朝が弱い・起きるのが苦手だから仕事が辛い……
朝にスッキリと目覚め、出勤準備ができる方がいる一方で、なかなかベッド出られない、二度寝・三度寝を繰り返し、いつも準備がバタバタ……という方も多いのではないでしょうか。
もちろん、朝の強さ・弱さと体質には密接な関係があります。しかし、朝が弱いことを自覚しながら早起きができないということがあるのなら、体質以外にも原因があるかもしれません。
朝、なかなか起きられない原因や、早く起きられる身体づくりのポイントをご紹介しますので、ぜひご自身の生活・睡眠と向き合ってみてください。
宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。
宿泊業界での職務経験はありますか?
朝が弱い原因は「自分自身」か「仕事」にある
朝が弱くなる原因は、大きく分けて2つ。ひとつは原因が「自分自身」にある場合、もうひとつは「仕事」にある場合です。細かくみていきましょう。
食事をとる時間が遅い
夕食は、眠りにつく3時間前までにとるのが良いと言われています。しかし、帰宅時間が遅ければ、食後から睡眠までに、3時間も空けることは難しいものですよね。
3時間経たずに眠りにつくと、本来身体を休めるために使われるエネルギーが、消化吸収のために使われ、睡眠の質が低下しやすくなります。その結果、朝なかなか起きられないという事態を引き起こしてしまうのです。
眠りにつく時間が遅い
帰宅後の息抜きをするのは大切なこと。しかし、あまりにも休憩時間が長かったり、家事や趣味に没頭してしまえば、充分な睡眠時間を確保できません。デスクワークが中心で身体に疲労が溜まらず、眠りにつくまで時間がかかるという方もいることでしょう。
睡眠不足であれば、朝スッキリと起きること難しくなるのは言うまでもありません。
休日の生活リズムが崩れている
生活リズムの乱れもまた、朝が弱くなる一因となります。
休みだからといって、積極的に夜更かしをしてはいないでしょうか。休みの前日にお酒を飲み、気付けば起床がお昼すぎ…なんてことがテンプレート化している方も、注意が必要ですよ。
身体に疲労が溜まっている
睡眠だけでは疲れが取れないほどの疲労の蓄積も、朝スッキリと起きられない原因になり得ます。特に、肉体労働をする仕事に就いているのであれば、その可能性は高いかもしれません。
強いストレスを抱えている
眠りたくても眠ることができない。俗に言う不眠症は、睡眠不足の代表格ですよね。
思うように眠ることができない日が続くのであれば、精神に相当なストレスを抱え込んでしまっているのでしょう。身に覚えのない方は、仕事のプレッシャー、職場での人間関係、プライベートの人間関係など、思い当たる節がないかを今一度考えてみてください。
低血圧など体質の問題
低血圧も、朝が弱くなってしまう原因のひとつです。頻繁にめまいや立ちくらみがあるのなら、朝が弱いのは体質のせいかもしれません。
ただし、酸素が脳に届くまで時間がかかる=起床困難という考えがある一方、起き上がるタイミングのめまい・立ちくらみへの恐怖心や、自律神経の乱れの方が影響が大きい、という考えもあります。
また、気付かぬうちに心の病・うつ病が発症してしまっている可能性もあります。ですので、低血圧だからと起きられない自分を正当化したり、反対に現状を諦めて放置してしまうのはあまり良い判断とは言えないでしょう。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
朝が弱い人がスッキリ目覚めて仕事に向かうためには?
では、何を行えば朝の弱さが改善に向かうのでしょうか。良質な睡眠をとるための、5つのポイントをご紹介します。
布団に入る=眠ることを意識する
眠る前に、スマホでSNSをチェックしたり、ゲームをするという方も多いはず。夢中になり、睡眠時間が短くなってしまいがち、という方も多いのではないでしょうか。
そんな方はまず、「ベッドは眠るために入る」という意識づけから行うようにしましょう。スマホ・タブレットが出すブルーライトは、睡眠の質を低下させるとも言われていますので、眠る直前の電子機器の使用は極力控えることも、あわせて意識してくださいね。
睡眠環境を整える
ベッド・枕などの寝具を変えただけで、ぐっすり眠ることができるようになったという方は大勢います。睡眠時間を長くとっても改善が見られないのであれば、寝具を変えてみるのも良いかもしれません。
その他、アロマを焚く、安眠用BGMを流す、遮光性の高すぎないカーテンで朝日を取り入れる、なども睡眠の質の向上に期待が持てるのでおすすめです。
自分に合った生活リズムを掴む
生活リズムや睡眠時間の長さは、人によって適切なものが異なります。ですので、生活リズムが安定していないという方は、自分自身にぴったりのリズムを探すところから始めてみてはいかがでしょうか。
仕事の日・休みの日、それぞれスッキリ目覚められた時間を意識して生活を送ることができれば、きっと目覚めも良くなるはずです。
適度な運動を心がける
日中、身体への疲労が少ないことが原因で、なかなか寝付けないという方もいることでしょう。そんな方は、生活に運動を取り入れることをおすすめします。
適度に身体が疲れていれば、眠りにつくまでの時間は必然的に短くなりますよね。仕事に支障がない程度の筋トレ・ストレッチや、通退勤時に歩く時間を増やすなど、できるところから取り入れてみてはいかがでしょうか。
出社時間の遅い職場へ転職する
「どうしても朝早く起きることができない…」というのなら、出社時間が生活リズムに合っていないのかもしれません。
9時より前であれば、一般よりも早い出社時間となりますので、どうしても朝早い時間に身体が馴染まないというのであれば、10時出社の企業や、フレックスタイム制を導入している企業への転職を検討してもよいでしょう。
しかし、朝が弱い自覚がありながら、なかなか起きられないというのであれば、体質や気合だけではどうにもならないストレスが心身にかかっている疑いが高まります。
原因を突き止めて排除できれば、無理なく起きられるようになる可能性も考えられますので、まずはストレスの特定に努めましょう。
朝が弱い・苦手な原因が仕事にあるなら転職も視野に
早朝出勤は、誰でも眠いもの。しかし、自分自身の行動が原因で朝起きられず、仕事にも支障が出てしまっている、ということがあれば社会人として気持ちを一心すべきなのかもしれません。
対策が打てる原因は、改善へ向けてひとつずつ行動を変えていきましょう。
ただし、いくら気を付けても朝が起きられない、というのは少々危険な状態です。体質はもちろん関係ありますが、心身ともにストレスが溜まっている可能性も高いので、程度にストレスの発散を行ったり、ストレスの原因排除に努めましょう。
ストレスの原因が仕事・職場にある、という方は転職を検討するのもひとつの手です。当サイト「おもてなしHR」は、ホテル・旅館に特化した転職サポートを行っています。登録・利用料は一切かかりませんので、悩んでいる方はぜひ気軽に頼ってくださいね。