カプセルホテルの飲食事情、カプセルホテルでの食事が変化してきている!

カプセルホテルは、就寝することを目的とした簡易宿泊施設です。そのためこれまで、飲食の提供には重きを置かれてきませんでしたが、その状況は変わりつつあります。変化するカプセルホテルでの飲食事情を紹介します。

これまでのカプセルホテルでの飲食

カップラーメン

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カプセルホテルの食事というと、どんなものを思い浮かべますか?

自動販売機で温めて出てくる冷凍食品や、フロントで販売されているパンやカップラーメン、スナック菓子やおにぎりなどの簡単な食事が思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。

カプセルホテルは安く使える寝床を提供する場所という位置づけのため飲食の提供には特に力を入れていない所が多いのです。近隣にコンビニエンスストアがあるカプセルホテルでは、飲食物を全く販売していないこともあります。

これまでは、このように「寝るだけ」だったカプセルホテルですが、ニーズの多様化や他社との差別化をはかる目的で、こだわりの飲食を提供するカプセルホテルが増えています。

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力を入れてきているカプセルホテルでの飲食

おにぎり

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最近では独自のコンセプトを持って個性的なサービスや空間が楽しめるカプセルホテルが増えています。

ラグジュアリーな演出のカプセルホテルや、人気ゲームとのコラボレーションルームで話題になったカプセルホテルもありますが、本格的な飲食を提供するカプセルホテルも登場しています。

食堂を備えたカプセルホテルが増えており、麺類やカレーライスなど、簡単に提供できるインスタントのメニューのところが多いですが、なんと専属のシェフが居るカプセルホテルもあるのです。

朝はバイキング形式の朝食、昼はシェフ特製のお弁当が販売され、宿泊客でなくても利用可能です。豊富な種類のワインも提供されており、まるで一般的なホテルのレストランと変わらないほどです。

実際に食事をした人は「朝食メニューは洋食も充実していてとても美味しかった」と満足しています。

また、本格的な居酒屋を備えたカプセルホテルもあります。生ビールに3種類のおつまみが付く1000円のセットなどが提供されており、カプセルで就寝する前の晩酌にピッタリではないでしょうか。

本格的な食事とまでは行かずとも、朝食におにぎりの食べ放題を提供して人気を博しているカプセルホテルもあります。

面白いのは、ただのおにぎりではなく「自動おにぎりマシーン」を導入し、宿泊客が好きな具材でおにぎりを作って食べるというところです。おにぎりという、ごくありふれた食べ物でも、工夫次第で注目を集める材料になるのですね。

おにぎりは日本のテレビアニメで食べているシーンを見て、興味を持っている外国人が多いところもポイントです。カプセルホテルとおにぎりは、どちらも日本らしさが強いものですね。日本の文化を体験することを楽しみに訪れたインバウンド客にも喜ばれているサービスです。

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カプセルユニット内での飲食は基本NG

レッドカード

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充実した飲食を提供するカプセルホテルが増えていますが、カプセルユニット内での飲食は基本的にNGで、休憩室や食堂、ラウンジで食べてもらいます。

密閉性の無いカプセルユニットでは、臭いや音が漏れやすく、他のお客様の迷惑になり、クレームに発展することもあり得ます。

また、狭いカプセルユニット内での飲食は食べこぼしで寝具が汚れる恐れがあります。ルールを無視して飲食した結果、寝具を汚したお客様には、カプセルホテル側がクリーニング代を請求することもあります。

しかし、わざわざ飲食のチェックをするホテルは少ないので、こっそり飲食物をユニット内に持ち込むお客様が結構居るようです。

特に注意したいのはカップラーメンやカップ焼きそばです。臭いが強く、汚れる危険性の高い食べ物ですね。フロントで販売している場合はひとこと「あちらの休憩室ででお召し上がりくださいね」など、やんわりと声掛けをしても良いでしょう。

その一方で、ペットボトル飲料やパン、おにぎりなどの音や臭いが少なく、寝具を汚さない食べ物ならユニット内での飲食もOKとしているカプセルホテルもあります。そういったカプセルホテルの場合は、OKな飲食物とNGな飲食物をはっきり区別して、お客様に周知しましょう。

カプセルホテルの飲食についてのルールをしっかり説明しよう

飲食禁止

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カプセルユニット内での飲食による音や臭いによるクレームや、飲食物で寝具を汚すなどのトラブルを防ぐためには、飲食のルールをお客様にしっかり説明すること重要です。

どこのカプセルホテルでも、すでに飲食ルールの周知は徹底していますが、外国人観光客が増加いしている今、改めて分かりやすい説明が必要なのです。

チェックインの際にイラスト付きのボードを使って説明したり、多言語で注意書きの張り紙をするなどが有効です。

楽しい飲食提供で差別化、ルールの周知はしっかりと

多様な料理

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飲食の提供は、画一的になりがちなカプセルホテルで他社との差別化を図りやすい要素です。カプセルホテルとは思えないような本格的な美味しい料理や、名物料理を開発してみてはいかがでしょうか。

しかし、積極的に飲食を提供するのであれば、カプセルユニット内は飲食禁止のルールを、これまで以上に周知する必要があるでしょう。どのお客様も気持ちよく利用できるように取り組んでくださいね。

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