和食ソムリエとは？試験概要や対策法、いかせる職業などを徹底解説！

和食に関する資格は多岐に渡りますが、その中の1つに和食ソムリエという資格があります。和食ソムリエとは和食の基礎が身についていることを証明する資格で、さまざまな場面でいかすことが可能です。当記事では、和食ソムリエの基本情報や試験対策、いかせる仕事などを紹介します。資格取得をお考えの方はお役立てください。

和食ソムリエとは

和食ソムリエとは、和食の基本的な知識・スキルを有していることを認定する資格です。

日本安全食料料理協会（JSFCA）が運営しており、だしの種類や調理器具の種類など、和食に関するノウハウを有していることが証明されます。

以前までは和食エキスパートという名称でしたが、現在は和食ソムリエに変更されているようです。

資格を取得した後は、職場や自宅でいかせることはもちろん、スクールで講師として活動することもできます。

素材の味をいかしつつ、見た目の美しさを忘れない和食料理。

国内だけでなく海外からの注目も集めていることで、和食に関わる仕事の需要は高く維持され続けるでしょう。

では、本記事を通して和食ソムリエの試験について詳しく見ていきましょう！

出典：和食ソムリエ®資格認定試験/日本安全食料料理協会【JSFCA】

和食ソムリエの試験概要

和食ソムリエは、和食に関する知識がない方でも比較的受験しやすく、資格取得を目指す中できちんと料理のノウハウを学べます。

せっかく日本という地で過ごしてきたのですから、日本の伝統である和食を楽しまなくてはもったいないですよね。

まずは、和食ソムリエの試験概要について紹介します。

試験内容

和食ソムリエでは主に以下のような内容を問われます。

上記については公式サイトにて公表されていますが、具体的な試験内容は明らかにされていません。

出汁の種類や取り方、使用する器具の種類など、和食に関する基礎的な知識を押さえておきましょう。

その他情報

受験資格	特になし
受験料	10000円（消費税込み）
申込方法	インターネットからの申し込み
受験方法	在宅受験
合格基準	70％以上で合格
試験日程	・2023年6月実施（試験期間：2023年6月20日～25日） ・2023年8月実施（試験期間：2023年8月20日～25日） ・2023年10月実施（試験期間：2023年10月20日～25日） ※2023年6月時点の情報

和食ソムリエの難易度・対策方法

和食ソムリエの難易度はさほど高くありません。資格の中では普通レベルに該当し、未経験でも資格を取得した方もいるようです。

しかし、和食ソムリエに特化したテキストや教材の販売はありません。

過去問や試験範囲も公開されていないため、対策しづらいと感じる方は多いでしょう。

和食に詳しい方であれば独学でも合格は可能ですが、知識・技術が特にない方は、協会が指定している認定講座の受講を検討してみてください。

学習期間や受講料はコースによって異なりますが、和食の基礎から応用まで学べるため、その分自信をもって試験に臨めるはずですよ。

和食ソムリエの受験メリット

和食ソムリエの受験メリットには、次のようなものがあります。

和食の本格的な知識やスキルを習得することで、就職・転職活動で優位に立てるかもしれません。

中でも、飲食店やホテル・旅館などでは重宝される強みでしょう。

和食は奥が深く、多くの方を魅了している料理です。

和食を好む方々を満足させるためにも、和食ソムリエを通してスキルアップを目指していきたいですね。

和食ソムリエの資格をいかせる仕事4選！

この項目では、和食ソムリエの資格をいかせる仕事を4つ紹介します。

日本料理インストラクター

日本料理インストラクターは、料理教室や専門学校などで和食を作る講師として活躍しています。

多様な知識・技術が求められる和食について、適切な理解に導くことが仕事です。

和食を作る手順だけでなく、和食が持つ歴史のすばらしさといった背景なども教えていかなければなりません。

和食の魅力や伝統を伝えていきたいと考えられる方であれば、和食ソムリエの仕事が向いていると言えるでしょう。

食品メーカー

食品メーカーでは、商品の企画や研究、開発、製造、販売などの業務に携わります。試作を繰り返しながらお客様のニーズに応えられる商品を作り出していかなければなりません。

和食に関する食品を扱っている企業では、和のジャンルでの知識・経験を持っている方を歓迎している傾向にあります。

そのため、和食ソムリエで学んだことをいかせるのではないでしょうか。

多くの方においしさを提供し、より豊かな食文化を築いていきたい方にはうってつけな仕事です。

料亭

料亭とは、和食を提供する高級料理店です。

料亭では、調理スタッフだけでなく接客・配膳スタッフにも和食の知識が求められます。

お客様を出迎え、和食を提供するという基本的な仕事ですが、高級料理店であることから一般の接客業よりもさらに上の対応を心がけなければなりません。

メニューに関する質問・疑問に対して迅速に応えられる力や、和食の魅力を言葉で伝えられる力は、料亭では重要なスキルです。

和食ソムリエで得た知識をいかして、料亭の優秀なスタッフとして活躍してみてはいかがでしょうか。

ホテル・旅館

ホテル・旅館の調理師やレストランサービススタッフとして活躍するという道もあります。

日本特有の宿泊施設である旅館はもちろん、和食を取り扱うレストランを兼ね備えているホテルでも資格をいかせるでしょう。

ホテルや旅館は、地域ならではの食材をいかした料理を提供していたり、特別な調理方法で作っていたりすることも多いです。

ホテル・旅館だからこそ学べる和食の知識があるかもしれませんね。

和食ソムリエに合格して就職・転職にいかそう

和食は2013年12月にユネスコの無形文化遺産に登録されたこともあり（参考：「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されています/農林水産省）、世界中から注目を集めている日本文化です。
和食ソムリエを通してスキルアップを目指し、料理人やサービススタッフとして活躍してみてはいかがでしょうか。

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ぜひご活用くださいね。