょう。

     

    床材はオークやパインなどの薄茶・イエロー系がおすすめです。

     

    家具

     

    先述した通り、フレンチスタイルの種類によって選ぶインテリアも変わります。それぞれ解説しますので、ホテルに合った理想のスタイルを見つけましょう。

     

     

    【フレンチモダン】

    iStock.com/Artjafara

     

    上品な意匠をこらしたクラシカルなテイストと、現代的なデザインを合わせたスタイルのことを指します。

     

    フランスモダンはスタイリッシュな印象が強く、家具や照明はデザイン性の高いシンプルなものを選びましょう。華やかなシャンデリアなど、デコラティブな要素は控えめにすることがポイントです。

     

    大理石やガラス、スチール、レザーが施された家具との相性が良く、ホワイト・グレーを基調として、ゴールドやブラックをアクセントカラーにすると客室の雰囲気が締まるでしょう。

     

     

    【フレンチカントリー】

    iStock.com/alexytrener

     

    南フランスにあるプロヴァンス地方のインテリアを具現化したのがフレンチカントリーと言われています。丸みを帯びた家具を使うのが特徴で、木製やファブリックのものがよく使用されています。

     

    ベースのホワイトに、淡いイエローやグリーンなどの明るい色調を用いて、素朴で清潔感のあるイメージでまとめるのがポイントです。

     

     

    【フレンチシャビー】

    iStock.com/vicnt

     

    シャビーとは”使い古した”という意味があり、フレンチシャビーは古さと上質さが共存したスタイルを示しています。

     

    家具にはヴィンテージやアンティーク家具が使われ、塗装が一部剥げていたり使い込まれたユーズド感がフレンチシャビ―には欠かせない要素となります。

     

    花柄やレースのファブリック、ドライフラワーなどを合わせるコーディネートが人気です。

     

     

    【フレンチシック】

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    フレンチシックは、アンティーク感のある家具と洗練されたインテリアを合わせたスタイルのことです。

     

    ”アンティーク”と言っても本物のアンティーク家具ではなく、新品でアンティーク感のある家具を選ぶことがポイントです。クラシカルなデザインを選ぶことで、上品で落ち着いた雰囲気を演出できるはずです。

     

    ホワイトをベースにスモーキーピンクやワインレッドなど、フェミニンな印象の配色でまとめることが、部屋の雰囲気を甘くしすぎないコツです。

     

     

    【フレンチクラシカル】

    iStock.com/Oksana_Bondar

     

    デコラティブな内装の装飾・飾りに、美しい曲線のある家具を合わせたスタイルを、フレンチクラシカルと言います。

     

    18世紀のフランスで誕生したロココ様式の家具がよく使用され、飴色の落ちつた味わいが楽しめることも特徴の一つでしょう。S字形の脚やC字形の曲線を特徴とした家具の多くは、希少な樹種で作られています。

     

    そのため熱狂的なコレクターも多く、フレンチクラシカルなインテリアを見るために宿を予約する方もいらっしゃるほど人気があるようです。

     

    ヨーロッパのインテリアで気を付けるポイントとは?

     

    ヨーロッパのインテリアをホテルで取り入れるとき、あるポイントに気を付けなければ雰囲気づくりに失敗してしまう可能性があります。

     

    失敗のないよう北欧とフランス、それぞれのテイストごとに確認していきましょう。

     

    北欧テイスト

     

    最近の傾向では、北欧テイストに無骨な家具をかけ合わせたスタイルも人気です。インダストリアルスタイルをはじめとして、他のスタイルと北欧テイストを組み合わせる際は、十分なスペースをとることを意識してください。

     

    隙間なく家具を配置してしまうと、北欧の雰囲気を感じられなくなってしまいます。ですので、家具と家具の間はゆったりと空間をとるようにしましょう。

     

    フレンチテイスト

     

    この頃は、フレンチスタイルと他のスタイルを合わせたミックススタイルなどにも注目されているようです。たとえばフレンチスタイルと北欧スタイルを組み合わせ、自然派の印象付けに成功したホテルもあります。

     

    ですが、3つ以上の異なるテイストを混ぜるのは避けたほうが良いでしょう。テイストを組み合わせすぎると、それぞれのスタイルの存在感がぶつかり合ってしまい、テーマに沿った雰囲気をお客様に提供できなくなってしまいます。

     

    ヨーロッパのインテリアで「憧れ」と「癒し」を提供しよう

    iStock.com/fizkes

     

    北欧やフレンチスタイルが好きだとしても、自宅でそのスタイルを100%再現することが難しいと感じているお客様もたくさんいらっしゃいます。

     

    そのようなお客様にとっては、ヨーロッパのインテリアを使ったホテルは「憧れ」の空間であり、好きなものに囲まれる「癒し」の空間でもあるのです。実際に、お客様のほとんどはホテルの雰囲気を見て予約するかどうかを決める方もいらっしゃるとのこと。

     

    ホテルの雰囲気を決めるのはインテリアです。周囲が自然に囲まれた施設、日本にいながら海外旅行の気分を味わってほしい施設、日々の喧騒から離れた1日を満喫してほしい施設には、ヨーロッパのインテリアを使ったスタイルがおすすめです。

     

    これを機にぜひ検討してみてはいかがでしょう。ホテルの雰囲気を決める前には、コンセプトの見直しも忘れないでくださいね。

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