入湯税は市町村によって税率が違う!
鉱泉浴場を利用した人が負担する地方税を、入湯税と呼びます。
入湯税は、主に観光施設などの整備や、観光キャンペーンなどへの費用に充てられています。温泉地の景観や環境を守り、そして観光振興に役立てるための大切な税金と言って良いでしょう。
市町村によって入湯税は異なりますが、税率の標準は一日1人あたり150円です。
各市町村ごとに一日1人あたりの税率が記載されていますので、それぞれの地域をチェックしてみてくださいね。
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市町村別!日帰り客と宿泊客の入湯税の違い
入湯税の税率の標準は一日1人あたり150円と紹介しましたが、実際はどのような税率となっているのでしょうか?
いくつか市町村の例を挙げますので、日帰り客と宿泊客の入湯税を比較してみましょう。
このように各市町村ごとの税率は、それぞれ異なることが分かりますね。
福岡市や野沢温泉村のように宿泊客と日帰り客の税率に違いがない地域があれば、二本松市のように日帰り客は入湯税が免除されることもあります。
ただし、日帰り客と宿泊客の入湯税を比べると、日帰り客のほうが安くなっている市町村は多いようです。一度、自分が住んでいる地域の入湯税を調べてみても良いかもしれませんね。
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〈自炊客&日帰り客〉入湯税の比較
日帰り客と宿泊客の入湯税を市町村ごとに比較しましたが、日帰り客と自炊客において税率の違いはあるでしょうか?
最近では民泊など、自炊用の質素な施設での入湯客も増えてきており、「自炊プラン」を用意する旅館もあるようです。
各市町村ではどのような税率となっているのか、日帰り客と自炊客の入湯税を比較していきましょう。
自炊客の入湯税は、日帰り客のものと変わらない地域がほとんどですね。
しかし、那須塩原市のように「宿泊客」「自炊客」「日帰り客」とでは税率がそれぞれ異なる地域もありますので、一概には言えないでしょう。
温泉旅行をしたい地域の入湯税ルールは調べておこう!
日帰り客と宿泊客とでは入湯税に違いが見られる場合や、そうでない場合があります。自炊客と日帰り客の入湯税を比較してみても、税率が市町村ごとに異なることは明確です。
より詳しく知りたい方は、各市町村ごとの入湯税をチェックしてみてください。温泉旅行をしたい地域のホームページを見れば、入湯税に関する情報がすぐに分かりますよ。