就活のための交通費はバカにならない
就活は、スーツ代や証明写真代など何かとお金が掛かることですが、中でも特に交通費は多額になりがちです。
都市部に住んでいる人の就活で、毎回数百円の交通費であっても重なればかなりの金額になるでしょう。そして、地方在住の人が東京の企業の面接に行くともなれば、一度に数万円は掛かります。
そこで気になるのが、選考を受ける企業から交通費の支給があるかどうかですよね。支給される場合のマナーや、支給されない場合に交通費を節約する賢い動き方について解説します。
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就活にかかる交通費は企業から支給されるのか?
会社説明会への参加や、面接に行くための交通費は一般的に支給されないことの方が多いです。自腹で払うことを想定し、本格的な就活が始まる前に貯蓄をしておいた方が確実でしょう。
ただし、地方の学生を本社の最終面接に呼ぶなど、移動に多額のお金が掛かる場合には、支給する企業も少なからず存在します。
実際に掛かった分だけ全額支給のこともあれば、上限が設けられていたり、どこから来るのかに関わらず一律支給としていることもあります。
また、交通費を支給があるとすれば、最終面接のみの場合が多いですが、まれに一次選考から全て交通費を支給するという企業もあります。遠方で行われる企業の選考に参加する場合は、募集要項をよく読んで交通費の支給の有無を確認しましょう。
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就活の交通費の支給を受ける際の注意点
企業から交通費の支給を受ける際には、いくつか守りたいマナーや注意点があります。
まず、押さえて置きたいことは無理のないルートで向かうことです。変に遠慮して新幹線ではなく高速バスを選んだり、ローカル線を乗り継いで行くというような必要はありません。もっとも合理的かつ、一般的なルートを選んでくださいね。
ただし、一律支給で無い限りは新幹線の指定席を取ったり、グリーン車を使う、最寄り駅からそう遠くないのにタクシーを使うといった、不必要な出費は抑えることがマナーです。
そして、かならず申告した通りのルートで行くようにしましょう。新幹線で行くと申告しておいて実際には夜行バスを使い、浮いたお金をポケットに…などと考えてはいけません。
嘘の申告がバレれば、一気に信頼を失ってそれまでの選考が順調であっても不採用になるでしょう。当然、水増し請求もNGです。
そして、必ず領収書を貰ってください。電車やバスなどは利用した区間が分かれば運賃も分かるため、領収書の提出は求められないこともありますが、念のため選考が終わるまでは保管して置いてくださいね。
また、交通費の支給について募集要項に特に記載がなく、企業側から何も言ってこない場合は、交通費は支給されないと考えた方がよいでしょう。
それでも確認しておきたい場合は、「交通費の精算等で領収書が必要となる場合は、ご連絡いただけますと幸いです」という聞き方をすれば、角が立ちません。
なお、一度の長距離移動で交通費の支給のある企業を複数回ることができれば、今後の就活の軍資金を得ることができます。交通費を稼ぐために無暗やたらと選考を受けるのはNGですが、可能な限りスケジュール調整し、効率よく動いてくださいね。
交通費の支給がある企業は内定の可能性が高い?
企業がわざわざ交通費を支給して面接に呼んでくれるのなら、ほぼ内定が決まっているのではないか?と考える人も居るでしょう。確かに、応募者の居住地によっては、かなりの額になる交通費を支給してくれるのは、応募者を大事にする気持ちの表れといえるでしょう。
また、他の企業からも内定が出ている応募者に、ぜひ入社してほしい!となった場合のために、交通費を支給する企業もあります。交通費の支給で良い印象を残しておけば、自社を選んでくれるかもしれないという期待が込められているのですね。
しかし、交通費が支給されたからといって必ずしも内定かと言えばそうではありません。あくまでも企業の心遣いとして受け止め、選考は最後まで気を引き締めて臨みましょう。
就活の交通費が支給されない場合は賢く動こう
企業からの交通費が特に支給されない場合は、トータルで考えてコスパの良い交通手段を選ぶことが重要です。
例えば夜行バスは運賃の安さが魅力ですが、早朝に到着してネットカフェなどで時間を潰さなければならないことがありますよね。細々とした出費や手間を考えれば、新幹線の方が安上りということもあるでしょう。
また、飛行機やフェリーなど、早期割引でかなりお得に利用できる交通機関もあります。選考の日程に余裕がある場合は早期割引を活用しましょう。
そして、交通費の支給がある場合と同様に、一度の長距離移動でなるべく多くの企業を回れるように、スケジュールを工夫してください。地方の就活生のお財布事情は、採用担当者も理解しているはず。ある程度の日程調整には応じて貰える可能性があるので、相談してみましょう。
最後に、もっとも大切ポイントはコスパだけを重視してはいけないということです。志望度の高い企業の面接ならば、多少交通費が高くなっても体に負担が掛からず、ダイヤの乱れが少ない交通手段を選ぶべきでしょう。
わずかなお金を惜しんでチャンスを棒に振らないよう、掛けるべきお金は掛けることも必要なのです。
就活の交通費が心配なら就職エージェントに相談しよう!
交通費が心配な就活生は、就職エージェントを活用しましょう。転職エージェントは希望に適ったエントリー先を提案するだけでなく、面接のセッティングも調整してくれます。
場合によっては近くの支店での面接や、オンライン面接で対応して貰えるかもしれません。就活が忙しくなれば、アルバイトもままならず交通費が嵩むのは切実な問題ですよね。ひとりで悩まずにぜひ、就職のプロに相談してください。
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