自己PRでパソコンスキルをアピールするには?
パソコンスキルが求められる仕事と言えば、TI業界や事務職などをイメージする人が多いのではないでしょうか。しかし現代では、職種にかかわらずパソコンで仕事をすることが当たり前。例えばサービス業では、顧客情報の記録や在庫管理にパソコンを使うことがあります。
パソコンスキルがある人はぜひ、就職・転職でアピールしたいところですが、どのような伝え方が効果的なのでしょうか。自己PRの例文と併せて見ていきましょう。
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【自己PR】パソコンスキルをアピールするポイント3選
「パソコンスキルをしっかりアピールしよう!」と意気込んでも、コツをつかんでいなければ的外れになってしまうかもしれません。以下のポイントを押さえて、適切にアピールしてくださいね。
企業が求めるスキルを理解する
求人票を見ていると、応募条件や歓迎条件の中に「基本的なPCスキルのある方」などと書かれていることがよくあります。
ここで言う「基本的なPCスキル」とは、「電源を入れられる」「インターネットで検索できる」といったレベルではありません。
ビジネス文書の作成や表計算、プレゼン資料の作成などが問題なくできるレベルを指すことが一般的。また、「画像・動画編集ソフトが使える方」という場合も、仕事で通用するクオリティの作品を作れるレベルを指していると考えられます。
まずは、企業が求めるスキルレベルを理解することが重要。もし「スキルが足りない!」と感じるのであれば、勉強してから転職にチャレンジすることも検討してくださいね。
具体的に伝える
「パソコンの基本操作はできます!」「仕事に支障がない程度には操作できます!」といった伝え方では曖昧で、どのようなことができるのか伝わりません。
パソコンスキルをアピールする時は、具体的に伝えることが重要。具体的に伝えるためには、パソコンを使って行った業務の内容や期間の長さ、持っている資格などを説明すると良いでしょう。
応募先の業界を考慮する
パソコンスキルがあることは転職・就職で有利に働く要素ですが、業界によっては他にもっと重視されるスキルがあります。
事務や経理などの仕事に応募するなら、パソコンスキルを前面に押し出しても良いでしょう。しかし、営業職やサービス業では「これまでの実績」や「おもてなしに対する考え方」といったことが重視されるのではないでしょうか。
このような業界へ転職するのであれば、重視されると考えられるスキルを強くアピールした上で、プラスαの特技としてパソコンスキルをアピールするのがおすすめです。
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【自己PR】パソコンスキルのアピール例文
上記のポイントをふまえて、パソコンスキルをアピールできる自己PRの例文を見ていきましょう。
事務職への転職
「私は商業高校在学中に2級と、日本語ワープロ検定準1級を取得しました。卒業後は○○商事に入社し、事務職員として〇年間働いています。
入社後も業務効率化のためにパソコンスキルを磨き続け、フロントオフィスのスタッフから『あなたに頼むのがいちばん早くてミスが少ない』と言ってもらえるようになりました。
身につけたスピード感と正確性をいかし、御社の業務に貢献したいと考えております。」
営業職への転職
「私は現在、テレフォンアポインターとしてひかり回線の契約を取得する仕事に従事しています。
電話だけのやり取りでサービスの利点を伝え、契約に結びつけることに最初は苦労を感じましたが、『まずお客様の話をよく聞いて今の状況を把握する』という点に注意を向けるようにしたところ、適切な提案ができるようになり、センターでトップ5の成績を収めることができました。
また、素早いタイピングが得意で通話後の後処理時間が短いため、効率的にアポイントを取れることも私の強みです。」
サービス業への転職
「私は現在、○○モバイルの営業事務として働いています。営業スタッフからあずかった契約書類をもとにパソコン入力し、開通を完了させるという業務を担当しています。
私のモットーは『お客様の待ち時間を1秒でも短くすること』です。お客様を待たせないことも、重要なホスピタリティの一部であると考えているためです。
効率的に作業が進む入力手順を研究し、実行したところ平均で3分、開通までの時間を短縮することができました。営業事務の仕事では、『仕事の先にいるお客様の存在』を意識することの重要性を学べたと自負しています。この学びをいかし、御社のサービスに貢献したいと考えています。」
パソコンスキルは効果的にアピールしよう
パソコンスキルは、書類選考や面接で披露することができない能力です。高いスキルを持っていても、採用担当者に伝わらなければ有利に働かないもの。今回の記事を参考に、上手なアピール方法を考えてみてくださいね!