ホテルのバレーサービスとは?
ホテルの仕事について調べている中で、バレーサービスという仕事を目にしたことがある方もいるかもしれません。
バレーサービスは、高級ホテルで受け持っていることが多い業務です。
しかし、日本においてバレーサービスが浸透しているホテルは、それほど多くはありません。
ハイクラスの外資系ホテルを中心としておこなわれており、日系ホテルでは最近取り入れられるようになりました。
では、次の項目からバレーサービスの仕事内容について、詳しく見ていきましょう。
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ホテルのバレーサービス:仕事内容
バレーサービスの仕事は、まずホテルに車で訪れたお客様をお出迎えし、エントランスで車の鍵を預かります。そのまま、スタッフが駐車場まで運転して駐車することが、基本的な流れです。
また、お客様が車で外出・お帰りになる際、お客様の車を駐車場から出庫し、ホテルのエントランスまで用意します。
ホテルによっては、ドアマンやベルスタッフなどがバレーサービスの仕事を担うことがあったり、深夜帯はフロントスタッフが対応したりすることもあるようです。
ちなみに、バレーサービスは別料金の場合もありますが、駐車料金に含まれていることがほとんどです。
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ホテルのバレーサービス:車を預かるときの注意点
ホテルのバレーサービスを担うスタッフは、お客様の車を預かる際に注意しておきたい点があります。
お客様の車を預かる大事な仕事ですので、ポイントを事前にチェックしていきましょう。
記憶力を鍛える
ホテルのバレーサービスは、お預かりするお客様の車のナンバーだけでなく、お客様の顔・名前も覚えなければなりません。
記憶力があることで素早い対応につながり、サービス力に直結します。
迅速に対応する
お客様が外出する際には、ミスなく、迅速にエントランスまで車を用意する必要があります。
待たせることなく対応することが、お客様の印象に残るサービスにつながるのではないでしょうか。
運転技術を磨く
バレーサービスをおこなう上で、左ハンドルや大型の外車などの高級車を駐車する機会もあるでしょう。
慣れない運転であっても、物損事故を避けるために運転技術を磨き上げることが不可欠です。
現に、海外のホテルでは、バレーサービス係がお客様の車をコンクリート壁に激突させ、多額の損害額を生じさせてしまうケースもあったようです。
ベテランのスタッフでしたが、雨で車寄せが滑りやすくなっており、ハンドルを制御できずに物損事故を起こしてしまったのだとか。
運転技術を磨くことはもちろん、悪天候時は細心の注意をはらわなければなりません。
ホテルのバレーサービスは英語が必要?
ホテルのバレーサービススタッフは、海外のお客様ともコミュニケーションを取らなければならないこともあります。
身につけておくべき必要最低限の英語を紹介しますので、習得しておきましょう。
Would you like me to park(put) your car in the car park ?
車を駐車場にお入れしましょうか?
Is this all your baggage ?
お荷物はこれで全部ですか?
I will return this to the front desk.
(車のキーを預かってから)フロントにお届けします。
”park(put) your car”で「駐車場に車を入れる」と表現できます。
「駐車場」はアメリカ英語では”a parking lot”、イギリス英語では”a car park”ですが、どちらを使用しても問題はありません。
ビジネスの場では、極力イギリス英語のほうが好ましいとされています。
また、「~しましょうか?」の”Would you like me to~?”も覚えておきましょう。
バレーサービススタッフでも、ホテル館内外について尋ねられることが多いため、施設に関する英単語を押さえておくと役に立つかもしれません。
運転が好き!ホテルのバレーサービスに転職するなら
ホテルのバレーサービスは、車好きの方にはピッタリの仕事です。実際、「お客様のものでも、スポーツカーに乗るときはワクワクしました」と述べるスタッフもいます。
しかし、バレーサービスを提供しているホテルはさほど多くありません。
そのため、求人数自体も少なく、ホテルのバレーサービス係になるためには、根気強く求人を探す必要があります。
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