「清潔感がある」身だしなみとは?
身だしなみは、相手に不快感を与えないためのマナーであり、清潔感を意識して整えなければならないものです。
では、具体的に「清潔感がある」とは、どのようなことを指すのでしょうか?
ここで知っておきたいのが、『清潔』と『清潔感がある』は少しだけ捉え方が異なるという点です。
汚れがなくきれいな状態であれば、だらしない言動をしていても清潔と言えます。しかし、単によごれがないだけでは、清潔感があるとは言えないのです。
服装や髪型など目に見える部分だけでなく、内面が誠実であるかどうかが、清潔感を問う上で重要とされています。
また、清潔感がある身だしなみを意識することで、
- ・第一印象が良くなった
- ・自信につながり、前向きに行動できるようになった
- ・見た目が若々しくなり、気持ちが晴れやかになった
など、良い変化が期待できることも。
友人や社内のスタッフ、お客様などに好印象を抱いてもらえるよう清潔感のある身だしなみを意識しましょう!
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清潔感のポイントはここ!身だしなみをチェックしよう
清潔感を出すための身だしなみのポイントについて紹介します。
髪・髭を整える
髪が長すぎて顔が隠れてしまっていたり、ボサボサだったりすると、だらしない印象を与えてしまいます。
清潔感を出すのでれば、表情が見えるぐらいの長さにカット、または髪留めでまとめ、目や眉毛を見せるようにするのがベストです。
意外に思う方もいるかもしれませんが、髪質も大事なポイント。
ごわごわしがち・脂がつきがちという方は、シャンプーやリンス、トリートメントなどに気を遣い、まとまったサラサラ髪を維持しましょう。寝ぐせもしっかり整えてくださいね。
また、髭は整っていればさほど悪い印象を与えることはありません。しかし、無精髭や青髭が目立つ場合は、イメージダウンにつながるおそれがあります。
さらに、髭があること自体が好ましいとされない場合もあるので、場面に応じて整える必要があるでしょう。
メイクはナチュラルめにする
メイクは、いわゆる「ナチュラルメイク」がベターです。
アイメイクが濃かったり、つけまつ毛が多く盛られていたり、派手なメイクは清潔感からは遠さがった印象を与えるでしょう。
特に、ビジネスの場では、濃いメイクは信頼を失う原因にもなりかねません。
一人ひとりパーソナルカラーは異なりますが、ビビットで派手な色は控え、薄めの色を使用して勝負しましょう。
アイメイクやリップの色にこだわるよりも、ファンデーションやコントロールカラーなど下地に気を遣って肌をきれいに見せたほうが清潔感を出せるとも言われています。
肌をきれいに保つ
ニキビや赤みが出やすい敏感肌の方は、化粧品やマスクが合わなかったり、生活習慣が少し崩れたりしただけで、すぐに肌荒れしてしまいますよね。
肌のお手入れは、上記のように自分には合わない商品があったり疲れで肌の調子が悪くなったりと、一筋縄ではいかないことも多いでしょう。
しかし、肌をきれいに保つだけで、清潔感はぐっとアップします。
肌の変化を感じるには時間がかかりますが、自分のペースでスキンケアを施し、楽しみながらお手入れすることが継続のコツですよ。
歯やにおいに気を配る
人の笑顔を見たときに、歯がきれいだと清潔なイメージを抱きませんか?
歯はきれいなだけで「笑顔が段違いに輝いて見える」とも言われるぐらい、印象をがらっと変えられる部分なのです。
汚れや黄ばみを意識して歯磨きをおこなうだけでなく、歯の健康診断を受けるついでに掃除してもらうのもアリですよ。
また、口臭や体臭、香水、たばこといったにおいも大切です。
においは脳へダイレクトに効果が届くことで、敏感に感じてしまうようです。そのため、強い不快感を与える原因にもなりかねません。
自分で気づけないことが多い上に、周りも「においがきつい」とは言いづらい話ですので、できる限り自分で意識するようにしましょう。
信頼できる人にこっそり聞いてみても良いかもしれません。
手や爪の手入れは欠かさない
意外と見られがちな手先。
爪の間にごみが入っていたり、甘皮が荒れていたりすると、不潔な印象を与えてしまいます。爪が長すぎるのも好ましくありません。
ハンドジェルやワセリンなどを活用し、定期的にお手入れしましょう。
ムダ毛は処理する
手足や指、うなじ、顔……。
ムダ毛があると、肌のトーンが落ちて見えてしまいます。あまり目立つようであれば、だらしない人として見られるかもしれません。
やりづらい部位もあり、全身をおこなうには手間がかかりますが、最低でも肌を出す部分には気を配ると良いでしょう。
お手入れする際は、肌を痛めつけないように優しく落としてくださいね。スキンケアも忘れずにおこないましょう。
服装に気を遣う
「服がしわしわ」
「サイズが合っていない」
「汚れがある」
服装に乱れがあると、「人の見えないところでは大雑把なのかな?」と思われてしまうかもしれません。
アイロンをかけてしわを伸ばし、柔軟剤にも気を遣いましょう。
また、ファッションとしてオーバーに着る手法もあるため、プライベートのような場ではOKですが、スーツのようにフォーマルな服はサイズが合っていないと違和感を抱いてしまいます。
自分のスタイルに合った服装を心がけてくださいね。
悪い姿勢に注意
猫背や巻き型など、姿勢の悪さにも注意しましょう。
だらしなく見えるだけでなく、肩こりや腰痛などにもつながってしまいます。肩こりがひどくなると頭痛が生じるように、負の連鎖が起こるおそれも。
姿勢を整える上で、脂肪や筋肉といった要素は意識したいポイントです。
食生活が悪かったり運動不足だったりすると、脂肪がつく一方で筋肉は衰え、だらっとした姿勢になりがち。
放置している筋肉を鍛えたり固い関節をやわらげたりしながら、きれいな姿勢を維持していきましょう。
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清潔感がある身だしなみは見た目だけじゃない?
「清潔感がある身だしなみ」というのは、服装や髪型など見た目に限った話ではありません。
ここでは、ワンランク上のポイントとして、いくつか紹介しますので、参考にしてくださいね。
持ち物に気を遣う
バッグの中で小物が乱雑になっていたり、財布の中にレシートがたまっていたりしませんか?
このような人に見られにくい部分が、ふと見えてしまったときに整理されていないと、がくっと印象を下げてしまいます。
そのような細かいところも整理するように、習慣付けると良いでしょう。
丁寧な立ち居振る舞い・言葉遣いをする
身だしなみとは、相手にいやな気持ちを与えない服装や「立ち居振る舞い」をすること。
清潔感のある身だしなみをするためには、仕草や言葉遣いといった要素も心がける必要があります。
雑な身振りで応対したり、荒い言葉を使ったりするのはNG。
立ち居振る舞い・言葉遣いは、人柄が感じられる部分でもあり、印象付けにおいて影響を及ぼすものです。丁寧さに磨きをかけることで、清潔感を与えられるかもしれません。
マナーを意識する
身だしなみはもちろん、あいさつや食事、言葉遣いなどにもマナーがあります。国やお店によっても、各々ルールが設けられていますよね。
先述した通り、「清潔感がある」とは内面の誠実さも大切なポイントです。
清潔感とは遠いように感じるかもしれませんが、マナーという基本が守られているからこそ与えられるイメージなのです。
清潔感がある身だしなみは自信にもつながる!
身だしなみで好印象を与えるためには、清潔感を意識しなければなりません。
良い第一印象は、コミュニケーションを盛んにするだけでなく、自信にもつながります。身だしなみが整えば、プライベートにもビジネスにも良い影響を与えてくれるでしょう。
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