ホテル業の内定取り消しに遭ったらどう動くべきか

2020年の春、新型コロナウイルスの世界的な流行によって新卒者の内定取り消しが相次ぎました。ホテル業界も例外ではありません。もし、内定取り消しの憂き目に遭ってしまったら、どう行動すれば良いのか考えていきましょう。

目次

    ホテルの内定が取り消しになったらどうする

    行き止まり

    fotomek – stock.adobe.com

     

    ホテルは景気に左右されやすい業界です。2020年は新型コロナウイルスの影響で、内定取り消しをする企業が多々ありましたが、ホテル業界では特に深刻でした。

     

    もし、ホテル業界で決まっていた内定が取り消しになった場合、どのように動けば良いのでしょうか。

    ホテルに限らず内定取り消しは解雇と同じ

    法律

    sumire8 – stock.adobe.com

     

    内定取り消しの考え方は、解雇と同じです。たとえ入社がまだであっても、雇用契約の締結を約束したからには、正当な理由が無ければできないことなのです。

     

    内定取り消しが認められる正当な理由とは、卒業予定だった学校を卒業できなかった、業務に必要な免許を取得できなかった、採用試験で虚偽の申告がり、虚偽だと分かっていれば内定を出さなかった場合などです。

     

    業績の悪化の場合は、新入社員を迎えると事業が立ち行かなくなることが明らかであり、既存社員の雇用や事業の存続のため、本当にやむを得ない場合のみに認められるのが本来の有り方です。

     

    また、内定取り消しや解雇の事実を作らないため、入社させてからすぐに自主退職を持ちかけられるパターンもあります。退職届を出してしまうと、自己都合での退職となります。不当解雇の主張をする際や、失業手当を受けるのに不利なので注意してください。

    ホテルの内定取り消しに遭ったらやるべきこと

    書類整理

    sebra- stock.adobe.com

     

    それでは実際に、ホテル業で内定の取り消しに遭ってしまった際にやるべきことを見ていきましょう。突然の内定取り消しは非常にショックなことですが落ち着いて、やるべきことをやれば、未来は開けるはずです。

    関係書類の整理・保管

    まずは内定取り消しをされた企業から送られてきた、関連書類の整理・保管を行いましょう。書類は、公的機関や弁護士などに相談をしたいとなった場合、証拠となる重要なものです。

     

    内定取り消しになったのだからもう要らなし見たくもない!などと思って処分してしまわないよう、気を付けてくださいね。

    学生なら学校に相談

    学生の場合は、学校に助けを求めるのが良いでしょう。キャリアセンターや就職指導部に連絡を取ってください。卒業式を終えた後でも、3月31日までは面倒を見てくれます。

     

    キャリアセンターや就職指導部の担当職員には長年、学生と就職活動を共にしてきた知識と経験があり、何かしらの有益なアドバイスが貰えるはずです。

     

    また、内定辞退者や欠員が出たなどの事情で、まだ新卒採用を募集している企業を紹介して貰える可能性もあるため、ぜひ利用してくださいね。

    ハローワーク・労働基準局に相談

    既卒者の場合や、学校にはどうしても相談しにくいという場合は、公的機関に相談しましょう。ハローワークと労働基準局が管轄です。

     

    ひと口に内定取り消しと言っても、事情はさまざまですよね。内定取り消しを撤回させてそのホテルで働きたいのか、賠償金の請求など代償措置の交渉をしたいのか、それとも早く他の仕事を見つけたいのか。

     

    ハローワークや労働基準局に相談すれば、本人がどうしたいのかを考慮した上で適切な対処方法をアドバイスしてくれるはずです。

    裁判で決着を付ける

    どうしても内定取り消しを撤回させたい場合は、裁判で決着を付けるという手段もあります。ただし、費用や時間が掛かり、そこまでして入社したとしても、その後幸せに働けるとは限りません。

     

    裁判の結果、内定取り消しが無効となった判例は決して少なくありませんが、よく考えて動いてくださいね。

     

    また、短期間で決着が付けられる労働審判もありますが、こちらは金銭的な解決に有効な手段です。代償措置の交渉が難航した場合に適切でしょう。

     

    裁判や労働審判を起こしたい場合も、まずはハローワークや労働基準局、法テラスなどの公的窓口に相談してみることをおすすめします。

    内定取り消しされた人が対象の求人に応募する

    内定取り消し遭った人を救済するために、追加で求人を出す企業もあります。コロナウィルスの影響で内定取り消しが相次いだ2020年は、飲食・小売りなどの人手不足が深刻な業界で、追加の求人が多く出されました。

     

    通常の採用プロセスよりも選考が早く進み、3月下旬に内定取り消しされた新卒者が、4月の入社に間に合ったという例もあります。また、内定取り消しに遭った人を、公的機関の臨時職員として雇い入れる自治体もありました。

     

    内定取り消しはとても残念なことですが、他の仕事で採用されるチャンスはまだまだあります。一度、内定を獲得できたということは、社会で通用する能力を認められたということです。めげずに気持ちを切り替えて動きましょう!

    就職・転職支援サービスを利用する

    他の仕事を探すのであれば、就職・転職の支援サービスを利用してみましょう。

     

    一般的に就職・転職支援サービスは学歴や職務経歴、自己PRなどのプロフィールと希望の職種や条件を登録すると、マッチする企業を紹介してくれます。また、専任のスタッフが就き、応募書類の添削や面接のアドバイスをくれる場合もあります。

     

    内定取り消しに遭った後、ひとりで就職・転職活動をやり直すのは辛いものですよね。そんな時には就職・転職の支援サービスを利用して、心強いサポートを受けてください。

     

    おもてなしHRでは、ホテル・旅館に特化した就職・転職の支援サービスを提供しています。宿泊業界に詳しいスタッフが、エントリーから入社までしっかりお手伝いします。

     

    残念ながらホテルの内定取り消しに遭ってしまった人は、ぜひおもてなしHRを頼ってください。サービスは無料で使えます。

    内定取り消しに遭ったらひとりで悩まず相談しましょう

    相談

    buritora – stock.adobe.com

     

    内定取り消しは、今後のキャリアに大きな影響を及ぼす出来事です。不安で何も手につかなくなったり、どうした良いか分からなくなってしまうのも無理のないことでしょう。

     

    しかし、ひとりで思い悩んでいても、事態が好転することはありません。ハローワークなどの公的機関や弁護士などの専門家、そしておもてなしHRのような就職・転職の支援サービスがあります。適切な機関に相談し、明るい未来に向かって動きましょう。

    ご入力いただいたメールアドレスに資料をお送りいたします。

    必須企業名

    ご担当者様名を入力してください

    必須ご担当者様名

    ご担当者様名を入力してください

    必須メールアドレス

    メールアドレスを入力してください

    必須電話番号

    電話番号を入力してください

    資料請求のお申し込みを受け付けました

    資料請求をお申し込みいただきありがとうございました。
    入力いただいたアドレスにメールをお送りいたしましたので、ご確認ください。

    万が一メールが届かない場合は、info@omotenashi.workまでお問い合わせいただきますようお願いいたします。

    ページ上部へ戻る

    ホテル・旅館様 限定

    宿泊業採用ノウハウ
    毎週お届け

    競合他社の最新動向や、オススメ求職者の情報などをお届けします!

      利用規約 / 個人情報取扱いに同意の上ご利用下さい

      メルマガ登録を受け付けました

      おもてなしHR・宿泊施設様向けメルマガにご登録いただきありがとうございました。 万が一メールが届かない場合は、info@omotenashi.workまでお問い合わせください。