札幌市の宿泊業の現状と動向を解説!中心部の再開発による影響はある?

日本最北の政令指定都市である北海道・札幌市。都会でありながら、豊かな自然を楽しめる地域でもあります。観光スポットや季節ごとのイベントも多いため、国内外からたくさんの観光客が訪れる地域です。今回は、札幌市の宿泊業の現状と動向、宿泊施設が集中するエリアなどを解説します。また、宿泊業が再開発による影響を受けているのかどうかも確認しておきましょう。

目次

    札幌市の宿泊業の現状

    北海道唯一の政令指定都市である札幌市には、札幌市時計台や大通公園などの観光スポットが多いため、市内各地にホテルや旅館がたくさんあります。

     

    札幌市の有効求人倍率も、厚生労働省が2023年4月に公表したデータによると宿泊業が含まれるサービス業は2.61倍となっていました。

     

    数値が大きいほど求人がたくさん出ているということになるため、札幌市の場合はサービス業を中心とした求人が多いことがわかります。

     

    同じデータで北海道全体のサービス業の有効求人倍率を確認してみると、北海道全体だと2.3倍となっていました。

     

    このことから、北海道内のほかの地域よりも、札幌市内で宿泊業界の就職先を探すのは比較的容易といえるかもしれません。

    札幌市を含む北海道の宿泊業の給与事情

    厚生労働省が発表した賃金構造基本統計調査を基に、2022年度の宿泊業の所定内給与を確認しておきましょう。

     

    企業規模 男性 女性
    10~99人 25.7万円 19.1万円
    100~999人 27.9万円 21.4万円
    1000人以上 26万円 19.5万円

     

    賃金構造基本統計調査は都道府県ごとに発表されているため、上記は北海道全体のデータとなります。

     

    あくまで平均値のため、実際は上記の金額よりも高い給与を支給している可能性もあります。

     

    札幌市内で宿泊業界の仕事を探す場合は、各宿泊施設の求人情報をしっかりと確認したほうがよいでしょう。

     

     

    出典:雇用情勢さっぽろ/厚生労働省

    出典:令和4年賃金構造基本統計調査/政府統計の総合窓口(e-Stat)

     

    札幌市の宿泊業の動向

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    札幌市の宿泊業の動向に関してですが、ここ数年は新型コロナウイルスの流行もあり、旅行需要が激減していました。

     

    ホテルや旅館などの宿泊施設は休業を余儀なくされ、経営が立ち行かなくなった施設に関してはそのまま倒産してしまうケースもあったといいます。

     

    しかし、2022年度になると、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの外出自粛要請が解除されはじめ、徐々に国内の観光客が増加し始めます。

     

    また、同年秋には外国人旅行者の入国規制も段階的に緩和されたため、少しずつですが、外国人観光客も増えてきました。

     

    これには、さっぽろ雪まつりがリアル開催されたこと、全国旅行支援による効果などが影響しているのでしょう。

     

    観光客数はコロナ禍以前までの数字には戻っていないものの、少しずつ札幌を訪れる観光客が戻ってきているということがうかがえます。

     

    出典:2022年度の来札観光客数の状況について/札幌市

    宿泊施設の開業と閉館が目立つ札幌市

    市内中心部のあちこちで再開発が進む札幌市では、宿泊施設の開業と閉館が顕著です。ここでは、札幌市の宿泊施設の状況を確認しておきましょう。

    ホテルの開業ラッシュが相次ぐ

    札幌市では、ハイグレードホテルや外資系ホテルの建設が相次いでいます。これには、2030年度末に開業予定の北海道新幹線の札幌延伸が影響しているようです。

     

    現在、北海道函館市に隣接する北斗市までしかつながっていない北海道新幹線が、札幌市までつながることで、集客を見込める可能性が高まっているからだそう。

     

    札幌駅北口、すすきの、狸小路、中島公園などのエリアを中心に2023年以降、続々とホテルが開業する予定です。

    歴史ある老舗ホテルの閉館が目立つ

    ホテルの開業ラッシュがささやかれる一方で、開業から数十年以上経つ歴史ある老舗ホテルは軒並み閉館している状況が目立ちます。

     

    これには建物自体が老朽化しているという背景もありますが、建築資材の高騰などによる影響を受けて改装費用を確保できず、そのまま営業終了を決意するなどの理由もあるようです。

    札幌市の宿泊施設が集中するエリア

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    札幌市内には、いくつか宿泊施設が集中するエリアがあります。ここでは、主にどのエリアに宿泊施設が立地しているのかを確認しておきましょう。

    札幌駅エリア

    札幌駅は、札幌市北区に位置するエリアです。新千歳空港駅につながるJR札幌駅があるほか、市営地下鉄のさっぽろ駅もあるため、市内にある観光スポットにもアクセスしやすいのが魅力。駅が近いこともあり、周辺にはシティホテルが多いです。

    大通エリア

    大通は、札幌市中央区に位置するエリアです。長さ約1.5kmにも及ぶ大通公園があり、YOSAKOIソーラン祭りやさっぽろ雪まつりなど、さまざまなイベントのメイン会場として知られています。オフィスビルが多く、ビジネス利用で訪れる人も多いため、この辺りにはビジネスホテルが多いです。

    すすきのエリア

    すすきのは、札幌市中央区に位置するエリアです。北海道最大の歓楽街のため、夜間や明け方まで営業する居酒屋やバー、クラブなどのお店が数多く立ち並んでいます。ビジネスホテルからシティホテルまで、さまざまなホテルが立地しているのが特徴です。

    中島公園エリア

    中島公園は、札幌市中央区に位置するエリアです。札幌中心部にありながら、豊かな自然に囲まれているため、都会のオアシスと評されることも多いです。この辺りも、すすきのと同様にビジネスホテルやシティホテルなどが多く立地しています。

    定山渓エリア

    定山渓は、札幌市南区に位置するエリアです。定山渓温泉という温泉地があるため、北海道内でも人気の観光スポットとして知られており、年間約120万人が宿泊しに訪れるそうです。そのため、このエリアには温泉を満喫できるホテルや旅館が多く立ち並んでいます

    再開発が進む札幌市のホテルで宿泊業に挑戦しよう

    再開発が進む札幌市中心部では、新たなホテルの開業が相次いでいます。これらのホテルでは開業に合わせ、求人募集を行い始めているので、オープニングスタッフとして活躍できる可能性もあります。

     

    宿泊業はフロントスタッフや清掃スタッフ、調理スタッフなどあらゆる働き方ができるので、興味のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

     

    なお、おもてなしHRでは、札幌市内の宿泊業の仕事を豊富に取り扱っています。宿泊業で働きたいとお考えの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

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