接客業は「目配り・気配り・心配り」が要!
接客は「目配り・気配り・心配り」という3つの配慮が大切です。
接客の態度は、スタッフだけでなくお店の印象を一変させることもあります。
では、お客様はどのような接客を受けたときに「嬉しかった」と感じるのでしょうか。
接客時にお客様が感動したエピソードと併せて、従業員の心を温めたお客様の気配りも紹介します。
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【事例】接客で感動した従業員の気配り
お客様に喜んでもらえるような接客をすることは、お客様の心に残るだけでなく、働くスタッフにも良い影響を与えます。
お客様が従業員の気配りに感動した例を見ていきましょう。
名前を覚えていてくれた
覚えてもらおうと接したわけではないのに、再び来店した際に「〇〇さん。ご来店お待ちしておりました」と挨拶されて嬉しかったと言います。
名前を覚えてもらえているというだけでも、親近感がわきますよね。
他にも、予約席に予約名を記載したお品書きがあったり、来店ボードに名前の記載があったり、ちょっとした気配りがお客様の心を動かすのかもしれません。
席を変えてくれた
冷暖房で体調を崩しやすい方に「お席を変えましょうか?」と声をかけたり、ブランケットを差し出したり、気を配ってくれた従業員もいたようです。
また、隣の席が騒がしく、居心地の悪さを感じていたお客様に、従業員が店内の空き状況を確認して「向こうのお席に移動されますか?」と機転を利かせてくれたというエピソードもありました。
支払い時に恥をかかせないでくれた
支払い時、たまたま手元にお金が無かったり、お財布が見当たらなかったりして、後に待たせているお客様を気にして焦った経験がある方もいるのではないでしょうか?
その際に「ゆっくりで大丈夫ですよ」と笑顔で声をかけてくれたことに安堵したお客様もいます。
すぐに隣のレジを開けて、応援を呼んでくれた従業員もいたようですよ。
食事を割り切れる数に調整してくれた
奇数の人数で食事に出かけた際、人数を見て配慮してくれたお店に感動したという話が多く見受けられます。
人数分に切り分けてくれたり、2つで1セットの商品を「1本ずつの値段で人数分お出ししましょうか?」と声をかけてくれたり、お客様が困らないように気配りしてくれたことが感じられると嬉しいですよね。
帰り際に使い捨てカイロを渡してくれた
肌寒い季節、帰り際に使い捨てのカイロを渡してくれたことに感動を覚えたお客様もいます。
たとえ接客のマニュアルにあったとしても、退店時まで気配りが行き届いていることが感じられると、感銘を受ける方は多いのかもしれません。
紙袋が雨に濡れないようにカバーしてくれた
傘をさしても、家や車までの距離が近くても、どうしても雨に濡れてしまうことがありますよね。
そこで、せっかくの商品が雨で濡れないように、従業員がカバーをしてくれたようです。
また、雨天時に来店したとき、タオルやおしぼりを提供してくれたり、折りたたみ傘を乾かし畳んでおいてくれたりといったエピソードもあります。
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【事例】接客で感動したお客様の気配り
続いて、お客様からかけてもらえた言葉で、従業員が嬉しかったと感じたエピソードを紹介します。
ありがとうと笑顔で言われた
接客の質が高いとされる日本。
マナーがある接客は、当たり前とされる風潮があります。
しかし、いざ直接お客様から「ありがとう」と笑顔で言われると、改めて嬉しいと感じるものです。
お客様から冗談を言ってもらえた
お客様と会話が弾むと気持ちが良いと述べる従業員は多いです。
冗談を言い合えるぐらいにコミュニケーションが取れたときは、お客様との距離感が縮まった感覚があり、より嬉しさを感じるのだとか。
従業員も楽しく仕事ができることで、双方に良い影響が与えられるのではないでしょうか。
笑顔が素敵と言われた
本人の自覚の有無にかかわらず、お客様に良い印象を与えられるのが笑顔です。
お客様から「笑顔がすてきね」「楽しい時間を過ごせた」などと声をかけてもらえたことが嬉しかった、と感じる従業員もいました。
言葉遣いがきれいと言われた
言葉遣いを褒められて自信がついたという方は少なくないようです。
丁寧な言葉遣いを日常的に意識している方であれば、努力が認められたようで、より一層やりがいを感じられるのではないでしょうか。
「ここの〇〇は好き」と言われた
「ここの商品が好きで……」「ここのお店が好き!」というように、自分が働くお店に対してお褒めの言葉をいただけたことが嬉しかったという従業員もいます。
普段から、お店や商品に対して意識を向けていなければ嬉しいとは感じにくいでしょう。
そのため、このような声がけに感動を覚える従業員がいるということは、その企業の従業員のレベルが高いとも言えます。
おもてなしの最高峰!ホテルマンの接客事例を見てみよう
ホテルマンの接客は、最高峰のおもてなしとも言われています。
ホテルマンの気配りによって、お客様の心が温まったエピソードを見ていきましょう。
名前を呼んでもらえた
ホテルマンはお客様のチェックイン前に、当日のお客様の予約状況を確認します。
中には、お客様が過去に来店した経験があるかチェックするホテルもあるようです。
「従業員とお客様という立場とはいえ、ここまで気を配ってもらえたのは初めて」と、感動を覚えるお客様がいるのも頷けますね。
周辺の観光地を教えてくれた
ビジネスマンの方やぶらり旅をしている観光客は、周辺地に対する知識が豊富ではありません。
「おすすめのレストランはある?」「夜遅くまでやってる居酒屋はある?」というような質問を投げかけてくるお客様も少なくはないようです。
そのようなときに、フロントスタッフが丁寧に対応してくれると、ホテルに対する印象がアップしますよね。
部屋をグレードアップしてくれた
ホテルでは、内部事情により部屋をグレードアップするサービスをおこなっていることも少なくありません。
常連の方でも新規の方でも、無償でグレードアップしてもらえたときは、どこか得した気分になるものです。
差し入れをくれた
部屋に備わっている茶菓子やコーヒーなどとは別に、お風呂上がりや外出から戻ったタイミングに差し入れをするホテルもあるようです。
個々に合わせて提供するタイミングを図ったり、差し入れの物を変えたりする気配りに感動したというお客様もいます。
子供への対応が手厚かった
小さいお子様がいる場合、慣れない環境に対応するまで時間がかかったり時には泣き出してしまったり、両親ともにお手上げになることもあるでしょう。
そのようなときに、お子様を気遣って声をかけてくれたりおもちゃを用意してくれたりと、配慮した行動に感動したというエピソードが多く見受けられました。
心温まる気配り。接客の仕事をお探しの方は
接客時の気配りについて、いくつか事例を紹介しました。
お客様と従業員、双方が気持ちの良い時間を過ごせるように、お互いに配慮することが大切です。
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