アルバイトから正社員になりたい!
「アルバイトである程度経験を積んだので、そろそろ正社員を目指そうと思っている」
「アルバイト中に資格を取れたから正社員として働きたい」
正社員の求人に応募しようとしたとき、どのように履歴書を作成したら良いか迷う方は多いかもしれません。
さらに、アルバイトから正社員となると、職歴面で他の応募者に負けてしまうかもしれない……と不安を感じますよね。
アルバイトという肩書きでも、ライバルに負けないぐらい採用担当者に魅力が伝わる履歴書を作成したいものです。
次の項目からは、アルバイトから正社員を目指すときの履歴書の作成方法について紹介しますので、参考にしてくださいね。
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アルバイトから正社員の履歴書:基本の書き方
一般の就職・転職と同様、アルバイトから正社員を目指すときも、まずは基本を大切にしましょう。
また、近年はWEB上で提出することが増えています。WEBでの作成方法や提出方法もざっと確認しておくと、後々役立つかもしれません。
では、履歴書の基本の書き方について見ていきましょう。
写真
写真は「清潔感」が重要です。
ありがちな失敗例として、前髪で顔が隠れて暗い印象を与えてしまうことがあります。明るく上品で、健康さが感じられる表情で撮影しましょう。
髪・ひげ・メイク・服装などを整え、清潔感のある身だしなみで好感を抱いてもらいましょう。
▼「身だしなみの整え方」に関するヒントはこちら!
氏名や住所など
手書きの場合、氏名や住所の字間は、詰めすぎたりあけすぎたりしないように気をつけましょう。
氏名や住所欄は「履歴書の顔」とも言われています。字が丁寧か乱雑かで、採用担当者に与える印象はガラッと変わるかもしれません。
そのほか、以下の点も併せてチェックしてください。
- ・「ふりがな」と「フリガナ」に注意
- ・「記入日」「生年月日」の元号(西暦か和暦か)・数字(算用数字が望ましい)の書き方は統一する
- ・性別の〇囲みはきれいに書く
- ・住所は「丁目・番地・号」を使う
- ・連絡先が現住所と同じときは何も書かない(「同上」も不要)
- ・拇印はまっすぐきれいに押す(最初に拇印を押して、きれいにできたものを使うと◎)
学歴
学歴は大切ですが、学歴よりも重要なのは職歴です。
学歴は、欄を調整するための経歴として扱ってください。職歴が多ければ最終学歴のみ記載したり、空白が目立つようであれば、過去に遡って記入しても良いでしょう。
もし、「学歴」と「応募先の業界・職種」に関係があるときは、ぜひ優先して書いてください。大学の卒論で何をテーマに研究したかを記載するのもOKです。
また、留学経験も学歴に入ります。
職歴
先述した通り、職歴は重要なアピールポイントです。
職歴は時系列に並べて書きましょう。配属部署や担当業務など、詳細を記入すると好印象です。
アルバイトから正社員となると、正社員として勤めた経験がない方も多いかもしれませんが、正社員歴がなくてもOKです。
アルバイトでも仕事は仕事。何かしらスキルを身につけられているはずですよ。
また、ブランク期間にアルバイトやパートをしていた場合、書くべきか迷う方もいますが、記入しておいたほうが無難です。
免許・資格
免許や資格は、アピール度が高い資格から並べてください。あまりにもレベルが低いと思われる資格は控えたほうがベターです。
例えば、英検であれば2級以上が望ましいと言われています。他の語学検定は取得者が少ないこともあり、受験級が低くても強みになるかもしれません。
さらに、取得した資格だけでなく、勉強中のものもアピールできます。
「TOEIC800点を目標に勉強中」というように記載し、受験予定日や目標レベルなどを併せて書いておくと親切です。
大事なのは資格がないからと言って応募をあきらめないこと。資格がなければ「これから取得しよう」「他の欄で挽回しよう」と、内定をつかみ取る努力をすることが採用につながりますよ。
▼「資格の書き方」に関するヒントはこちら!
趣味・特技・志望動機
趣味・特技欄は「特になし」と書かないようにしましょう。
「趣味:スポーツ観戦」と端的に書くのではなく、「スポーツ観戦が趣味です。スポーツ専門で配信しているアプリを入れてよく試合動画を見ています。」と、+αでひと言説明を加えましょう。
特技に困る方は多いですが、「どこでも寝られる」「人の良いところをすぐに見つけられる」など、何でも構いません。
また、志望動機については、下記記事で解説しています。こちらをご確認ください。
本人希望
本人希望欄は「貴社の規定に従います」「問いません」などと書くのが無難です。
子どものお迎えで18時までの勤務が良い、家族の介護で出社を10時からにしたい、など譲歩できない部分は必ず記載しましょう。
さらに、募集要項に職種が明記されている場合は、自分がどの職種を志望しているか記入してください。
給与交渉について履歴書に書くのは好ましくありません。面談でおこないましょう。
退職理由
退職理由は、できるだけ前向きな内容にしましょう。
退職理由に加え、
- ・志望した企業で何をやりたいのか?
- ・やりたいことのために今までどんなスキルを磨いてきたのか?
を記載します。
このとき、前社への不満を述べるのはNGです。一方、会社都合や家庭の事情で退職した場合は、事実をそのまま記載したほうが良いこともあります。
▼履歴書の具体的な書き方はこちらをチェック!
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
アルバイトから正社員の履歴書:採用のポイント
採用担当者が、アルバイトに対して抱いている懸念ポイントを3つ紹介します。
不安点を払拭できれば、採用の可能性が高まるかもしれません。
(1)正社員にならなかった理由が解消されているか?
採用担当者がアルバイトに対して懸念するポイントの1つ目は、「正社員になぜならなかったのか」という点です。
その理由が明確でないと、何か隠し事があるのではないかと不安に思ってしまいます。
「他の活動に力を入れていたが、今は辞めて仕事に専念することにした」
「資格が必要な仕事だったので、アルバイトをしながら資格勉強をおこなっていた」
など、正社員にならなかった理由が、現時点で解消されているかどうかが大事なポイントです。
(2)責任がある立場で働くことを理解しているか?
2つ目は、正社員という責任が問われる立場で働くことを理解できているか、というポイント。
会社からすると、正社員は企業の主戦力です。考えが甘い人に企業の将来を託すわけにはいきません。
アルバイトで責任を持って働いた経験があるといったエピソードでカバーしましょう。
「すぐ辞めそう」と思われないためにも、正社員の役割をきちんと理解しておいてくださいね。
(3)スキル・能力が不足していないか?
3つ目はスキル・能力の不足です。
これは、アルバイトで培ったスキルをアピールできれば問題ありません。
しかし、異業種・異業界でこれまでの経験とつながりがない場合は注意が必要です。資格勉強で補うなど、工夫を施しましょう。
中には、20代前半というように若い年代の方で、キャリアが浅い方もいるのではないでしょうか。
「実績が乏しい……」「即戦力にならない……」と自信をなくしてしまう方もいるかもしれませんが、だからといって転職をあきらめなくてもOKです。
企業の中には、キャリアが浅いほうが良い!という職場もあります。若い年代の内は、ビジネスの基礎があれば引け目を感じる必要はありませんよ。
アルバイトから正社員に!履歴書作成でお困りなら
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