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ホテルや旅館の施設管理で実用的な「危険物取扱者」の資格。試験内容や取得方法

ホテルや旅館などの宿泊施設では、ボイラーの燃料として重油などを大量に保管している場合、危険物取扱者の有資格者を必ず置かなければならないことが法令で定められています。今回は、宿泊業界で活かすことができる「危険物取扱者」資格について、試験の内容、取得方法などをご紹介します。

危険物取扱者はどのような資格?

iStock.com/anandaBGD

 

宿泊施設などで活かすことができる「危険物取扱者」とはどのような資格なのでしょうか。資格概要や試験内容についてご紹介します。

 

資格概要

危険物取扱者とは、重油などの危険物を取り扱い、保安の監督ができる資格で、一定数を超える危険物を貯蔵する施設には有資格者を必ず置かなければならないと法律で定められています。国家資格にあたりますが、試験は一般財団法人消防試験研究センターによって実施されています。ホテルや旅館などの宿泊施設では、浴場の湯を沸かすボイラーの燃料として重油などを使うことが多く、危険物取扱者の資格を持つ人が必要です。危険物取扱者には大きく分けて甲種、乙種、丙種があり、更に取り扱う危険物によって細かく分類されています。宿泊業界で実用的な資格は乙種4類と言われており、ボイラー設備などの燃料に使われるガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油類などの引火性液体を扱うことができます。

 

試験内容

試験はマークシート式の筆記問題で、実技試験はありません。試験時間は甲種が2時間30分、乙種が2時間、丙種が1時間15分です。甲種と乙種の試験内容は、危険物に関する法令、物理学及び化学、危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法など、3つの科目から出題されます。丙種は物理学や化学の科目がなく、燃焼及び消火に関する基礎知識が試験科目に加わります。科目ごとの成績がそれぞれ60%以上で合格です。

 

受験資格

危険物取扱者の乙種と丙種は誰でも受験することができます。甲種を取得するには、乙種の免許取得後2年以上の実務経験を積むことや、大学等において化学に関する学科などを修めて卒業することなどの条件があります。

 

危険物取扱者の資格取得方法

iStock.com/SlobodanMiljevic

 

危険物取扱者の試験への対策方法や、申し込みから取得までの流れについてご紹介します。

 

試験対策の方法

市販の試験対策用のテキストを使って独学で勉強する方法や、通信講座を利用する方法があります。一般財団法人全国危険物安全協会では、資格試験に関するさまざまな教材を出版しており、試験対策の講習会を受講することができます。

 

申し込みから取得までの流れ

危険物取扱者の試験は年間を通じて各都道府県で実施されており、公式HPから日程を確認することができます。受験案内や願書は、各都道府県の消防本部などで配布されており、受付期間内に郵送かインターネットで申し込むと、受験票が届きます。危険物取扱者の試験手数料は甲種が6500円、乙種が4500円、丙種が3600円です。試験後、結果は郵送で届き、公式HPからも確認することができます。合格後は免状交付の申請をし、交付を受けて資格取得となります。

 

危険物取扱者が活かせる職種

iStock.com/nimis69

 

宿泊業界では危険物取扱者の資格は必ず必要とされるため、採用の場面で有利と言えます。危険物取扱者の資格を活かすことができる職種にはどのようなものがあるのでしょうか。宿泊業界に関連する職種を中心にご紹介します。

 

ホテルの施設管理

ホテルの施設管理の業務では、ボイラーの燃料として重油などの危険物を扱うため、危険物取扱者の資格があると採用に有利でしょう。大規模なホテルでは施設管理の業務を分担して行う場合が多いですが、シティホテルやビジネスホテルなど小規模宿泊施設の場合は点検やメンテナンス業務を一人で担当することもあり、資格が必須となることもあります。仕事内容は、管理の運営体制や施設の規模によって大きく変わるため、就職先を選ぶ際は業務内容をよく確認しておくと安心です。

 

旅館の営繕

旅館業では、施設設備の点検や修繕を担当する営繕という職種があります。旅館には、客室などへのお湯の供給や温泉の加温などにつかうボイラー設備があり、営繕はボイラーの点検やメンテナンスを担当します。温泉は旅館の看板となるため、設備が正常に稼働しているかなどの点検業務は、旅館の経営にも影響する重要な仕事です。旅館の規模によっては、営繕の仕事だけでなく施設の清掃や接客を担う場合もあるため、採用の際には業務内容を確認するようにしましょう。

 

警備員

宿泊施設の規模にもよりますが、ホテルや旅館には施設やお客様の安全を守る業務を担う警備員を配置しているところもあります。警備員として働く際に危険物取扱者の資格があると、警備員としての対応力を高めることができるでしょう。警備担当が危険物取扱者の資格を有していれば、施設管理や営繕担当者がいない場合でも、さまざまなシーンで的確に対応できるはずです。

 

危険物取扱者を取得して専門性を高めよう

iStock.com/LivingImages

 

宿泊業において、危険物取扱者は営業していくために必ず必要な資格であり、資格を活かして施設管理や営繕として活躍することができます。危険物取扱者にはさまざまな分類があるため、扱える危険物の区分が希望の職種に合うかどうか事前に確認しておくとよいでしょう。危険物取扱者を取得し専門性を高め、宿泊施設の現場で資格を活かすことができるとよいですね。

 

 

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