サービス業に転職したい!
サービス業はお客様との距離が近いという特性から、提供するサービスの評価をお客様からダイレクトに受け取ることができたり、直接感謝の言葉を投げかけられたりと、喜びを実感する機会が多い業界です。
お客様からの評価を受けることができれば、仕事のやりがいにも繋がりますよね。そんなサービス業に転職したいと考える方も少なくないはずです。
ただし、一口にサービス業と言っても仕事は多岐に渡ります。では一体サービス業にはどのような仕事があるのでしょうか。
サービス業と呼ばれる9つの業界、サービス業の中の代表的な職種とあわせ、サービス業に向いている人・向いていない人をご紹介しますので、転職活動に役立ててくださいね。
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サービス業に転職するなら知っておくべき知識
「サービス業に転職したい」と考えている方がイメージしているのは「接客業」であることが多いようですが、サービス業・接客業には明確な違いがあるということをご存じでしょうか。まずは「サービス業」についての理解を深めていきましょう。
サービス業と呼ばれる業界は9つ
総務省では、日本国内の産業は全てで19項目に分類されるということを「日本標準産業分類」で告示しています。そのうち、下記9つの産業はサービス業に分類されるようです。
- ・情報通信業
- ・運輸業、郵便業
- ・不動産業、物質賃貸業
- ・学術研究、専門・技術サービス業
- ・宿泊業、飲食サービス業
- ・生産関連サービス業、娯楽業
- ・教育、学習支援業
- ・医療、福祉
- ・サービス業(他に分類されないもの)
ホテルや旅館などの宿泊業、飲食店・美容など個人のお客様への接客サービスが伴う業種のみならず、学術研究・教育・医療などもサービス業として分類されていることからも分かる通り、サービス業の括りはとても幅広いものとなっています。
また、卸売業・小売業・金融業・保険業などを含む場合もあります。
ただし、全ての従業員が一概にサービスを提供している訳ではありません。あくまでも「産業・業種」の中で、サービス業に括られているということを覚えておいてくださいね。
サービス業の特徴
サービス業には、「形のないモノを提供する代わりに対価を得る」という特徴があります。わかりやすいところで言えば、接客サービス・広告などの情報・インターネット通信などを提供する代わりに対価を得るというのが、サービス業の基本特性です。
消費者との繋がりが強いため、トレンドに左右されやすく、農業・漁業などの第1次産業、製造業・建設業などの第2次産業と比べると新規参入が激しいという特徴もあわせもっています。
サービス業と接客業の違い
接客業は、サービス業の中のひとつと括りとされていますが、明確な定義は意外にも存在していません。
一般的には、お客様との対面業務が多い職種についている労働者が、「接客業従事者」として位置づけられることが多いようです。ただし、宿泊業・飲食業・美容業など、接客を切っても切り離せない業界・業種を包括して「接客業」と呼ぶ場合もあります。
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サービス業で代表的な職種とは?
そんな幅広い括りのサービス業では、どのような職種の求人が多いのでしょうか。サービス業の代表的な5つの職種をご紹介します。
接客・販売職
最もイメージしやすいのは、接客・販売職でしょう。接客業の代名詞ともされています。お客様と対面してサービスを提供する、または商品の購買意欲を高めるための仕事を行うのが接客・販売職です。
営業職
営業職も、サービス業では欠かせない職種です。商品やサービスをより多くのお客様に利用していただくために商品知識を携え、アピールすることが主な仕事です。営業職は販売職との共通点も多いものですが、勤務地にとらわれず営業先に出向くことが多いという特徴があります。
事務職
サービスを継続するうえでは、事務職も欠かせませんよね。転職サイトの求人情報の中でも、サービス業を営む企業の縁の下の力持ちとして、事務職の募集がかけられることが多くあります。
クリエイティブ職
サービスを提供する業界にもよりますが、特にITに関連する業界であればエンジニア・デザイナーなどのクリエイティブ職の人材も求められることが多いようです。アイデアを形にすることが主な仕事であるため、服装・髪型などが自由であることも多い職種です。
技術職・専門サービス職
医師・弁護士・保育士・自動車整備士など、専門的な技術を伴う仕事は技術職・専門サービス職として求人募集がかけられることもあります。ただし、高い専門性と技術を持ち合わせていなければなることが難しい職業のため、気軽に応募はできないでしょう。
サービス業に向いている人・向いていない人は?
サービス業には、向き・不向きがあります。どのような方が向いているのか、また向いていないのかという傾向をみていきましょう。
サービス業に向いている人
- ・人と話をするのが好き
- ・多くの人と関わることが好き
- ・柔軟な考え方を持っている
- ・臨機応変に対応をすることが好き・得意
- ・体力に自信がある
上記のような気質を持つ方は、サービス業に向いていると言えます。また、変化を楽しむことができる方であれば、一層サービス業に向いていると言えるでしょう。
サービス業に向いていない人
- ・人と話をするのが苦手
- ・毎日定時退社がしたい・不規則な生活をしたくない
- ・些細な行動・言動にも深く考えを巡らせてしまう
- ・トレンドに興味が無い
- ・体力に自信がない
上記のような気質を持つ方は、あまりサービス業に向いているとは言えません。ただし、職種によっては向いているということもありますので、あくまでもサービス業全体の傾向という感覚で参考にしてみてくださいね。
サービス業の転職活動で重要なポイントとは?
サービス業を営む企業への転職活動で重要なポイントは、サービスを受ける方のことを考える力が根底にあるかどうかです。
サービスは、受け手がいなければ成り立ちません。受け手の状況に振り回されすぎるのは良くないことですが、耳を傾ける力・声を反映させる力がなければサービスの存続は難しくなります。
特に、表立ってサービスを提供する接客・販売・営業職であれば、その能力はより重要視されることでしょう。
異業種からサービス業へ転職する方はサービスを受ける方々への思いを、サービス業からサービス業に転職する方は過去の経験を踏まえ、次の企業ではどのようなキャリアビジョンを思い描いているのかを伝えられるようにしてくださいね。
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サービス業と一口に言えども、その種類は多岐に渡ります。各業界・職種によって傾向は大きく異なりますので、ご自身の目指す業界・職種のことを調べ上げ、転職活動に臨むようにしましょう。
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