表情がかたい理由とは?
「表情がかたいね、緊張してる?」
「感情を表に出さないから威圧感が……」
「最初は少し話しかけづらかったです」
印象付けにおいて「表情」というのは重要なポイントです。心の中の感情を伝えるツールでもあり、表情を豊かにするだけで周りの自分に対するイメージが、がらっと変わることも。
では、表情がかたいと感じるのは、何が原因なのでしょうか?
表情がかたい理由について、いくつか見ていきましょう。
表情筋の衰え
表情がかたい理由のひとつに、表情筋が固まっているという物理的な背景があります。
日本人は、外国の方と比べて表情が静かな傾向にあり、筋肉を動かさないがゆえに表情が出にくくなっているのです。
実際、外国の方と接したり、テレビで見かけたりしたとき「表情が豊かだな」と思ったことがある方は多いのではないでしょうか?
習慣的に顔の筋肉を動かすようにすることで、徐々に自然と豊かな表情をつくれるようになるかもしれませんね。
人と話すことに緊張する
人前に立って発表するときや、いざ本番を前にしたとき、緊張で全身が強張ってしまうのはよくあることです。
また、日常会話やビジネス会話など、単に人と対面しただけで変に緊張してしまう方もいるでしょう。
緊張することが悪いわけではありません。しかし、その緊張から表情がかたくなり、怖い印象を与えてしまっていることもあるのです。
どこかにコンプレックスを抱いていたり、自信がなかったりすると、それが緊張のもとになってしまうのだとか。
いかにリラックスして話す・聞くか、自分なりに工夫することが大切です。
物事に興味や関心がない
心が動かなければ、表情もかたくなるもの。
物事にそもそも興味・関心がない、苦手な人がいる、など素直な気持ちが表に出てしまっているのでしょう。
コミュニケーション自体をあまり取りたくないと思っている方も少なくはないかもしれません。
意図的に物事に対して疑問を持つようにしてみたり、おもしろみは何か探ってみたりすることで、興味や関心が湧いてくることもあるようです。
また、無理に感情を抑え込む必要はありませんが、嫌な気持ちを全面に出して、トラブルを引き起こしてしまわないように気を付けてくださいね。
疲れている・余裕がない
心身に疲労がたまっていたり、時間に追われて余裕がなかったりすると、表情にまで気を配れず、無意識に顔がかたくなってしまいます。
疲労や焦りは、気分にも影響を及ぼすもの。
ピリピリしてしまうと、周りにもその雰囲気が伝ぱしてしまいます。
健康維持を意識したり余裕を持って行動したりと対策を取って、悪いストレスを抱えないように心がけましょう。
特に、寝不足や食生活の乱れからくる疲労に注意してくださいね。
気持ちが沈んでいる
気持ちが沈んでいると、周りに気を遣うのが難しくなりますよね。
笑おうとしても気持ち的に引っかかる部分があるため、表情がひきつってしまうでしょう。
落ち込んでいるときに「笑顔で明るく!」と言われても、なかなかできないものです。
まずは気持ちの切り替えを優先することが大切ではないでしょうか?
上の空になっている
仕事や勉強、人間関係、お金、家族……。
日々生活していると、さまざまな悩みや心配、不安が押し寄せてくる日があります。
そのようなときは、何をしても上の空で作業にも身が入りません。
ぼーっとしたり、表情が動かなかったりすることで、周りから「感情が表に出ない人だな」と思われる原因に。
人それぞれ難しい事情があるものですが、一歩ずつ解決の糸口を見つけられるように試行錯誤することが大切でしょう。
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「表情がかたい」を克服!やわらげる方法
表情がかたい方は、やわらげられるよう改善に努めていきましょう。
表情をやわらげる方法について紹介します。
鏡を見ながら笑顔の練習をする
コミュニケーションにおいて「笑顔」は大事な表情です。
自分を客観視し、どのくらい表情をやわらげると印象が明るくなるのか、鏡で確かめてみると効果的です。
たった1日2日で自然と理想の笑顔を出すのは難しいですが、意識して継続することで段々と表情がやわらぐはず。
営業に務めていた方で、「笑顔が魅力的な芸能人の写真をスマホの待ち受けにし、笑顔を心がけるようにしていた」という方もいます。
上記のように、自分なりに工夫を施すことでより良い効果を得られるかもしれませんね。
表情筋のトレーニングをする
「笑いすぎて顔が痛い」といった経験はありませんか?
運動不足の方が身体を鍛え始めると筋肉痛が起きるように、表情筋も普段動かしていないと、大きく動かしたときに引きつって痛みがはしることがあるのです。
表情筋のトレーニングをすることで、表情がやわらぐだけでなく、シワの予防・改善も期待できるのだとか。
目をゆっくり動かして眼輪筋を鍛えたり、舌回しやアイウエオ体操で顔全体の筋肉を満遍なく動かしたりと、物理的にやわらげていきましょう。
コミュニケーションの苦手意識を克服する
前の項目でも触れていますが、人と対面するときに緊張してしまう方は「相手からどう思われるか」を意識しすぎなところがあるようです。
良い意味で「人は意外と他人に興味がない」と言われているように、相手はあまり自分のことを気にしていないかもしれません。そのため、過度に相手の考えを気にする必要はないでしょう。
もちろん、考え無しに発言して良いわけではありませんので、バランスが大事です。
また、世の中には多種多様な人たちがいます。相性の良し悪しがあるので、うまく話せない・考えが合わないということがあっても、自分をとがめる必要はありません。
コミュニケーションは「話す」だけではないので、話すことが苦手なら、まずは相手の話を聞くことに集中してみるのはいかがでしょうか。
無理に克服せずともOKですが、自分のペースで少しずつ意識を変えていくことも大切ですよ。
悪いストレスはこまめに発散!
表情をやわらかくするためには、まずは自分の気持ちを晴れやかにすることがポイントです。
食事・睡眠・運動といった体づくりはもちろん、心のモヤモヤを解消することが健やかな気持ちを育むことにつながります。
楽しいことを考えたり、いったん忘れて趣味に没頭してみたり、心身ともにリフレッシュできる方法を探してみてください。
不安・悩み・心配などはどうしても付きまとってくるもので、必ずしも悪い感情ではありません。何事も「しすぎ」に注意してバランス良く体調を維持しましょう。
また、他人と比べたり限界を知ろうとしたりすると、「無理をしている」と気づかないことがあるので気を付けてくださいね。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
表情をやわらげるメリット
表情をやわらげるメリットには、以下のような利点があります。
- ・コミュニケーションが取りやすくなる
- ・好印象を抱いてもらえる
- ・自然と周りがやわらかい雰囲気になる
- ・面接や接客の第一印象が良くなる
- ・穏やかな気持ちになる
やはり、やわらかい表情というのは周りに温かい印象を与えられるように感じられます。
接客や営業の仕事、求職活動時の面接などでは、表情の豊かさ次第でお客様・面接官の考えが左右され、良い結果を生み出すことにつながるかもしれません。
また、思いっきり笑えば明るい気持ちになり、悲しいときは我慢せずに泣くと、気持ちをスッキリさせられます。
心のバランスを保つことにもつながるので、うまく感情を表情にのせることも大切ですよ。
表情をやわらげて接客の印象UP!ホテルの転職は「おもてなしHR」
表情がかたいと、相手に「分かりにくい」「近づきにくい」などという印象を与えてしまいます。
特に接客や営業といった仕事では、表情の豊かさは企業の売上にもつながる重要なポイント。
盲点になりがちですが、笑っている場合でないときにへらへらしてしまうと、逆に相手を怒らせてしまうのでTPOは意識してくださいね。
また、就職や転職をお考えの方で、
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