withコロナに合わせた接客研修の必要性とは?
新型コロナウイルスの感染が続いている現在(執筆時:2022年4月)、「新たな生活様式に合わせた接客研修」が注目されています。
誰もが初めて経験することばかりで、どのようにお客様に接するべきなのか正解が分からないまま日々を過ごしている方も多いでしょう。
そのため、コロナ禍に対応したサービスの在り方について学べる場は、接客業を担う方々にとってニーズのあるものになりつつあるようです。
では、受講者の課題解決に繋がる研修にするためにはどのような内容を盛り込んでいけばいいのでしょうか。
接客研修の内容や開催時のポイントについてみていきましょう。
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withコロナに対応した接客研修ではどんなことを行う?
新しい生活様式に対応した接客が求められていることから、それに応じて研修も改良する必要があります。
研修で説明されている内容を大きく3つのテーマに分けて解説しますので、チェックしてみてくださいね。
(1)コロナ禍について再認識する
社会の現状を改めて認識し、コロナ禍が及ぼす変化について考えられることを共有する研修が多いようです。
知識を分かち合うことで、視野を広げられる受講者もいるかもしれませんね。
<具体的なテーマ例>
- ・コロナ禍で社会に起こった変化とは?
- ・withコロナで求められることとは?
- ・withコロナ、アフターコロナについて考えよう
このように背景を伝えておくと、接客を改良していく必要があることをスムーズに伝えることができるでしょう。
(2)感染対策の共有をする
コロナ禍に対応した接客方法を伝える前に、基本的な感染対策を理解・実践できているか確認しましょう。
<具体的なテーマ例>
- ・「3つの密」を避けた感染対策とは?
- ・まずは基本から!徹底的に感染リスクを減らす対策について
- ・実践しよう!新型コロナウイルスの除染・清掃方法
どれだけお店やサービスに工夫が施されていたとしても、マスクの着用や換気などの基本がきちんとできていないと、衛生管理が徹底された万全な状態であるとは言い切れませんよね。
新入社員が正しいやり方で予防ができているかどうかチェックするためにも、内容に設けておくといいでしょう。
(3)接客のマインドやスキルについて
接客のマインドやスキルは、受講者が一番知りたいポイントであり、研修を設ける上司や講師の方が特にお伝えしたいことなのではないでしょうか。
社内研修や新人研修では、この部分を丁寧に説明し、人材の成長に貢献していきたいですね。
<具体的なテーマ例>
- ・新しい生活様式における接遇・接客とは?
- ・実践!マスク着用でも感謝・歓迎の気持ちが伝わる表情
- ・コロナ禍でもリピーターを増やせる接客のコツ
- ・もう迷わない!コロナ禍での声がけ方法
ただし、セミナーや講演の際は、参加者の職業・職種がさまざまなこともあるでしょう。
接客業といっても、その職業・職種は多岐にわたります。
そのため、受講者の中にはホテル・旅館業界に携わっている方もいれば、営業職で働いている方がいるかもしれません。
接客のマインドやスキルについて述べるときは、どの接客業にも通ずることなのか、業界が絞られるアドバイスになるのか考えて内容に組み込むようにしましょう。
また、接客研修に限った話しではありませんが、研修の内容を決める際はゴールを設定することも重要です。ゴールのために必要なことは何か考えながら構成するとスムーズにいきますよ。
次に、接客研修を行うときの開催方法について確認しましょう。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
コロナ対策を万全に!接客研修をするときのポイント
実際に開催しようと決めたのも束の間、対面とオンラインのどちらで行うべきか開催方法について悩んでいる方も多いはず。
研修する際のポイントを、対面とオンラインの場合に分けてご紹介します。
対面で開催する場合
対面で行う場合は、感染対策を徹底して行うことが大切です。
受講者にも協力を呼びかけ、全員ができるだけ安心して過ごせるように取り組んでいきましょう。
(1)参加人数を制限する
室内の広さや感染リスクを考慮して参加人数を設けるようにしましょう。
(2)感染対策を徹底する
マスク着用・アルコール消毒・検温のほかにも、一定の距離を確保した席の配置にする、飲食禁止など感染対策を徹底することが大切です。
(3)受講者へ協力を促す
より安全に実施するためには、受講者の協力が必要不可欠です。
感染対策の協力を促すことも大切ですが、風邪の症状や発熱、倦怠感、息苦しさ等がある場合は出席を遠慮してもらうように呼びかけるのも忘れずに行いましょう。
オンラインで開催する場合
オンラインは、感染リスクがなく安心して研修を受けられる他に、遠方の方が参加しやすいというメリットがあります。
(1)開催方法を確認する
どのオンラインツールを使うのか確実に決めておく必要があります。
ツールによっては受講者にダウンロード・インストールしてもらわなくてはいけないものもあり、使い方もさまざまです。
当日慌ただしくならないようにするためにも、使用方法は念入りに確認しておきましょう。
(2)接続方法や回線のチェックする
端末の接続や回線にトラブルが発生する恐れがあるため、事前にしっかり接続のチェックを行ってから取り掛かりましょう。
(3)コミュニケーションの取り方を考える
オンラインは対面に比べて意思疎通がしにくい一面があります。
その際はツール内の機能を利用して、質問はチャットで送ってもらうなど工夫するとスムーズにコミュニケーションを取ることができますよ。
家でできるような内容であれば、できるだけオンラインを利用して実施することをおすすめします。
研修自体も行いづらい状況ですが、少しでも接客スタッフの役に立てるよう取り組んでいきたいですね。
接客研修を通してwithコロナの課題解決に努めよう!
コロナ禍における接客研修のカリキュラム内容や実施時のポイントについて解説しました。
接客の改良に努めている方が、新しい気づきや改善のヒントを得られるような研修を目指したいですね。
特に、宿泊業界はコロナ禍により大きな影響を受けた業界のひとつ。
高レベルな接客力を求められているホテル・旅館では、新しい生活様式に対応するための研修は欠かせないことでしょう。
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