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おもてなしの視野を広げるユニバーサルマナー検定。内容や資格取得方法

東京2020オリンピック、パラリンピック競技大会を契機に、国内では誰もが住みやすく暮らしやすい共生社会の実現に向けての気運が高まっています。宿泊業界においてもバリアフリーに対する知識と技能を持つ人材が求められています。今回は、ユニバーサルマナー検定の資格はどのようなものかについてご紹介します。

ユニバーサルマナー検定はどのような資格?

iStock.com/tongpatong

 

ユニバーサルマナーとは、高齢者や障害者、性別や年齢、国籍など多様な人々に向き合うためのマインドとアクションのことを指します。ユニバーサルマナー検定の概要やカリキュラムの内容についてご紹介します。

 

資格の概要

ユニバーサルマナー検定は、さまざまなハンディを抱える人へのサポート方法を学ぶ場として、ユニバーサルマナー協会が運営しています。障害のある当事者がカリキュラムを監修しており、”自分とは違う誰かの視点に立ち、行動する人を育てる”(日本ユニバーサルマナー協会公式HPより引用)ことを目的とした検定です。多様な人の心理状況やコミュニケーションの取り方を知り、どのように行動に移せばよいのかを考え、実際に行動するきっかけを与える貴重な学びの場となっています。

 

資格の種類は3級と2級があり、3級は講座を受講するのみで資格を取得でき、2級は講座を受講後、試験に合格すると資格を取得できます。これまでホテル、ブライダル、飲食などサービス業界の方を中心に、経営者の方から学生、主婦の方など合わせて6万人以上が受講しており、仕事や日常生活など幅広い場面で活かされいます。

 

3級のカリキュラム

3級取得講座は、2時間の座学講座で「ユニバーサルマナーとは」「どんな人がどんなことに困っているのか」「代表的なお声がけ方法」など、多様な人と接するための基本的マナーが学べる内容となっています。理解をより深めるため、講義を振り返るグループワークが行われます。

 

2級のカリキュラム

2級取得講座は、講義が70分、実技研修が150分で、受講当日に試験を受けます。2級では、より詳しいサポート方法について学び、視覚、聴覚などさまざまな障害のある人の心理状況や、相手に合わせてコミュニケーションを取る方法を身に付けます。実技研修では、実際に車いすを使って操作方法を習得します。試験は選択式の筆記試験で、試験時間は30分です。100点満点中70点以上採ることで合格となります。

 

ユニバーサルマナー検定の資格取得方法

iStock.com/Suradech14

 

ユニバーサルマナー検定は誰でも受けることができますが、ステップアップ形式のため2級取得の前に3級を取得しておくことが条件とされています。申し込みから資格取得までの流れを詳しくご紹介します。

 

公式HPで試験の開催日程を確認し、メールフォームから申し込みます。3級は受講料が5000円で、受講当日に認定証を受け取ることができます。2級は受講料と受験料込みで1万5000円となっており、受講後に検定試験を受けて合格すると認定証が後日郵送で届きます。ユニバーサルマナー検定2級は3年に1度の更新制度があり、更新料として3240円必要となります。

 

ユニバーサルマナー検定が活かせる職種

iStock.com/itakayuki

 

多様な人々が訪れるホテルや旅館において、ユニバーサルマナー検定で得た知識や技能は、温かいおもてなしをする上で大いに役立ちます。ユニバーサルマナーを活かせる宿泊業の職種についてご紹介します。

 

コンシェルジュ

コンシェルジュはお客様のご要望を伺い、どのようにすれば喜んでいただけるかを考えてお客様に提案する立場から、高度な接客スキルが求められます。ユニバーサルマナー検定では、多様な人々の特徴や心理状況を心得た上で、ケースバイケースの適切なサポート方法を身に付けることができるので、きめ細やかなおもてなしをすることができます。また、レストランや客室係のスタッフなどにも、どのようにサポートしたらよいかを教えることができ、ホテル全体のサービスの質を向上する上でも役立つでしょう。

 

ブライダルプランナー、介添人

ホテルで結婚式を挙げるお客様の中には、障害のある方や妊娠中の方など多様な方がいます。結婚式においてお客様と会場スタッフをつなげる役割を果たすブライダルプランナーや介添人は、それぞれのお客様に合わせた提案やサポートを考え、結婚式が最高の思い出となるよう支えることが重要です。ユニバーサルマナー検定での学びは、お客様がどのようなことを不安に感じているか、お客様の心理を理解することに役立てることができ、一人ひとりに合ったサービスの提供に活かせるでしょう。

 

仲居、女将

旅館ならではの家庭的なサービスを実践する仲居や女将は、ユニバーサルマナー検定で幅広い視点を学ぶことにより、さまざまなお客様へのおもてなしに活かすことができます。女将は、全体を指揮する立場であることから、お客様に合った部屋タイプや料理を提供するなど、配慮の行き届いたおもてなしができます。仲居は、直接お客様をおもてなしする立場として、車いすの押し方などを心得ていることで、温かな気配りを感じてもらえることでしょう。

 

お客様の多様性に対応するおもてなしを身に付けよう

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サポートを必要とする人は高齢者や障害者以外にも、外国人やベビーカー利用者などさまざまです。多様性を増す現代社会ではあるものの、対応するハード面やソフト面は追いついていないのが現状です。設備を整えるのは難しいかもしれませんが、自分自身の心掛けを変えることはできます。困っているときに、滞在先で温かな気配りを受けたらどんなに嬉しいことでしょう。ユニバーサルマナー検定で学んだことを大いに活用し、困っている方々の視点に立って、温かなおもてなしができるとよいですね

 

 

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