就活がつらいと感じる人は多い
就活のつらさは、人によって異なります。中にはつらさを微塵も感じないという方もいることでしょう。
しかし、大半の人々は就活をつらいものだと考えているようです。
自分らしさを削ぎ落した画一的な装いを強いられ、必死に企業研究や面接の対策をし、その結果理由も分からず大量に「お祈りメール」が届く。
このような行為を内定が出るまで続けなければならないとなれば、つらさを感じるのも無理はないでしょう。
では、就活がつらいときにはどのような方法で状況を打開するべきなのでしょうか。まずは就活がつらいときの例からご紹介していきます。
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就活がつらいとき
就活がつらいと思うときの例をまとめてみました。もちろん、これからご紹介することがすべてではありませんが、以下のような状況でつらいと感じる人が多いようですよ。
何度も不採用になる
大抵の場合、不採用の理由は知らされず、ただ「あなたは選ばれなかった」という内容の通知が来るのみです。
「話を聞く限り社風と合わなそうだった」「スキルが一定水準を満たしていなかった」というように理由が明確であれば、次に活かすこともできます。
しかし、ただ落とされるばかりではそうも行きません。ましてやそれが何度も続けば、精神的に大きなダメージを受けてしまいます。
自分でもよく分からないまま、初めて話した相手に「いらない」と判断された結果が来るのですから、つらいと感じるのはむしろ当然ではないでしょうか。
周囲の友達が次々に内定をもらう
就活をしていると、どうしても周囲の人々と自分を比較してしまうもの。特に、友達が次々と内定をもらう様子をみると、より気持ちが焦ってしまいます。
今まで仲良く接していた相手に嫉妬や羨望を感じ、そんな自分に後ろめたくなり、徐々に関係がよそよそしくなる……という状況が、頻繁に発生しているのだとか。
強い繋がりのある相手だからこそ、つらさも増してしまうと考えられますよ。
お金がなくなっていく
就活にはお金がかかります。リクルートスーツや就活用の鞄など身につけるものはもちろん、遠方での就職を考えている場合は莫大な交通費がかかります。
就活が長引けば長引くほど、交通費は膨れ上がってしまいます。貯金が底を尽き、親に頼るのも心苦しく、内定も出ないとなれば、就活がつらいと感じるのは当たり前です。
多くの場合、お金がなくなると同時に心の余裕も減退していくため、就活がつらくなってしまうのでしょう。
「ザ・就活生」という格好が嫌
就活を行う際、これまでは自分好みにカスタマイズしていた見た目を、就活生として整えることを求められます。
髪を黒く染めて華美にならないよう整え、黒いリクルートスーツに身を包み、履き慣れない靴で企業に赴く。この行動がたまらなく嫌で、就活がつらいと感じるときがあるのだとか。
企業によっては「派手すぎない髪色であれば染めたまま面接に来てOK、服装も私服で構わない」というケースもありますが、まだまだ珍しいのが現状です。
中身だけでなく見た目まで就活スタイルに合わせ、それでいて個性を求められることに、嫌気がさしてしまうようです。
履歴書を書くのが苦手
志望動機や自己PRを書くのが大の苦手で、応募書類を作成する時点で心が折れてしまう人も。
「これと言って立派な志望動機は無いし、人にアピールできて仕事にも活かせるような長所も無い」という現実に直面し、気持ちが落ち込んでしまうようです。
何とか書き上げても書類選考で落ちてしまい、精神が負のスパイラルに陥ってしまう方も多いのではないでしょうか。
面接が苦痛
知らない人と話すことが、たまらなく苦痛に感じられるという人は珍しくありません。
ただの雑談でさえ苦手なのに、採用の可否をジャッジされる緊張感を伴った会話に、今すぐその場から逃げ出したくなってしまうのだそう。
また、面接の際に人格を否定されるようなことを言われ、それから面接が怖くなってしまったというケースも。
内定を得るためには面接をしなければならないという事実が、大きな壁となって立ちはだかってしまうようです。
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就活がつらいときの対処法
就活がつらいとき、対処法としてどのようなものが考えられるのでしょうか。大切なのは、追い込まれた精神を回復させること。
就活で受けたダメージを癒し、焦る気持ちを緩和させて、もう一度踏ん張るための活力を取り戻しましょう。
期間を決めて就活を休む
どうしても就活が苦痛なら、一度就活を休んでみるのも手です。「期間を決めて休む」というのが大きなポイントです。
何となく休んでしまうと、「周りの人々はこんなにも頑張っているのに自分は何をしているのか」という気分になるリスクがあるので、回復期間として日程を定めて休みましょう。
骨折をしたらある程度の期間は安静にするように、活動を一旦止めない限り、修復できないダメージは確実に存在します。
休むのは悪いことではなく適切な処置と考え、恐れずに足を止めてみてはいかがでしょうか
趣味に没頭する
趣味があるのはいいことです。
「就活をしなければならないから」と無理に趣味を切り離してしまうと、心の拠り所がなくなり追いつめられる恐れがあるので、就活中でも適度に続けるのがいいでしょう。
そして就活がつらいときは、趣味に没頭してみるのもアリです。お金がかかる趣味であれば「この趣味を続けるためにも就活を頑張ろう」というモチベーションにも繋がります。
心ゆくまで好きなことをしたら、気持ちを切り替えて再度就活に取り組みましょう。
美味しいものを食べる
美味しいものや好きな食べ物は、時に落ち込んだ精神を救います。ちょっと奮発して良いものを食べると、もう一度頑張れるような気持ちになるので不思議です。
安いものをやけ食いするよりは、普段はできないような贅沢な食事をするのがおすすめ。当然ながらお金はかかりますが、心のメンテナンス費用と考えてみてはいかがでしょうか。
運動をする
鬱屈した気持ちは、運動で発散できる場合があります。ランニングや筋トレ、バッティングセンターやボウリングなどなんでも構いません、とにかく体を動かしてみましょう。
おすすめは散歩です。肉体的にもそこまで負担はかかりませんし、気分転換にもなります。歩くほどに気持ちも落ち着いてくるので、頭の中を整理するのにも向いていますよ。
むしゃくしゃした思いを抱えている方は、ぜひ運動をしてみてください。
つらい気持ちを誰かに話す
心の内にため込んだつらい気持ちを誰にも話さず、自分一人で抱えこんでいると、人によってはいずれ爆発します。
親や友人など、近しい人に就活がつらいとこぼしてみれば、案外気持ちがすっきりするかもしれませんよ。
ただし、一人の相手に長々と、そして何度も愚痴を聞かせるのは禁物。相手にとって大きな負担にならないようバランスを考えながら、相談をしてみてはいかがでしょうか。
自力での就活がつらいときは転職エージェントを頼るのも手
自分の力だけで就活をするのがつらいときは、転職エージェントの手を借りてみてはいかがでしょうか。
応募する企業の候補出しやエントリーシート・履歴書の添削、面接対策など、あらゆる面から就職活動をサポートしてもらえますよ。
なお、宿泊業界への転職をお考えの方は、当社サービス「おもてなしHR」にご相談ください。
おもてなしHRは、ホテルや旅館に特化した就職・転職エージェントです。専任のアドバイザーが、希望条件に合ったお仕事をご紹介いたします。
就活がつらいときに一旦離れるのは悪いことではない
就活がつらくてどうしようもないと感じたときは、一度離れてみるのも就活を成功させる対策としては有効です。
無理を押して心身を追いつめ、結果的に再起不能に陥ってしまっては元も子もありません。
早い段階での内定が、必ずしも明るい社会人生活をもたらしてくれるわけではないので、焦ったり落ち込んだりする気持ちをうまくコントロールしながら就活をしてくださいね。