観光業の将来性を考えてみよう
2020年12月現在、観光業は新型コロナウイルスの流行によって大きな打撃を受けています。
観光業で働くことが夢だったという人でも、この状況下での就職に不安を感じているのではないでしょうか。観光業のこれまでの動向を振り返り、業界の将来性を考えてみましょう。
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これまでの観光業の動向
2019年まで、日本の観光業界は非常に好調でした。ニューツーリズムの流行、格安航空の就航、新幹線の新たな開通、観光立国推進基本法の施行といった複数の要因が重なり、不景気が続く日本経済の中で、観光産業は好景気だったのです。
また、東京オリンピックの特需も期待され、都市部にはたくさんのホテル・旅館が新規オープン。観光業界のみならず、建築業や不動産業も潤いましたよね。
外国人観光客の急増による観光公害などの課題点もありましたが、各観光地で多言語化や、ICTを活用したインバウンド化が進み、新たな時代を迎えたムードが高まっていました。
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これからの観光業に将来性はあるのか
東京オリンピックの開催を目前に控えて日本の観光業界に弾みがついていた2019年の春先、状況は一変します。誰もが知る通り、新型コロナウイルスの世界的な流行による影響です。
新型コロナウイルスが蔓延する世の中となってから、観光業の景気は一気に冷え込みました。
特にインバウンド集客に注力していた観光施設のダメージは深刻です。入国制限によって海外の人が自由に日本に遊びに来られなくなったためです。新型コロナウイルスの騒動が完全に落ち着くまでは、インバウンド集客は期待できないかもしれません。
しかし、それでも観光の需要が社会から消えることはないはず。「新型コロナウイルス収束後にやりたいことは何ですか?」と聞かれたら「旅行!」と答える人がとても多いのです。
また、コロナ禍の真っ只中である今は、国内旅行に注目が集まっています。GOTOキャンペーンの実施や一時停止などで動揺はあるものの、近場でリフレッシュしたいという需要が少なからずあります。
3密の回避や清潔を保つ取り組みを徹底し、上手にアピールすることで国内旅行者の集客の見込みはあるでしょう。
観光業はこれまでも、災害やイベントなどの影響を受け、浮き沈みを繰り返しながら成長を遂げてきた業界です。今回の波は非常に大きなものですが、決して将来性が無い業界ではありません。
ただし、現状として観光業界を中心に多数の失業者が出ているのは事実です。観光業にこれから就職するのであれば、将来にどんなビジョンを持った企業なのかをよくリサーチすることが必要ですね。
また、万が一の事態に備え、働きながら他社でも通用するスキルを磨き続けることも大切です。
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なお、観光業に分類される職種や観光業が持つ役割については以下の記事でまとめて紹介しています。