入社してすぐ休むのはNG?
入社後、1日しか経っていなかったり試用期間中だったりしたときは休んでいいものか疑問に思いますよね。
結論を述べると、入社してすぐに休むことはNGではありませんが、注意が必要です。
一般的に多くの企業は、試用期間を3カ月〜6カ月ほど設けており、この期間中に新入社員の適性をはかります。
そのため、この段階で休んでしまうと解雇されるリスクが高いのです。
実際、入社してすぐに1週間休まなければいけなくなり、休みはもらったものの解雇されてしまったというケースもあるようです。
また、数日しか経っていないときに休むと「仕事に対する意欲がない」とみなされてしまうことも。
信用がなくなってしまったり、仕事に行きづらい環境を自分で作り出してしまったりする恐れもあるため、できるだけ休むのは控えたいものです。
それでも、入社後すぐにケガや病気を患ったり冠婚葬祭の予定が急遽入ってしまったり、休まなければいけない状況になることもあるでしょう。
このような事態になったときは、どのような対応をすべきなのでしょうか?
連絡を入れるときのポイントを解説します。
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入社してすぐ休むときは?連絡時のポイント
連絡を入れるときは、失礼のないようにマナーを守って休みの旨を伝えましょう。
基本的に電話で連絡する
基本的に連絡手段は電話が好ましいですが、メールやSMSも企業によってはOKとしているところもあるようです。
企業によってさまざまなので、規則に従って連絡をとるようにしてくださいね。
休みを申請するときはどうしたらいいか、事前にチェックしておくと焦らずに対応できるでしょう。
始業前に連絡する
企業側は抜けた人員の分をカバーするために、急ぎ対応しなければいけないこともあるでしょう。
始業後に休むことを連絡されてしまっては、対応に追われ仕事がままならなくなってしまいます。
他の職員に負担をかけないためにも必ず始業前に一報をいれるようにしましょう。
出社時間までに連絡がきていないと遅刻だと思われたり、信用がなくなったりする恐れもあるため注意してくださいね。
また、「始業前は企業側が電話を開けておらず、電話が繋がらない」というケースもあります。
その場合はメールを送信しておき、電話が繋がる時間になったらかけるといいですよ。
メールやSMSがなく電話以外に連絡手段がないときは、始業後に電話をかけて事前に連絡できなかった旨を説明すれば問題ないでしょう。
引き継ぐ必要がある仕事は必ず伝える
期限が迫っている業務や他の人の仕事に支障をきたす恐れがある業務を抱えている場合は、引き継ぎをしっかりおこないましょう。
引き継ぐ内容が少なければ、電話口で伝えても問題はありません。
説明が複雑だったり量が多かったりする場合はメールで送るほうが親切ですね。
入社してすぐに休むときは、上司に伝えるのが億劫になったり、解雇されるのではないかと不安を感じたりするかもしれません。
しかし、そんなときこそ最善を尽くす行動が大切です。
休み明けのときは、感謝とお詫びの言葉を忘れずに伝えてくださいね。
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入社してすぐ休みたい!原因や対策は?
やむを得ない理由があるときは仕方がありませんが、なかには「職場へ行きたくない」という理由のように、言いづらい事情がある方もいますよね。
ここでは、休む原因や対策について触れていきます。
原因(1)体調不良
<対策方法>
- ・風邪は患わないように予防を徹底する
- ・普段から生活リズムや体調管理に気を遣う
- ・体が弱い方は、その旨を会社に伝えておく
風邪や発熱などの症状を起こしてしまうと、休まざるを得なくなりますよね。
昨今はコロナ感染が懸念され始めたことにより、発熱が37.5度以上ある場合は、そもそも出社を断る企業が増えました。
また、頭痛や腹痛といった症状があり、出社できないほどではないが仕事中に悪化しそうだというときもありますよね。
その際は、体調不良の症状があり状況をみて早退をするかもしれない旨を、出社時に伝えておきましょう。
事前に話しておくことにより、休むように促してくれたり「無理のない範囲でいい」と声をかけてくれたりする方もいます。
少なくとも、出社をすれば働く気持ちがある姿勢は伝わるので、入社してすぐだということを踏まえても印象が悪くなるリスクは抑えられそうです。
原因(2)精神的ストレス
<対策方法>
- ・できるだけ規則正しい生活リズムで過ごし、体調の乱れをなくす
- ・信頼できる人に相談してみる
- ・自分なりのストレス解消法を身につける
仕事中は、気を張ってしまうため精神的に疲れやすいもの。
ほとんどの方が、仕事でストレスを感じたことがあるでしょう。
さらに、業務に対する不安だったり人間関係に不満があったりすると、より多くの負荷がかかってしまいます。
ストレスを過度に感じてしまうと、体調がくずれたり作業効率が悪くなったり、いろいろな方向に影響が及ぶため注意しましょう。
また、睡眠不足のように体調管理に乱れがあると、ストレスを感じやすい身体になります。
生活リズムを崩さないように意識して過ごしてくださいね。
原因(3)体力による疲労
<対策方法>
- ・休憩や仕事終わり、休日は体をしっかり休める
- ・食事や睡眠はきちんととるようにする
体力が必要な環境になると、想像以上に体力を消耗してしまうことも多いですよね。
身体に負担がかかることで機能が低下し、ストレスや風邪を引きやすくなることで、体調不良に繋がることもあるでしょう。
忙しいからと食事をとらなかったり睡眠を削ったりすると仕事の生産性も下がってしまいます。
睡眠や食事をしっかりとるなど対策を徹底することが大切です。
原因(4)仕事が合わない
<対策方法>
- ・上司に話を通してみる
- ・信頼できる人に相談してみる
- ・転職を検討する
研修を受けたり、実際に業務をこなしたりしているうちに「入社前に思っていた仕事内容と違った」「自分には合わない仕事だった」と思うケースも少なくないはずです。
仕事内容が合わないときは、自分に合う仕事に転職することを検討してもいいでしょう。
しかし、上司に相談してみれば異動を検討してもらえる可能性もあるため、一度話してみるのもいいかもしれません。
転職する際は、このようなミスマッチが起こらないように企業研究を徹底し、求人情報をよく確認してくださいね。
原因(5)やむを得ない理由
<対策方法>
- ・マナーのある連絡を心がける
忌引きの場合は、ほとんどの企業で休暇制度が設けられています。
また、コロナやインフルエンザなどの感染症を患ったら休まざるを得ないですよね。
このように休む必要がある場合でも、連絡をいれる際は謝罪の気持ちを精一杯伝えましょう。
休みが明けたときには、休みの分を挽回する志で仕事に取り組んでいくと印象がよくなるかもしれませんね。
体調が優れないのに働いて倒れたり、過剰にストレスを感じて精神に支障をきたして働けなくなったりしては元も子もありません。
各々の状況を加味して判断を下すようにしてくださいね。
参考:新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安/厚生労働省
入社してすぐ休むときは適切な対応を心がけよう
入社してすぐに休むことが悪いとは限りません。
しかし、他の方へ負担をかけてしまったり、ネガティブな印象を与えることにもなり兼ねないため、休むときはマナーのある連絡を徹底してくださいね。
職場環境が合わなかったり、仕事内容にミスマッチがあったりして転職を考えている方は、転職エージェントに相談してみるのはいかがでしょうか?