高卒でも給料が高い仕事はある?
高卒で就職すると、給料が低くなる傾向にあると言われることがあります。
高卒と大卒で別々の給料が設定されている求人を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
厚生労働省が調査した「令和5年賃金構造基本統計調査」の資料では、高卒者の給料について以下のように発表されています。
【高卒者の給料(年齢計)】
月28万1900円
【高卒者の給料(年齢別)】
~19歳:月19万1500円
20歳~:月21万6000円〜24万700円
30歳~:月25万8500円〜27万6800円
※すべて男女計。
高卒以外を最終学歴とする場合の給料は下記の通りです。
【学歴別の給料(年齢計)】
専門大卒:月30万200円
高専・短大卒:月29万7400円
大卒:月36万9400円
院卒:月47万6700円
※すべて男女計
高卒の場合の調査結果と比較すると、高卒以上のほうが給料が高いことが分かります。
しかし、専門大卒や大卒だからといって、必ずしもキャリアが充実しているとは限りません。また、高卒だからスキルが不足しているということもありません。
高卒の方が給料が低い傾向にあるのは確かですが、企業選びや業界選びのポイントをおさえれば、高卒でも給料が高い仕事に就ける可能性は十分あります。
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高卒で給料が高い企業の特徴は?
大卒などと比較すると給料が低い傾向にあるのは確かですが、高卒でも給料が高い仕事に就くことは可能です。しかし、高い給料の仕事に就くには、企業選びが重要です。高卒でも高給与が狙える企業の特徴を紹介します。
学歴よりもスキルや経験を重視している
学歴よりもスキルや経験を重視している企業は少なくありません。
大学で専門的な知識を学習しなくても、独自でスキルを磨いたり知識を身につけたりすることは可能です。スキルや知識があることの証明として資格を取得することもできるでしょう。
また、中途採用を行う企業の中には、十分な社会人経験がある人材を求めている場合があります。
高卒で新卒入社すると18歳で社会人になります。大卒で新卒入社する場合と比較すると、社会人経験に4年程の差がでます。
高卒から働きだしたほうが社会人経験の年数は長くなり、経験値が高いと評価されることもあるでしょう。
成果主義である
成果主義の企業では、個人の成果に応じて給料が支払われます。仕事の成果や業績が評価の基準となり、それに応じて報酬が決定されるのです。
そのため、高卒であっても自らの努力や成果に応じて高い給料が得られるチャンスがあります。
そのような企業を選べば、大卒よりも高い給料の仕事に就ける可能性はあるでしょう。
需要が高い
需要が高い業界や職種は人材不足になりやすく、高待遇で求人が募集される傾向があります。
特定の専門知識やスキルが求められる分野では、需要が高まると共に給与水準が上昇することがあります。
需要が高い業界や職種に求められる知識やスキルを習得すれば、学歴に関係なく給料が支払われることもあるでしょう、
高卒であっても高給与が期待できる可能性は少なくありません。
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高卒でも給料が高い業界は?
ここからは、高卒でも高い給料が得られる場合が多い業界を紹介します。前項で紹介した企業の特徴と併せて仕事選びをすると、高卒でも給料が高い仕事に就ける可能性が高まるはずです。
IT業界
IT業界は実力主義である業界の1つです。学歴関係なく応募可能であることも多く、高卒でも就職可能な仕事先と言えるでしょう。また、需要が高いことで給料が高い傾向にあります。
スキルや知識があれば、エンジニアやプログラマーなど、技術・知識が必要な職業に就くことも不可能ではありません。
IT企業はポテンシャル採用を行っていることが多く、成長意欲や学習意欲がある人材であれば、高卒でも入社は可能でしょう。
そのように入社した場合、入社直後の給料は低くても、努力次第で高卒でも高給与が得られるかもしれません。
IT業界は給料が高い傾向にありますが、需要が高いことで1人1人の仕事量が多いため「好き」でなければ続けるのは難しいという意見もあります。この点は留意しておきましょう。
建設業界
建設業界は求人数が豊富で未経験OKな募集も多いので、高卒の方でも就職しやすいかもしれません。
若い人材は現場仕事に携わることが多いようですが、経験を積むことで、管理職や専門職へのキャリアアップを目指せる職場もあります。
また、建設業界でいかせる国家資格はさまざまあり、資格保有者が優遇されることは少なくありません。
受験資格に学歴が問われない場合も多くあるため、経験を積みながら難易度の高い資格の取得を目指してみるものよいでしょう。
製造業界
工場などの製造業界の求人には、高卒でも応募できるものが多数あります。
中でも、三交代という働き方を採用している工場であれば、深夜に働くことがある分、夜勤手当がついて給料が高くなります。
高卒でも、高い給料が得られるでしょう。ライン作業と呼ばれる仕事であれば、未経験でも作業可能なケースもあるため、社会人経験が少ない高卒の方でも挑戦しやすいでしょう。
長く働き続けることでライン長やリーダーといったポジションに就くこともできるかもしれません。働き始めは思ったような給料ではないかもしれませんが、将来的に給料が上がる可能性はあるでしょう。
宿泊業界
ホテルや旅館などの宿泊業界の採用では、学歴よりも人柄が重視される傾向があります。
実際に、高卒でも応募が可能な求人は多数あります。
ホテルや旅館は、しばしば給料が低いと言われますが、好条件を用意している求人もあります。
また、中途採用と行う宿泊施設の求人には、学歴は問わず、業界経験を必須とするものが少なくありません。
実際、ホテル・旅館の求人を取り扱う当サイト「おもてなしHR」には、「高卒以上・正社員・月給25万円〜」という求人も掲載されています。
なお、高卒でホテルや旅館への就職・転職を検討されている方は「おもてなしHR」にご相談ください。学歴ではなく、経験やポテンシャルを重視する求人を紹介させていただきます。
高卒で給料を上げるには?
高卒でも給料が高い仕事を探すことも重要ですが、就職後に給料を上げることも考えてみましょう。入社直後は給料が低くても、自身の努力などによって給料アップを狙うこともできるはずです。学歴に関わらず、給料を上げる方法について紹介します。
昇給/賞与の制度が整った就職先を選ぶ
基本となる給料が高い仕事を選ぶことのほかに、昇給や賞与の制度が整っている会社を選ぶことも重要です。
定期的な昇給や賞与が制度としてあれば、実績や勤務態度の評価によって給料が上がる可能性は高まります。
長く働き続けて自身の価値を高めることが大切でしょう。
経験を積んで昇進を目指す
高卒であっても、経験を積むことで昇進を目指すことは可能です。
優れた業績を挙げたり専門性の高い知識をつけたりして、職場での信頼を築くことができれば、給料が上がる可能性は十分にあります。
経験によって培われた技術や知識があれば、学歴を問わず評価されるものです。
入社後の評価は、学歴よりも貢献度の高さの方が優先されるものです。長く働き続けて自身の価値を高めることが大切でしょう。
スキルアップする
高卒で給料を上げるためには、継続的なスキルアップが欠かせません。
専門的な知識を深めたり資格を取得したりすれば、自身の市場価値を高めることができるため、給料が上がったり条件のよいポジションに就くことができたりする可能性が高まるでしょう。
また、資格を取得することで手当が支給されたり、学習意欲の高さが評価されたりすることもあります。
業界や職種に適したスキルを磨けば、学歴は大きな問題ではないでしょう。
転職する
給与水準が高い職場や、キャリアの成長が見込める職場に移ることで、給料を上げることができます。
転職を検討する際には、自身のスキルや経験、興味関心に合った職場を選び、給与や福利厚生、キャリアパスなどを比較することが大切です。
また、転職にあたっては、適切なタイミングや準備が重要です。
自分の市場価値を正確に把握することで、高卒でも給料が高い仕事に就く可能性を高めることができます。
なお、高卒で給料が高い仕事を探しているという方には、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントは、希望条件に合った求人の紹介や書類作成のサポート、面接対策をしてくれる転職支援のサービスです。
初めての転職で不安があったり、理想の求人が見つからなかったりする場合に、心強いサポートを受けられるでしょう。
もし、宿泊業界への転職をお考えの場合は「おもてなしHR」にご相談ください。宿泊業界は高卒でも応募可能な求人が多い業界です。豊富な求人の中から、給料が高い求人を紹介させていただきます。
高卒でも応募できる給料が高い仕事を探している方は「おもてなしHR」へ
「高卒でも給料が高い仕事がしたい!」という方は、求職活動をサポートしてくれる転職エージェントを頼ってみましょう。
給料や福利厚生といった部分は、企業へ聞きづらいと感じることもありますよね。
転職エージェントは、そのようなことも自分の代わりに企業に問い合わせてくれるため、待遇面に関する疑問があっても簡単に解決できます。
入社後のミスマッチ防止にもつながりますので、検討してみてください。
また、ホテルや旅館の求人をお探しであれば、当サービス「おもてなしHR」にご相談ください。